ペット保険の必要性
ペット保険の補償内容とは?

ペット保険の補償の種類や対象はペット保険会社や商品によってさまざまです。
ここでは、ペット保険の一般的な補償の範囲・対象についてご説明します。

  1. 一般的な補償の範囲
  2. 補償の対象はどこまで?
  3. ペット保険会社によって補償対象となる病気、ケガは異なる

一般的な補償の範囲

一般的なペット保険の補償範囲は、通院、入院、手術の3種類です。
保険会社によっては、通院、入院、手術以外に、他人にケガを負わせたときや、他人の物を壊したときの損害賠償責任を補償対象とする商品などがあります。

保険会社によって、保険料や受けられる補償・サービスにはさまざまな違いがありますので、ご自身のペットにはどのペット保険が合っているのか、じっくり検討する必要があります。

通院補償

ペットが病気やケガをした際に、動物病院でかかった診療費の補償を指します。入院や手術を伴わない病気やケガの処置、薬の処方などが適用範囲です。一般的に動物病院にかかる診療のうち、通院が1番多く利用されているといわれています。

通院補償のポイント

最大のメリットは、気軽に動物病院を受診できる点です。ペットの体調に異変があった際に早めに動物病院に連れて行くことで、症状が悪化しにくくなり、ペットの体への負担も軽減できます。
アイペット損保の「うちの子」の場合、通院は1日あたり12,000円まで、年間22日まで補償します。

入院補償

入院中の診療費(診察、治療、投薬)と、入院費用(宿泊費)の補償を指します。ペットの病気やケガの症状によっては、動物病院から入院を勧められることがあります。自宅で治療や療養が難しい場合に安心です。

入院補償のポイント

動物病院に入院させてあげることで、治療に専念できます。ペットにとってベストな治療を選択してあげることが大切です。
アイペット損保の「うちの子」70%プランの場合、入院は1日あたり30,000円まで、年間22日まで補償します。

手術補償

手術が必要な病気やケガの診療費の補償を指します。一般的に「手術そのものにかかる費用」が補償の範囲とされています。ペットの手術費用は、内容や症状によって高額になることがあります。経済的な理由で大切なペットの治療をあきらめることがないよう、最適な治療を選択するために備えておくと安心です。

手術補償のポイント

突然の病気やケガで手術をすることになっても安心です。手術費用が高額になる場合がありますので、年間補償限度額が高いペット保険会社を検討されることを奨励します。

また、発症する可能性の高い傷病に備え、手術補償の対象外についても確認しておきましょう。
膝蓋骨脱臼など、人気の小型犬種に発症しやすいものや、歯科手術など種別によらず全般に発症率が高いものが補償されないペット保険もあります。
ペット保険を選ぶ際は、対象外の症例と、愛犬や愛猫の種別による発症率の高い症例については、かならず確認することを奨励します。
アイペット損保の「うちの子ライト」の場合、手術は1回あたり500,000円まで、年間2回まで最大100万円補償します。

補償の対象はどこまで?

ペット保険は主に補償開始後に発症および発見された病気、ケガが補償の対象となります。しかし、ワクチン接種などの予防に関する費用や、避妊、去勢手術などの健康体に施した処置の場合の費用は補償の対象にはなりません。

また、補償開始後に発症および発見された病気やケガでも、ペット保険会社によっては補償の対象とならない場合があります。

ペット保険会社によって補償対象となる病気、ケガは異なる

ペット保険会社ごとに補償対象となる項目が定められており、せっかく保険に入っていても、いざというとき、補償されないという事態を避けるため、ペット保険を選ぶ際に、補償の対象となる病気やケガについて、保険約款等で事前に把握しておくことも重要です。

ペット保険の免責とは?」では、一般的なペット保険における保険金が支払われない「免責」について、より詳しくお伝えしています。


いかがでしょうか。補償している内容や補償の対象はペット保険会社によって異なりますので、何が補償される保険に入るのか、ご自身のペットにあったペット保険を選ぶことが大切です。「ペット保険の比較方法やおすすめの保険の選び方をFPが解説」ではペット保険を選ぶ際に確認しておくべきポイントを説明していますので、こちらもぜひご確認ください。