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正しいごはんの選び方・あげ方

こんにちは!アイペット損害保険 獣医師チームです。
このメールでは『今日から実践できる』獣医視点での飼い方情報を毎月お伝えしていきます!
みなさんは、ネコちゃんのごはんをどうやって選んでいますか?
美味しそう、種類が豊富、評価が高い・・・など、選ぶ基準は色々あるかと思います。ネコちゃんの健康は、飼い主さんの選んでくれるごはんにかかっています!
今日は正しいごはんの選び方やあげ方を一緒に勉強しましょう♪
ネコちゃんに必要な栄養
私たちに必要な「五大栄養素」、パッと出てくるでしょうか?
タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルですね!
ペットのごはんにも、これらの栄養素が含まれている「総合栄養食」を選ぶのが望ましいですが、必要な栄養素やカロリーは、動物種やライフステージによって大きく異なってきます。
なので、ワンちゃんのフードをネコちゃんにあげたり、子猫用のフードを成猫にあげてはいけません。

ネコちゃんは雑食?肉食?

雑食の人やワンちゃんは炭水化物を主なエネルギー源として使いますが、肉食であるネコちゃんは、タンパク質をエネルギー源として効率よく使うことができます。 なので、タンパク質(特に動物性タンパク質)を多くとる必要があるんです。
動物性タンパク質

ライフステージ

子猫期、成長期、成猫期、高齢期、妊娠期、授乳期など、ネコちゃんの一生には様々なライフステージがあります。
子猫には成長するための十分なタンパク質を含むごはんが、高齢猫にはリンなどの腎臓に負担がかかる成分を抑えたごはんが合っています。 ちなみに、ネコちゃんのごはんの好みは生後3か月頃までに決まるといわれています。
ごはんの選び方・あげ方

総合栄養食

健康なネコちゃんがそのごはんとお水だけで健康を維持できる、栄養バランスの整ったいわゆる「主食」が総合栄養食です。 ドライ、ウェット、セミモイストなど色々なタイプがありますが、ライフステージやネコちゃんの好みに合わせて選びましょう。
ネコちゃんの体重と照らし合わせて1日量を決め、毎回ちゃんと計ってあげるのが、体型維持のポイントです。 すでに肥満や痩せ気味です!という子は、理想体重の1日量を目標にして、少しずつ減らす/増やしていきましょう。
あんまりお水を飲まないネコちゃんはご飯から水分を取れるように、ウェットフードをあげるといいです!

おやつ

おやつは種類が豊富で選ぶのも楽しいですし、ついあげすぎて肥満になってしまうのが怖いところ。その分主食を減らしたり、主食のごはん自体を取り分けておやつにするなどの工夫をしましょう。
1日にあげて良いおやつの目安は、1日に必要なカロリーの20%以内です。
ごはんの保存
湿度の高い梅雨の時期は、カビさんにとってまさに天国。普段にも増して、ごはんの管理には気をつけましょう!

ドライフード

最長でも開けてから1か月以内に使い切るのが理想です。
食べムラがある子や飽きっぽい子、他のごはんを合わせてあげている子は特に減りが悪いと思うので、量の少ないものや小分けの包装になっているものを選ぶといいですね。
動物性タンパク質
冷蔵庫で保存するのは、結露によりいたみやすくなりますのでオススメしません!開封後は密封して、直射日光の当たらないところで保管しましょう。

ウェット/セミモイスト

保存料が含まれていないものが多いので、日持ちしません。開けたら冷蔵庫で保管し、少なくとも2,3日で使い切るようにしましょう!
あげる時にはレンジで人肌くらいに温めてください。
こんなことにも注意!
ネコちゃんは野生時代の名残から、ごはんを一気に食べずに自分のペースで食べる傾向があります。でも、ジメジメした時期は食べ残しを長時間放置しておくとカビの原因になります。
ごはんはなるべく1回で食べきれる量にして、お水もこまめに取り替えましょう。
【発行・編集】アイペット損害保険株式会社

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