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こんな時のにゃんこの気持ち

こんにちは!アイペット損害保険 獣医師チームです。
このメールでは『今日から実践できる』獣医視点での飼い方情報を毎月お伝えしていきます!
みなさんは、ネコちゃんの気持ちをどこまで理解できてますか?甘えたい時やイライラしてる時がすぐにわかる子もいれば、感情があまり表に出ない子もいます。

今回はネコちゃんの気持ちについてお伝えします。


レベル1
しっぽからわかる感情

これを読んでくださっている皆さんにとっては簡単すぎるかもしれませんが、まずはここから!
ネコちゃんのしっぽは一番わかりやすい感情表現です。


しっぽがピンと立っている

うれしい!の感情表現です。
飼い主さんの後ろをついて歩くときに、この状態であれば関係はかなり良好といえるかもしれません。


しっぽを足の間に挟んでいる

怖い!という負の感情表現です。
うちの中で飼っているとそこまで見ることはないかもしれません。


しっぽが弓なりで毛が逆立っている

この時は一緒に耳がぺたんと寝ていることが多いかもしれません。
過度に興奮している時の表現です。遊びがエスカレートしてハッスルしている時に見ることがあります。


しっぽを振る

・ゆっくり大きくゆらゆらする
リラックスしている時の表現です
・早く大きくふる
不機嫌でイライラしている時の表現です
この2つの違いが、飼い主さんが噛まれる原因となるのではないでしょうか?

リラックスしている状態で撫でているといきなり『がぶっ!!』
大抵の場合は、噛む前にしっぽをパタパタとたたきつけながら「もうそろそろ終わりにしてくださいねー。イライラしてきましたよー。」という表現をしているかと思います。ネコちゃんと遊ぶにはやめ時が肝心です!


レベル2
鳴き声からわかる感情
ネコちゃんの鳴き声にもたくさんの感情表現がちりばめられています。なんでも、猫同士の会話ではニャーとは言わないのだとか・・・。
つまり、あなたのためだけのニャーなのです♡
ネコちゃんの鳴き声からわかる感情

はっきりした声でニャーと鳴くとき

何か要求がある場合や、不満がある場合だと言われています。その要求が大きいほど大きく長く鳴くのです。
声の高さも高いほど甘え気味で、低いほど不安が大きいのです。


小さめにニャッと鳴くとき

誰かに呼ばれた時の返事やあいさつで使うと言われています。
小さめの声で短めな鳴き声は、ちょっとした気持ちを伝えたり、ライトなコミュニケーションで使います。小さくて短めなニャッを何度も繰り返す時は、親しみがこめられているとも言われています。


レベル3
あの行動はどんな感情?

最後はネコちゃんに見られるさまざまな仕草から感情を読み取ってみましょう。

スリスリ攻撃

猫オーナーの皆さまにとってたまらない瞬間であるスリスリ攻撃!これは、もちろん愛情表現です!

例えば、仕事から帰ってきた瞬間のスリスリは「おかえりなさい」という気持ちと合わせて、自分の匂いをつけて安心している証拠です。
また、おやつが欲しい時のスリスリは「何かいただけませんか?お願いしまーす♡」という全力の甘えだったしります。
さらに、何がなくともスリスリの時は「大好きー♡」という感情かもしれません。
あぁ・・・考えただけで幸せになってきました。笑


鼻にチュー

この行動は猫同士の挨拶で、信頼関係のある相手にしかしません。
そのため、大好きな飼い主さんの匂いを嗅ぎたいなどの愛情表現と捉えてよいでしょう。


突然の噛みつき攻撃

実際、この相談はよくあります。早朝に噛みつかれる、料理をしていると足首に噛みつく、ひざの上に乗ると手に噛みつく・・・など。ネコちゃんの歯はそんなに優しくないので困りものですよね。
だいたいの場合は、手の動きや足の動きを獲物と捉え、じゃれているから起きる行動です。

ネコちゃんの突然の噛みつき攻撃


朝起こしに来るのは、猫の特性として明け方や夕方に行動が活発になるというのが原因なのですが、そのタイミングで「ごはんくださーい!!」とか「トイレ行きまーす!」などといった要求もしくは、主張の表れが多いようです。
1度噛みついてみたところ、飼い主さんがテンション高く起きてくれたから、その方法を繰り返すというわけです。

膝の上に座りたがって、撫でようとすると噛みつくのは、「私はここでリラックスしたいだけなので触れてくれるな!」といった感情でしょうか?感情を考えると、やっぱり愛らしく感じますよね。


噛み付きの対策方法

感情の話ではありますが、少しだけ対策もご紹介します。
遊びの対象となってしまい噛みつかれる場合は、ゆっくり動いたり、靴下などでガードをするのがおすすめです。朝起こしにくる場合は、入れなくしたり要求に応えないというのが効果的です。そして、撫でようとすると噛みつく場合は、撫でないことでしょう。
対策というよりも、対処というのがネコちゃんとの生活には合っているかと思います。
いかがでしたか??
かわいいネコちゃんの仕草や表現から感情を考えてみると、もっと信頼関係が増すかと思います。ぜひ試してみてくださいね!
【発行・編集】アイペット損害保険株式会社

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