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猫にパンを与えてはいけない?猫がパンを食べたがるときの対処法

公開日:2023.03.10 最終更新日:2023.04.27

最近はパンブームともいわれ、毎日食卓にパンが並ぶというご家庭も多いのではないでしょうか?
猫と一緒に暮らしている方は、猫がパンを食べても大丈夫なのか、気になるところだと思います。
ここでは猫にパンを与えることのリスクや、与えるときの注意点などをお伝えしたいと思います。

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猫にパンを与えても良い?

猫にパンを与えても良い?

猫が中毒を起こしてしまう食材の入ったパンは、たとえ少量であっても与えてはいけません。

猫と人では必要としている栄養も異なりますし、人の食べものは私たちにとってはちょうど良くても、猫にとっては塩分や糖分、カロリーが過剰になってしまう場合もあります。

基本的に猫は総合栄養食といわれるキャットフードだけで十分な栄養がとれるので、あらゆるリスクを避けるためにも、人の食べものは与えないように心がけましょう。

 

猫にパンを与えてはいけない理由

猫にパンを与えてはいけない理由

では、猫にパンを与えてはいけない具体的な理由を見ていきましょう。

 

消化不良を起こしてしまう

猫は本来、完全な肉食動物です。主なエネルギー源はタンパク質や脂質であり、それらの消化を得意とする体を持っています。

パンなどの炭水化物を消化するための酵素は少なく、食べ過ぎると消化不良を起こして下痢をしてしまう可能性があります。

また、パンを膨らませるためのイースト菌が猫のお腹の中でガスを発生させて、便秘になってしまうこともあります。

 

塩分や糖分が過剰に含まれている

人の体にとってはたいした量ではなくても、猫にとっては多すぎる塩分や糖分が含まれているパンもあります。

過剰な塩分は腎臓に負担がかかってしまうので、特に慢性腎臓病を持っている猫には与えないようにしましょう。

糖分が多く、カロリーの高いパンを定期的に与えていると、肥満の原因につながります。

 

アレルギーを引き起こす可能性

猫に一番多い食物アレルギーは牛肉だといわれていますが、パンに含まれる小麦などもアレルギーを引き起こす可能性があります。

どんな食べものでも、はじめて口にするときは少量で与え、その後の体調変化に十分気を配るようにしましょう。

食物アレルギーでは、軟便や下痢などの消化器症状だけではなく、皮膚に赤みやかゆみがみられることがあります。

 

猫はパンが好き?食べたがるのはなぜ?

猫はパンが好き?食べたがるのはなぜ?

猫も人と同じように、舌の表面にある味蕾(みらい)によって味を感じとっています。

猫の味蕾(みらい)の数は人の10分の1程度しかないといわれており、味覚は人と比べると鈍感なようです。

特に甘味に関しては、ほとんど感じないとされています。

 

嗅覚は人よりもはるかに発達しているため、美味しい食べものかどうかは、においで判断します。

肉食動物である猫は脂肪分を好むともいわれているので、良いにおいのするパンや、パンに塗ったバターやクリームなどの脂肪分に反応して食べたがることがあるかもしれません。

 

猫がパンを食べたがるときの対処

うちの子はパンが大好きという場合は、猫にとって危険な食材が含まれていないプレーンのパンを、指先くらいのサイズにして少しだけ与えましょう。

ジャムやバターはつけずに、特別なご褒美やおやつとして与える程度であれば、体調に影響が出ることは少ないかと思います。

また、猫用に材料を調整してつくられたパンをあげることで、過剰な塩分や糖分の摂取を避けることができるかもしれません。

ただし、健康な猫に限ります。

持病があり治療を受けている、療法食を食べている場合は、かかりつけの獣医さんに確認するようにしましょう。

 

○○入りのパンに要注意!

猫に与えてはいけないパン

総菜パンや菓子パンの中には、絶対に猫に与えてはいけないパンもあります。

 

チョコレート入りのパン

チョコレートのカカオに含まれるテオブロミンやカフェインなどの成分は、猫が摂取すると中毒を起こすと知られています。

下痢や嘔吐、震え、落ち着きがなくなるといった症状だけではなく、重度の場合はけいれんや呼吸困難を引き起こして命に関わることもあります。

チョコレートだけではなく、ココアパウダーなどにもカカオが含まれているため、固形のチョコレートが使われていなくても注意しましょう。

 

玉ねぎなどネギ類入りのパン

玉ねぎなどのネギ類に含まれるアリルプロピルジスルフィドという成分も、猫にとっては危険です。

アリルプロピルジスルフィドは赤血球を壊して、「溶血性貧血」という状態を引き起こしてしまいます。

貧血によって粘膜が青白くなる、黄疸が出る、血色素尿とよばれる赤いおしっこが出ることがあります。

アリルプロピルジスルフィドは加熱しても壊れないので、玉ねぎにも注意しましょう。

 

レーズン入りのパン

はっきりとした中毒量や症状は確認されていませんが、ブドウはワンちゃんの場合、腎障害を引き起こします。

猫にも同様のことが起こる可能性があるので、ブドウやレーズン入りのパンは与えない方が安全です。

 

猫が誤ってパンを食べないための対策

猫が誤ってパンを食べないための対策

猫が誤ってパンを食べないように、飼い主さまがしっかりと対策をしてあげる必要があります。

 

手の届くところにパンを置かない

猫の好奇心と身体能力があれば、自分の手の届く場所に放置してあるものは取ってくださいといわれているようなものです。

猫に食べてほしくないものだけではなく、触るとケガをしてしまうような危険なものも、キッチンにはたくさんあるかと思います。

猫がキッチンに入ることを防げるような扉や柵があれば一番良いですが、難しい場合は猫が絶対に開けられない棚などに危険なものを収納するようにしましょう。

 

人の食べものは与えないようにする

飼い主さまがごはんを食べているときに、おすそわけをしてしまうと、人の食べものに興味を持ってしまいますし、異物誤飲の危険性も高くなります。

食卓に上らせないようにして、猫にはキャットフードや、猫用のおやつだけを与えるように徹底することで、異物誤飲のリスクを減らすことができます。

猫を守るためにも、家族全員で習慣にするようにしましょう。

 

猫がパンを食べてしまった場合の対処法

猫がパンを食べてしまった場合の対処法

猫が中毒を起こす食材が入っていないパンを一口二口食べた程度であれば、大きな問題になることは少ないかと思います。

チョコレートやネギ類、レーズンなどを含むパンを食べてしまった場合や、パンの袋を飲み込んでしまった場合は、すぐに動物病院に連絡しましょう。

また、プレーンのパンであっても、食べた後に嘔吐や下痢などの症状が出る場合や、あまりにもたくさん食べてしまって心配な場合は、動物病院に相談しましょう。

いつ頃、どんなパンを、どのくらいの量を食べたのかを少しでも正確に伝えられると良いですね。

 

まとめ

まとめ

美味しいものを食べるとつい猫にもおすそわけをしたくなってしまう気持ちも分かりますが、人の食べものを与えることは、猫にとって大きなリスクが潜んでいるかもしれません。

異物誤飲はときに猫の命を奪う事故にもなりかねませんので、人の食べものは極力与えないようにして、猫用のフードやおやつで楽しませてあげるようにしましょう。

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