猫の「ゴロゴロ」音の意味は?鳴き声が表す気持ち
ネコちゃんの顎の下を撫でているときなどに、喉から「ゴロゴロ…」という音が聞こえてきたことはありませんか?
このゴロゴロ音は鳴き声や仕草と同じで、コミュニケーションの一種であると考えられています。
ここでは、ゴロゴロ音の特徴やそのときのネコちゃんの気持ちについて紹介します。
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猫のゴロゴロ音の仕組み
ネコちゃんがゴロゴロと音を鳴らす正確な仕組みは、いまだに解明されていません。
声帯を振動させているという説が有力ですが、「ニャー」という鳴き声を出しながら喉をゴロゴロ鳴らすこともできるため、声帯とは別に仮声帯と呼ばれる器官があるのではないかともいわれています。
猫のゴロゴロ音の理由や特徴
ネコちゃんはそのときの状況や気分によって、いくつかのゴロゴロ音を使い分けているようです。
理由1 リラックスしている
ご機嫌でリラックスしているときに出るゴロゴロ音の音程は、中音です。
体をこすりつけてくる、目を細める、前足をふみふみするなどの仕草がみられたら、リラックスしているサインです。
体をスリスリしながら喉をゴロゴロ鳴らして甘えてくるネコちゃんを「スリゴロ」と呼ぶことがあります。
ネコちゃんがリラックスしているときは、背中や首回りなどを撫でてあげると、きっと喜んでくれるでしょう。
理由2 ストレスを感じている
ストレスを感じているときに出るゴロゴロ音の音程は、低音で音量は大きいです。
シャーと威嚇する仕草がみられたら、ストレスを感じているサインです。
普段とは別の場所にいるときや爪切りなど、ネコちゃんにとって苦手な場面で、自分の気持ちを落ち着かせるためにゴロゴロ音を出すと考えられています。
ネコちゃんがストレスを感じているときは、近づかずにそっと距離をあけましょう。
無理に触れようとすると嚙みつかれたり、引っかかれたりすることがあります。
また、ごはんを食べない、おもちゃで遊ばない場合は体調不良の可能性もありますので、動物病院で相談しましょう。
理由3 痛みを感じている
体のどこかに痛みを感じているときに出るゴロゴロ音の音程は、低音です。
ネコちゃんは、痛みを感じているときや体調が悪いとき、自分が弱っている姿を飼い主さまに見せない習性があるため注意が必要です。
寝ながら苦しそうにゴロゴロ音を出している場合は、動物病院で相談しましょう。
理由4 コミュニケーションを図っている
子猫が母猫とコミュニケーションを取るときに出るゴロゴロ音の音程は、中音です。
生後まもない子猫は視覚や聴覚が発達していないため、母猫が出すゴロゴロ音によって母猫の存在を認識すると考えられています。
子猫は生後1週間以内にゴロゴロ音が出せるようになり、お腹が空いたことや、自分が元気だということを母猫に伝えます。
母猫を慕うような気持ちの表れのため、一緒に遊んであげましょう。
理由5 要求している
飼い主さまに対して何かしてほしいときに出るゴロゴロ音の音程は、高音です。
赤ちゃんが何かを訴えるときの鳴き声に近いといわれています。
ごはんがほしいときや遊んでほしいときなど、飼い主さまに要求しているサインです。
ネコちゃんの様子を観察して要求に応えてあげましょう。
ゴロゴロ音を出さない猫もいる
ネコちゃんにも個体差があり、ゴロゴロ音をまったく出さない子もいます。
性格や成長過程の環境などが影響していると考えられています。
まとめ
ネコちゃんのゴロゴロ音には、さまざまな感情が隠されています。
ネコちゃんの様子や音程からゴロゴロ音の意味を読み取ることで、さらに絆を深めることができます。
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