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ネコちゃんのデンタルケア

こんにちは!アイペット損害保険 獣医師チームです。
このメールでは『今日から実践できる』獣医視点での飼い方情報を毎月お伝えしていきます!
今回はデンタルケアについてお伝えします。11月8日は『いい歯の日』といわれています。
歯のケアをしたいけれどうまくできない・・・そんなご相談を受けることが多々あります。


ネコちゃんが健康で長生きしていくためには欠かせないデンタルケア。今日は、普段の皆さまのケアの仕方から、自宅で挑戦できる歯磨きのコツまでご紹介いたします。
ネコちゃんの歯のケアはしていますか?
ネコちゃんの歯のケアはしていますか?
先月のメルマガで、ご契約者さま皆さまにアンケートを実施いたしました。
なんと、60%近くの方が何らかの対策を取っているという素晴らしい結果となりました!

その中でどんなケアを行っているか、こちらもアンケートを取らせていただきました。


歯のケアに使用しているものを教えてください

1位 歯ブラシ       ▶▶ 47.6%
2位 ガムなどのおやつ   ▶▶ 23.8%
3位 歯磨きシート     ▶▶ 22.2%
3位 歯石防止用フード   ▶▶ 22.2%
  ※複数回答
歯ブラシを使ってケアしている方が50%近くと、ダントツの結果に!
それ以外のケア用品も様々なものが使われていますね。また、ほとんどの方が色んなケア用品を併用して使っており、『猫用歯磨きおもちゃ』を使っている方も♪
一度苦手意識をもってしまうと、克服することが難しいのがネコちゃんです。ネコちゃんの性格に合わせて、嫌がらないものを取り入れていただくといいと思います。

実際にどのくらいの頻度で
ケアをしているのでしょうか?

1位 毎日       ▶▶ 47.6%
2位 1週間に3・4回   ▶▶ 23.8%
3位 1週間に1回程度  ▶▶ 22.2%
3位 気がついた時   ▶▶ 22.2%
※複数回答

なんと、毎日ケアを行っている方が40%以上も!!
1週間の内3・4回程度と回答いただいた方と合わせるとほぼ7割になる結果になりました。
これはすごい!動物病院で聞くよりも健康に気を使っている方が多い印象です!


歯磨きについて

日本では、3歳以上の犬猫の75%以上が歯周病もしくは歯周病予備軍といわれています。実際、アイペットの手術保険金請求件数で歯周病は腫瘍に次いで3位の傷病です。(2018年10月時点)
歯周病は日ごろからのケアで十分に予防できる病気ですので、日ごろからケアをしている方もそうでない方も、まずは続けられるものから取り入れ、習慣にしていきましょう!
ネコちゃんは歯と歯茎の間の「歯周ポケット」に歯垢がたまり、歯肉炎になる可能性が高いです。歯磨きシートやジェルなどを用いて、歯茎のマッサージをしてあげるとより良いですね。

歯のケアにはご家庭での日常ケアが重要です!!最低でも、3日に1回のデンタルケアを心がけましょう!


歯磨きの仕方

STEP1
お口や歯を触られることに慣れてもらいましょう☆

狩りの本能があるネコちゃんは、大切な歯を守るため、お口周りを触られるのをとても嫌がります。
普段からスキンシップを取る時には意識して口周りを触ってあげましょう。お口をめくったりして歯を見せてもらえるようになったら、次のステップへ!!


STEP2
実際に歯を触ってみましょう☆

まずは短い時間で前歯や犬歯から、指やガーゼで少しずつ触ってみます。
嫌がる子には美味しい味のする歯磨きペーストなどを付けて試してみましょう。少しずつ触る時間を長くして、奥歯の方まで攻めていけるようになったら、ついに最終ステップへ!!


STEP3
歯ブラシデビュー☆

STEP2同様最初は短時間、歯ブラシを口に入れたり、前歯に軽く触るところから始めます。
慣れてきたら歯ブラシを歯に対して45度の角度で当てて磨くことで、歯周ポケットの歯垢が取れます。特に上の奥歯は歯周病になりやすいので、磨けるとgood!!


歯磨きのポイント
どのSTEPでも、ネコちゃんが嫌がったらすぐにやめましょう。
ネコちゃんはお口が小さいので、歯ブラシが難しい場合は綿棒で試してあげてもいいですね。
初めからうまくいく子は滅多にいません。焦らず気長に、一緒に練習していく気持ちで頑張りましょう。
この度はアンケートへのたくさんのご協力、誠にありがとうございました!!
おかげさまで貴重なご意見を多数頂戴することができました。
これからも、飼い主さんに役立つ病気や予防情報をお届けして参ります。
今後とも何卒、よろしくお願いいたします。
【発行・編集】アイペット損害保険株式会社

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