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猫の発情期の特徴は?時期や対処法を獣医師が解説!

公開日:2023.10.20 最終更新日:2023.10.19

お外がポカポカ陽気になる頃、ネコちゃんが子供の泣き声のような大声で鳴きはじめ、外の様子を気にするようになったという経験はありませんか?
それは「発情期」かもしれません。
ここでは、発情期の特徴や対処法について紹介します。

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猫の発情期が始まる年齢は?

猫の発情期が始まる年齢は?

発情期が始まる年齢には個体差があります。

雌はおよそ生後6か月を過ぎた頃にはじめての発情を迎えますが、生後4か月頃から発情することもあります。

雄は生後7か月~9か月を迎えると、性的に成熟した状態になります。

 

猫が発情する季節

ネコちゃんは「長日繁殖動物」といって、雌は日照時間が長くなると発情します。

暖かい季節の方が子育てをしやすいためと考えられ、外で生活しているネコちゃんではこの特徴が顕著です。

一年中、照明のもとで生活している室内飼育のネコちゃんでは、季節に関係なく発情がおとずれることもあります。

雄は発情している雌が近くにいることで発情するため、明確なタイミングは決まっていません。

 

発情期にみられる行動

発情期にみられる行動

個体差があるためすべてのネコちゃんが同じ行動をとるわけではありませんが、発情期特有の行動には以下のようなものがあります。

 

雌の場合

  • お腹を床につけてお尻を高く持ち上げる
  • 自分のにおいをつけるために顔や体を擦り付ける
  • 転がり回る
  • 自分の居場所を知らせるために大きな声で鳴く
  • トイレ以外の場所にマーキングをする
  • 食欲がなくなる、落ち着きがなくなる、甘えん坊になる
  •  

    雄の場合

  • トイレ以外の場所にマーキングをする
  • 雌を探すために外に出たがる
  • 雌の鳴き声に反応して大きな声で鳴く
  • 興奮しやすくなる、攻撃的になる、猫同士のケンカが増える
  •  

    猫の発情期の困った行動の対処法

    猫の発情期の困った行動の対処法

    マーキングや大きな鳴き声は、飼い主さまにとっては「問題行動」のため悩まれる方も多いのではないでしょうか。

    本能的な行動なので完全に抑えることは難しいですが、対処法を考えてみましょう。

     

    困った行動1-大きな鳴き声

    大きな鳴き声はご近所トラブルにつながることもあるので、しっかり対処しましょう。

    防音シートや防音効果のあるカーテンの設置、ネコちゃんの活動スペースを制限しましょう。

    夜によく鳴くようであれば、昼間にたくさん遊んで疲れさせるのも良いかもしれません。

     

    困った行動2-スプレー行動

    スプレー行動とは、ネコちゃんが濃いおしっこをかける行為を指し、縄張りをアピールするマーキング行為の一種です。

    決まった場所にスプレー行動をする場合は、その場所にペットシーツや防水シートを貼り、物理的にその場所に近づけないようにしましょう。

    また、においが残らないようにしっかり掃除をすることも効果的です。

     

    困った行動3-外に出たがる

    近くに発情しているネコちゃんがいると、鳴き声や気配に反応して外に出たがることがあります。

    普段から脱走癖のあるネコちゃんは特に注意が必要です。

    カーテンや目隠しシートで窓を覆う、窓際にベッドやキャットタワーがあれば移動させるなどの工夫をして、なるべく外が見えないようにしましょう。

    窓を開ける際には必ず網戸を閉めて、玄関を開けるときにはネコちゃんが脱走を狙っていないか確認しましょう。

     

    困った行動4-攻撃的になる

    特に雄では、発情中に縄張り意識が強くなり攻撃的になることがあります。

    普段は仲の良いネコちゃん同士でもケンカをしてしまうことがあるので、気を付けておきましょう。

    必要であれば、生活空間やごはんの時間を分けると良いかもしれません。

     

    NGな対処法

    NGな対処法

    間違った対処をしてしまうと、問題行動が増強されてしまう場合があります。

     

    叱る・大きな声で驚かせる

    発情行動は本能なので、叱ったり、大声を出したりしてもネコちゃんには伝わりません。

    飼い主さまとの信頼関係を損ねてしまい、ストレスからさらに問題行動が目立つようになる可能性があります。

    問題行動に対して「できない」環境をつくることがポイントです。

     

    マタタビを与える

    マタタビは一時的に気を紛らわせることはできるかもしれませんが、ネコちゃんによってはまったく反応を示さない子もいます。

    反対に、反応が強く出すぎてしまう危険性もあります。

    発情期はマタタビを与えることは控え、安全なおもちゃや遊びでネコちゃんの気を紛らわせてあげるようにしましょう。

     

    避妊・去勢手術はしたほうが良い?

    避妊・去勢手術はしたほうが良い?

    発情期のお悩みを解決する手段の一つが、避妊・去勢手術です。

    メリットも多いですがデメリットもあるので、家族やかかりつけの獣医師と十分に相談し、ネコちゃんのためになる決断ができると良いですね。

     

    メリット

    スプレー行動や鳴き声などの、発情行動を抑制できる可能性があります。

    食欲不振などの不調の改善や、性格が穏やかになることなども期待できます。

    雄の場合は、強烈なおしっこのにおいを抑えることができます。

    ネコちゃん自身も、発情中に他の雄・雌に出会えないストレスが軽減できます。

    雌の場合は、早期に避妊手術をすることで、乳腺腫瘍の発生率を下げることができます。

    ネコちゃんの乳腺腫瘍は悪性も多いので、病気を予防できるという点でも手術には大きなメリットがあります。

     

    デメリット

    繁殖ができなくなること、麻酔のリスクがあること、手術後に太りやすくなることなどがあげられます。

     

    まとめ

    飼い主さまにとって、ネコちゃんのマーキングや鳴き声などは悩ましいことですが、それぞれの行動には意味があります。

    問題行動に悩んでいる場合は、避妊・去勢手術を検討すると同時に、正しい対処を心がけましょう。

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