お知らせ・ニュースリリース

ニュースリリース

ペットと別れた飼い主の6割が何らかの不調を感じた経験を持つ

ペットと別れた飼い主の6割が何らかの不調を感じた経験を持つ
~ペットとのお別れに関する調査~

「ハートのペット保険」でおなじみのアイペット損害保険株式会社(本社:東京都港区六本木、代表取締役: 山村 鉄平、以下「アイペット損保」)は、ペット(犬・猫のことを指す)と別れた経験(死別、失踪、脱走等)を持つ544名を対象に「ペットとの別れに関する調査」を実施しました。

ペットとの別れはつらいことですが、ペット飼育者であれば誰しもに訪れる出来事です。愛するペットを失った哀しみから、一定期間は体調や気持ちの面で不調が現れるケースは決して珍しいものではないようです。また、ペットとの別れを経験したことがある飼い主の約7割がペットと別れる前の向き合い方に後悔をしていることが判明しました。他には、犬飼育者と猫飼育者で回答の内容に違いがみられる設問もありました。

調査結果

  • ペットとお別れした理由で最も多いものは「老衰」(43.6%)
  • 老衰以外でペットとお別れした人の63.2%が体調や気持ちの面で何らかの不調を感じている
  • ペットとお別れした理由に関わらず、ペットとお別れした人に最も多い症状は、「突然涙が止まらなくなる」
  • ペットとお別れしたあと体に現れる不調は1カ月未満で治まる人が最も多い
  • ペットとお別れする前の向き合い方に後悔している人は68%となっている
  • ペットの供養で最も多いのは共同供養
  • ペットとの思い出の品を残している人は61.8%となっている
  • ペットとお別れした悲しみを癒すきっかけとして最も多かった回答は、新しい犬・猫を迎えること
  • ペットとお別れした人のうち、半数が新たな犬・猫を迎え入れている
  • ペットと過ごした日々を振り返って、「ペットを飼って良かった」と思う人は88.3%
画像①

ペットとお別れした理由で最も多いものは「老衰」(43.6%)

 ペットとの別れの理由で最も多い回答は「老衰」(43.6%)となりました。続いて病気、事故となっています。10%以下では、突然死や失踪/脱走/行方不明といった回答が挙がっています。

【ペットとお別れした理由を教えてください】(単数回答,n=544)

データ①
 

老衰以外でペットとお別れした人の63.2%が体調や気持ちの面で何らかの不調を感じている

前問に続き、ペットと別れた後に不調の症状を感じたかお聞きしたところ(老衰でペットと別れた人 を除く)、63.2%が何らかの症状を感じていることが明らかとなりました。(老衰でペットを別れた人を入れた場合、42.6%)本人には自覚症状がなかったとしても、周囲の人がペットと別れた人に注意を払う必要はありそうです。

【ペットを喪失してから体調や気持ちの面で現れた不調はありますか】(単数回答,n=307)※「老衰」で喪失したと回答した人を除く

データ②
 

ペットとお別れした理由に関わらず最も多い症状は、「突然涙が止まらなくなる」

前問で「何らかの不調を感じた」と回答した人に現れた症状について具体的にお聞きしたところ、「突然悲しくなり、涙が止まらなくなる」という症状が他の回答と比べて圧倒的に多くなりました。何気ない日常生活の中で、ペットのいない哀しみを実感し、涙してしまうことは特別なことではないのかもしれません。その他には、「他の犬を見たりすると悲しくなり涙ぐんでしまうことがあった」や「暫くの間、口数が少なくなった(ふさぎこむ程ではない)」という回答が見られました。

【ペットを喪失してから体調や気持ちの面で現れた不調を教えてください】(複数回答,n=312)※「特になし」という回答を除く

データ③
 

ペットとお別れしたあと体に現れる不調は1カ月未満で治まる人が最も多い

前問に続いて症状が続いた期間をお聞きしたところ、46.2%が「1カ月未満」と回答しています。1年以内に症状が治まった割合は、不調が現れた人のうち、8割近くにのぼることも明らかとなりました。一方で、2.9%が「まだ続いている」と回答しています。

【ペットを喪失してから体調や気持ちの面で現れた不調を教えてください】(単数回答,n=312)※「特に症状は現れていない」という回答を除く

データ④
 

ペットとお別れする前の向き合い方に後悔している人は68%となっている

ペットとお別れする前の向き合い方について後悔していることの有無をお聞きしたところ、7割近くが後悔をしていると答えました。

【ペットとお別れをして後悔していることはありますか】(単数回答,n=544)

データ⑤
 

犬・猫飼い主別に後悔の内容をみたところ、犬・猫飼い主がそれぞれ「もっと一緒の時間を過ごせばよかった」という回答が最も多くなっています。以下、犬飼育者が「後悔していることはない」「もっと健康管理に気を使えばよかった」と続きますが、猫飼い主はこの順位が逆転しています。また、猫飼い主が犬飼い主の回答を上回った後悔の項目としては、健康管理や治療/手術に関するものが多いことが分かります。また、心の準備に対する後悔が猫飼育者に多いことから、愛猫との別れが猫飼育者にとって予期せぬタイミングだったことも伺えます。

【ペットとお別れして後悔していることはありますか】(複数回答,n=544)

データ⑥
 

ペットの供養で最も多いのは共同供養

次にペットの供養に関してお聞きしたところ、共同供養(共同墓地への納骨)が最も多い40.6%となりました。その他には、「自宅に骨壷を置いている」という回答が複数見られました。供養に関しては、「お寺で初七日や四十九日をしたため、良いお別れができたと満足している。」というコメントも見られました。心の整理をするために、法要も選択肢の一つとして考えられるのではないでしょうか。

【ペットの供養について教えてください】(単数回答,n=315)※「葬儀・供養は行っていない」「分からない」という回答を除く

データ⑦
 

ペットとの思い出の品を残している人は61.8%となっている

ペットとの思い出の品についてお聞きしたところ、何らかの思い出の品を残している人のうち、82.1%が写真・動画を残していることが分かりました。続いて、ペットが愛用していた首輪・おもちゃ等の雑貨を残すという意見が26.7%となりました。また、複数頭のペットを飼育している場合、「先代が使っていた器を他の子が使い続けている」というコメントが見られました。

【ペットとの思い出を残していますか】(複数回答,n=336)※「特に残していない」という回答を除く

データ⑧
 

ペットとお別れした悲しみを癒すきっかけとして最も多かった回答は、新しい犬・猫を迎えること

ペットとお別れした悲しみを癒すきっかけとなった出来事をお聞きしたところ、32.7%が「新しい犬・猫を迎える」ことを挙げました。以下、「同じ経験を持つ人と悲しみを共有する」や「犬・猫の遺品を整理する」という回答が続いています。その他には、「時間が解決した」という回答が見られました。

【悲しみを癒すきっかけはありますか】(複数回答,n=352)※「まだ癒されていない」「特に悲しくない」という回答を除く

データ⑨
 

ペットとお別れをした人のうち、半数が新たな犬・猫を迎え入れている

猫

前問で悲しみを癒すきっかけとして最も多かった「新しい犬・猫を迎え入れる」ことについてさらにお聞きしました。ペットとお別れをした人のうち半数が新たな犬・猫を迎え入れていることが分かっています。ちなみに、新しい犬・猫を迎え入れる場合は、ペットとお別れをしてから3年以上が経過してからという回答が最も多くなっています。

【新たな犬・猫を迎え入れましたか】(単数回答,n=544)

データ⑩
 

ペットと過ごした日々を振り返って、「ペットを飼って良かった」と思う人は88.3%

最後に、ペットと過ごした日々を振り返って、ペットを飼って良かったと思うかお聞きしたところ、9割近くの方が「良かった」を選択しました。新たなペットの迎え入れの有無に関わらず、ペットと一緒に過ごした時間は多くの飼い主にとってかけがえのない経験となっているようです。

【ペットと過ごした日々を振り返って、ペットを飼って良かったと思いますか】(単数回答,n=458)※「分からない」という回答を除く

データ①1
 

今回、ペットと別れた飼い主の半数以上に体調や気持ちの面で不調が現れることが分かりました。ペットとの別れは飼い主にとってつらい経験ですので、周囲のサポートは重要なものとなるでしょう。別れを経験しても9割近くの飼い主が「ペットを飼って良かった」と回答していることや、ペットと別れる前の向き合い方に後悔している人は少なくないことから、今あるペットとの時間を大切にしたいものです。

今までの調査はこちらからご覧いただけます。

【調査概要】

  • 調査対象:15-69歳の犬猫飼育経験者
  • 調査人数:544名
  • 調査方法:インターネットによるアンケート(複数回答可)を実施
  • 調査期間:2016年7月15日

アイペット損保はこれからも、「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展を促し、潤いのある豊かな社会を創る。」ことを目指し活動していきます。

アイペット損害保険株式会社について

会社名アイペット損害保険株式会社
代表取締役山村 鉄平
本社所在地〒106-0032 東京都港区六本木1-8-7 MFPR六本木麻布台ビル
事業内容損害保険業
URLhttp://www-stg.ipet-ins.com/

報道・出版関連、マスメディアの方からのお問合せ先

アイペット損害保険株式会社
担当:事業戦略室 広報担当
TEL :03-6867-1330(直通)

FAX :03-6691-1212
E-MAIL :pr@ipet-ins.com
受付時間 :平日9:00~18:00

8月調査:ペットとのお別れPDF