どんな病気？

子宮に菌が入ることで膿がたまってパンパンになり、放置すると全身に菌がまわります。発情期はホルモンの影響で子宮の入り口が開き、菌が入りやすくなっています。

治療法は？

有効な治療法は手術で子宮をとることですが、手術自体にも命の危険があります。

どんな子がなるの？

避妊手術を受けていない高齢の子に起こりやすく、どんなに清潔な環境でワンちゃんを飼育していても発症する可能性があります。

より詳しく知りたい！

どんな病気？

精巣が腫瘍化してしまう病気で、悪性の場合は命に関わることもあります。

治療法は？

有効な治療法は手術で精巣をとることですが、高齢かつ体調が悪い状態で麻酔をかけるので、去勢手術の時よりもリスクが高くなり、ネコちゃんに負担がかかります。

どんな子がなるの？

ワンちゃんほど発生は多くありませんが、去勢手術を受けていない高齢のネコちゃんにみられます。健康なうちに去勢していれば良かったと後悔する飼い主さんもいらっしゃいます。

どんな病気？

おっぱいにできる腫瘍で、ネコちゃんの乳腺腫瘍の80％は悪性であるとされています。

〈参考文献〉Gimenez F, Hecht S, Craig LE, Legendre AM. Early detection, aggressive therapy: optimizing the management of feline mammary masses. J Feline Med Surg. 2010

治療法は？

ネコちゃんのおっぱいは4対ありますが、それぞれの乳腺は繋がっているため、腫瘍が1つでもできてしまうと、全てのおっぱいを取ることもあります。また、切除する範囲が広くなると手術を複数回に分けて行うことも。

どんな子がなるの？

高齢のネコちゃんに多くみられる腫瘍で、若いうちに避妊手術を受けると高い確率で防ぐことができます。