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「これまでのところ、海外では新型コロナウイルスに感染したヒトからイヌ、ネコが感染したと考えられる事例が数例報告されております。また、動物園のトラでの感染(飼育員から感染したと推察されている)事例も報告されています。 ただし、新型コロナウイルスは主に発症したヒトからヒトへの飛沫感染や接触感染により感染することが分かっており、現時点で動物での感染事例はわずかな数に限られています。」
引用:厚生労働省(問1) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/doubutsu_qa__00001.html#Q1
「新型コロナウイルス感染症はヒトからヒトへ感染する病気であり、ヒトからペットに感染した(ペットからウイルスが検出された)としても、さらにペットがヒトに病気を移す可能性は限りなく低いだろうと、世界中の多くの専門家も含めて考えています。」
引用:東京都獣医師会(Q1) https://www.tvma.or.jp/public/items/1-20200424ver%20Q%EF%BC%86A.pdf
「これまでのところ、新型コロナウイルスがペットからヒトに感染した事例は報告されておりません。 しかしながら動物由来感染症の予防のため、動物との過度な接触は控えるとともに、普段から動物に接触した後は、手洗いや手指用アルコールでの消毒等を行うようにしてください。特にペットの体調が悪い場合はできる限り不必要な接触を控えましょう。 (参考)厚生労働省動物由来感染症HP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index.html」
引用:厚生労働省(問3) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/doubutsu_qa__00001.html#Q3
「これまでのところ、イヌでは明確な症状は確認されていませんが、ネコでは呼吸器症状・消化器症状があったとの報告があります。」
引用:厚生労働省(問2) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/doubutsu_qa__00001.html#Q2
「ご自身が感染者でない限り、ペットへの感染を心配する必要性は少ないと考えられます。もし、ペットへの感染が心配であるなら、人混みに連れて行かないようにし、できるだけ感染のリス クを減らすよう注意して生活します。 新型コロナウイルスに感染していた人とペットが濃厚に接触したことが分かっていて、その後ペットの体調が悪くなった、という場合には、かかりつけの動物病院に電話をしてください。 ペットを動物病院に連れていく前には必ず事前に連絡を入れてください。」
引用:東京都獣医師会(Q5) https://www.tvma.or.jp/public/items/1-20200424ver%20Q%EF%BC%86A.pdf
ご家族や親戚、知人の方へペットのお世話をお願いし、ペットとの接触をしないようにしましょう。今できる準備の内容や、預かる側の詳しい消毒の方法などは以下をご参考にしてください。 ① 東京都獣医師会「あなたが 万が一 新型コロナウイルス感染症にかかってしまう前に 済ませておくべき ペットを預ける準備のポイント」 https://www.tvma.or.jp/public/items/1-20200427.pdf ②東京都獣医師会「新型コロナウイルスに感染した人がかっているペットを預かるために知っておきたいこと(Ver.2)」 https://www.tvma.or.jp/public/items/1-20200424.pdf
犬コロナウイルス感染症にはワクチンがあります。 これはあくまで犬固有のコロナウイルスに対しての免疫をつけることを目的としているので、今回の新型コロナウイルス感染症を予防するためのものではありません。 また、犬に特異的なワクチンであり、人に対する新型コロナウイルス感染症を予防するためのものでもありません。
「外出の自粛が求められている中ですが、犬の散歩や短時間の運動については続けていただいて構わないでしょう。ただし、人や犬が多数集まる公園などに連れていくのは避けるべきです。散歩や運動は必ずリード(引綱)でつないで行ってください。人込みを避けたルートを選び、飼い主同士の立ち話は避け、通行人や他の動物とは 1.8メートル程度の距離を保つようにしましょう。ドッグランの利用は人や犬が集まる場所になりますので、できるだけ控えてください。帰宅時には手洗い等の感染対策を忘れないように励行してください。」
引用:東京都獣医師会(Q2) https://www.tvma.or.jp/public/items/1-20200424ver%20Q%EF%BC%86A.pdf
人の予防と同様と考えていただき、飼い主さんもペットも三つの密を避けるようにしてください。 何よりも、飼い主さんご自身が感染予防に努めることがペットの感染予防につながりますので、手洗いなど基本的な予防を徹底することや、ペットに触る前後で手洗いをするなどは効果的です。
動物病院でも感染拡大を防ぐためのあらゆる対策を講じていますが、動物病院が混雑している場合、急いで行く必要があるかは検討した方が良いです。受診をすべきか、いつ動物病院が空いているかなどは、かかりつけの先生に相談してください。
トリミングの方針は都道府県や地域により異なりますので、事前に連絡して、確認してください。
ペットの手足や体の消毒に関しては、0.05%のクロルヘキシジン水や0.02%の次亜塩素酸水で拭くことが効果的だと言われています。
※アルコールはペットの体内では分解することができません。
※次亜塩素酸水と次亜塩素ナトリウムは異なりますので、ご注意ください。
次亜塩素酸水の有効性に関しては、現在調査がすすめられています。また、次亜塩素酸水の種類によってはペットに対する安全性試験を実施しているものもあります。心配な場合は、その商品に関して、かかりつけの動物病院で相談してください。
おうちの中での遊び方の工夫はいろいろあります。当社のオウンドメディアで取り上げている遊び方に関していくつかご紹介しますので参考にしてみてください。 ワンちゃん→https://wanpedia.com/playing-at-home/ ネコちゃん→https://nyanpedia.com/pleying-at-home/
犬を飼育されている方は、狂犬病予防法に基づき毎年4月1日から6月30日までの期間に予防注射を受けることとされています。 しかしながら、今年は、新型コロナウイルス感染症に係る感染拡大状況等を踏まえ、7月以降に受けることも可能とする方向で厚生労働省が検討を進めているとのことです。
参考:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/doubutsu_qa__00001.html#Q1