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猫が吐いちゃった!猫の嘔吐の原因と吐いたもの別の対処法

公開日:2021.08.04 最終更新日:2023.04.27

猫は毛づくろいをして、自分の毛玉を吐くことがあります。そのような習性からも、猫は他の動物に比べるとよく吐く動物であるといえます。日常的に吐く子は、本当に具合が悪くて吐いているのか、判断に困ってしまいますよね。
でも、いつも吐くからといって放っておくと、病気に気付けないかもしれません。
ここでは、注意していただきたい嘔吐についてお話したいと思います。

1.茶色やピンクの嘔吐物を吐いた場合は、すぐに動物病院へ

2.何度も繰り返す、下痢や食欲不振などの症状がある場合も、速やかに動物病院へ

今回は大事に至らなかったとしても、次も大丈夫とは限りません。この機会にペット保険を検討してみませんか?

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猫が吐いてしまう原因は?

猫が吐いてしまう原因

猫の嘔吐の原因は、空腹やストレス、病気などさまざまです。

猫はデリケートな性格の子も多く、ちょっとした環境の変化や来客、騒音などがストレスになってしまうことがあります。

 

また、特に子猫では、ごはんの時間が空きすぎて空腹から吐いてしまったり、感染症や寄生虫による胃腸炎も嘔吐の原因となります。

おもちゃの誤飲やユリなどの植物を食べたことによる中毒、結石が詰まって尿が出なくなり体に毒素がたまってしまう尿毒症など、緊急性の高い嘔吐もあります。

さらに高齢の猫では、慢性腎臓病や腫瘍、内分泌疾患などによる嘔吐に注意が必要です。便秘の傾向がある子は、排便の際に力み過ぎて吐いてしまうこともあります。

 

猫の嘔吐の色やもの別での対処法

吐いたものの色や異物が混じっていないかを確認することで、嘔吐の原因が推測できることがあります。

吐いているのが毛玉や胃液であればおうちでできる対策もあるので、よく観察するようにしましょう。

 

猫が毛玉を吐いた場合

猫の舌にはヘアブラシのように小さな突起がたくさんあって、グルーミングの際に抜け毛をうまく絡めとることができるようになっています。

グルーミングで飲み込んだ毛は、通常であれば便と一緒に排出されますが、量が多すぎたり胃の中でボール状になってしまうと、毛玉となって吐いてしまうことがあります。

特に長毛種は毛量が多く、毛が生え変わる春と秋には抜け毛が多くなる傾向があるので、こまめにブラッシングをしたり、毛玉が排出されやすくなるフードやサプリを与えるなど対処してあげましょう。

あまりにも吐く回数が多かったり吐きたいのに吐けない場合は、毛玉が詰まっている可能性もあるので、動物病院に相談しましょう。

 

猫が黄色い液体を吐いた場合

吐いたものが黄色っぽい液体であった場合は、胆汁が胃に逆流してきている可能性があります。

胆汁には脂肪の消化を助ける働きがあり、ビリルビンという黄色っぽい色素を含んでいます。

胆汁は肝臓でつくられてから胆のうで保存され、必要なときに十二指腸に分泌されます。

でも何らかの原因で胃の動きが悪くなると、腸に流れるはずの胆汁が胃に逆流して、黄色い液体として吐いてしまうことがあります。

空腹の時間が長すぎることやストレスから胃の動きが悪くなることもあるので、ごはんの回数を増やしたり、ストレスの原因として思い当たることがあれば解消してあげましょう。

 

猫が透明の液体や白い泡を吹いた場合

白い泡が混じったような透明の液体を吐くときは、空腹から胃液を吐いている可能性があります。

吐いた後にぐったりしたり食欲が落ちたりしなければ、ごはんの回数を増やして間隔を短くしたり、間の時間におやつをあげるといった工夫をしてみましょう。

ただ、お腹を空かせているからといって、吐いた後すぐに大量のごはんをあげると胃がびっくりしてしまうので、様子をみながら少しずつあげるようにしましょう。

また、おもちゃなどの異物を飲み込んでしまって、胃の不快感から吐いていることもあります。

飲み込んだものによっては早めの対処が必要となるので、心当たりがある場合はすぐに動物病院に相談しましょう。

 

猫の嘔吐物に血が混ざっている場合

鮮やかな赤い血が混ざっている場合は、口の中や胃、食道といった、口から近い部分で出血が起こっていると考えられます。

口内炎や歯周病、口の中の腫瘍、胃炎や食道炎による粘膜の炎症、おもちゃなどの異物を飲み込んだ際に粘膜が傷ついたりすることが出血の原因となります。

口を触らせてくれる子であれば、口の中を観察して出血が起こっていないか確認してみましょう。

口から遠い部分で出血が起こっている場合には、血液が変色して赤茶色の血が混じることもあります。

さらに、心筋症など心臓の病気によって全身の血液の循環が悪くなると、肺水腫が起こって血混じりの液体を吐くことがあり、早めの対処が必要となります。

 

こんな嘔吐の場合はすぐ病院へ

嘔吐の場合はすぐ病院へ

赤茶色っぽい嘔吐物がみられた場合は、胃や十二指腸といった口から遠い部位で出血が起こっている可能性があります。

原因として考えられるのは潰瘍や腫瘍で、嘔吐が長く続く場合もあり、早めの検査が必要となります。

嘔吐物だけではなく赤茶色の便が出ることもあるので、あわせて確認してみましょう。

 

ピンク色の嘔吐物を吐いた場合

薄いピンク色の液体を吐いた場合は、歯周病や腫瘍など、口の中からの出血が混じっているかもしれません。

また、心臓病によって血液の循環が悪くなると、肺の中に液体がたまって呼吸困難などを引き起こす、肺水腫という状態になってしまうことがあります。

このときにも、薄いピンク色の嘔吐物がみられたり、泡混じりの液体が鼻から出てくることがあります。

肺水腫は命に関わる危険な状態なので、すぐに対処する必要があります。

 

何度もくり返し吐いている、毎日吐いている場合

嘔吐の回数が多い場合は、腸閉塞や慢性腎臓病の可能性があります。

腸閉塞は誤飲したおもちゃや毛玉によって起こり、嘔吐物は便のようなにおいがすることがあります。

また、加齢によって腎臓の機能が低下したり、結石などにより排尿ができなくなっている場合には、体に毒素がたまる尿毒症という状態になることがあります。

尿毒症では嘔吐以外にも、口臭がきつくなったり、元気や食欲がなくなるといった症状がみられます。

 

吐いた後も元気がなく食欲もない

嘔吐と同時に元気や食欲の低下がみられる場合は、消化器系の腫瘍や胃の通過障害が考えられます。

また、ストレスで胃の動きが悪くなっている場合も、元気や食欲がなくなることがあります。

全身の状態が悪くなるような腫瘍では体重も徐々に減少していく傾向があるので、定期的に体重測定をしてあげることで病気を早期に発見できるかもしれません。

 

吐いてしまって下痢もしている

突然の嘔吐と下痢がみられる場合は、中毒の可能性を考える必要があります。

ネギ類やチョコレートなどの食べもの、ユリやシクラメンなどの植物は、猫に中毒を引き起こします。

特に免疫力の十分でない子猫に激しい水下痢と嘔吐がみられたら、パルボウイルスの感染の可能性があります。

さらに、だらだらと続く嘔吐や下痢がみられる場合は、腸に慢性的な炎症が起こっていたり、膵炎を起こしているかもしれません。

 

吐しゃ物の中に虫がいた

主に猫回虫という寄生虫が寄生している場合に、嘔吐物や便の中に虫体が排出されることがあります。

猫回虫は白くて細長い寄生虫で、猫では小腸に寄生して下痢や体重減少を引き起こします。

回虫は人にも寄生することがあるので、発見した場合は早期に治療するようにしましょう。

 

まとめ

まとめ

いかがでしたか?

ただ「吐いた」というだけでも、その裏には重い病気が隠れているかもしれません。

「うちの子は普段からよく吐くから」と放置するのではなく、しっかりと原因を調べてあげましょう。

原因を探るときには飼い主さんの話が大事な手がかりになるので、吐いたものの写真を撮っていったり、吐いた回数や頻度、吐いた後の様子や他の症状を動物病院で伝えられるようにしておけると良いですね。

 

ぺット医療は自由診療のため、飼い主さんの全額自己負担となります。万が一、治療が長引いたり手術が必要な場合、高額な診療費がかかってしまうケースは少なくありません。ペット保険は、飼い主さんの負担を軽減する役割を担っています。

大切な愛猫が元気なうちに準備しておくことが大切です。この機会にペット保険を検討してみませんか?

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