



主食となるフードの最低条件
1
犬は犬用、猫は猫用の
フードであること
犬は雑食動物、猫は肉食動物で、必要な栄養素も少し異なります。
2
ライフステージにあった
フードであること
ライフステージによって必要なエネルギー量や栄養バランスが変化します。
※ライフステージ:子犬・子猫(成長期)、成犬・成猫(維持期)
3
総合栄養食であること
総合栄養食とは5大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル)がバランスよく含まれていて、そのフードと水だけで栄養学的に過不足なく生きていけるフードのことです。

うちの子に合っている?
見極めポイント
食いつきがいいフードであること
食べムラがなく、規定量をちゃんと食べてくれるフードは
食いつきがいいと判断できます。
さらに、こんな仕草がみられたら
喜んで食べてくれているサインです!

無我夢中で一気に食べる、
お皿までなめる

目を半分閉じて食べる、
食べ終わった後に毛づくろいをする、
お皿までなめる
健康上のトラブルが起きない
フードであること
食べた後に健康トラブルが起きてしまったら
その子には合っていないかもしれません。
こんな症状が出ていたらフードが一因かも…?
- 顔、足先、お腹、耳などに痒みや赤みが出る
- 嘔吐や下痢などの消化器症状が出る
- ウンチの硬さやにおい、回数、量が変化する
- 毛艶が悪くなる、フケが出る、毛が抜ける、皮膚がべたつく

国内に流通しているフードは安全?
国内に流通するフードは
「ペットフード安全法」によって管理されています。
さらにうちの子に合ったフードか判断するには、
パッケージの表記を参考にしてみましょう。
パッケージに書いてある主な項目と読み方

1
名称・目的
- 犬用・猫用、総合栄養食・間食・療法食・一般食など、そのフードの名称や目的が記載されています。
※療法食は病気の治療を補助する目的で、獣医師の判断のもと使用するフードです。
2
原材料名
- 原材料は主な材料と添加物に分けられ、重量の割合が大きい順に記載されています。
- 複数種類のお肉が含まれている場合などは、「肉類」とまとめて記載されることもあります。
3
原産国名
- 原産国には最終加工工程を完了した国(包装作業などは含まない)が表記されるので、「国産」という表記は原材料が国産なのではなく、最終加工工程が「日本」という意味なので注意しましょう。
4
製造業者等の
名称及び住所
- 製造・輸入・販売のいずれかの業者の名称と住所が記載されています。
5
成分
(保証分析値)
- フードに含まれるタンパク質や脂質など、重要な栄養素や水分の重量比が記載されています。
- 保証分析値の粗脂肪割合が低いからといって必ずしも低脂質ということではありません。
食物アレルギーを
持っている子の注意点

原材料を確認し、原因食材が
含まれていないかをチェックしましょう。
含まれるタンパク質はなるべく単一のものを選びましょう。
(チキンならチキンだけ、「肉類」のような記載のものは避ける)
食いつきがよく、健康上の
トラブルが出なくて、
安心して与えられる
総合栄養食を選ぼう!