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犬の肛門腺のお手入れ方法とは?ポイントを解説!

公開日:2022.09.20 最終更新日:2023.04.27

犬の肛門の左右には、肛門腺と呼ばれる袋状の組織があり、分泌物がためられています。
肛門腺の分泌物を排出させる(絞る)ことで、清潔な状態を保つことができます。
今回は、犬の肛門腺の絞り方や頻度について獣医師が解説します。

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犬の肛門腺とは?

犬の肛門腺とは?

肛門の左右(時計に例えると4時と8時の位置)にある、袋状の組織のことを「肛門腺」といいます。

別名、肛門嚢(こうもんのう)ともいわれています。

この袋状の組織の中に分泌液「肛門腺液(こうもんせんえき)」が生産され、ためられています。

通常は、ウンチをするときに肛門腺液も排出されますが、生まれつき肛門腺が出にくい、下痢などによる炎症が原因で、排出する穴がふさがってしまっている犬もいます。

 

お手入れの必要性

お手入れの必要性

特にチワワやマルチーズ、トイプードルなどの小型犬は、自力で肛門腺液を排出しにくい傾向があります。

また、高齢犬は、肛門腺液の性状が変化してたまりやすくなり、お尻の筋力も低下することから、排出しにくい状態になります。

排出されないと肛門腺に、肛門腺液がたまり続け、感染症につながることがあります。

定期的に肛門腺を絞ってあげることが大切です。

 

病気につながる可能性

肛門腺は肛門の近くにあるため、細菌などによる感染症「肛門腺炎」を引き起こすことがあります。

愛犬がお尻をこすりながら歩く場合は、肛門の周囲が赤く腫れていないか確認しましょう。

赤く腫れている場合は、肛門腺炎を発症している可能性もあるため、動物病院を受診することをおすすめします。

 

肛門腺の絞り方

肛門腺の絞り方

 

1.準備

肛門腺液は独特の刺激臭がするため、ポリエステル素材の薄い手袋とウェットティッシュ、ビニール袋を用意します。

犬の肛門は敏感なため、アルコール成分などが配合されたケア用品の使用は避けましょう。

 

2.肛門の位置を確認

片手でしっぽを持ち、肛門の位置を確認します。

お尻をのぞかれる、触られることが苦手な犬もいるため、お尻を確認するときは、顔をなでるなど、リラックスさせてあげましょう。

 

3.肛門を絞り出す

手袋を装着し、肛門をウェットティッシュで覆い、軽く指で押さえましょう。

ゆっくりとマッサージするように揉み、下から押しあげるように力を入れると、肛門腺液が排出されます。

肛門腺液の性状は、水っぽいものや、泥状、粘土状と、犬の健康状態によってさまざまです。

肛門腺液を排出後は、お尻の汚れをふき取りましょう。

重要なポイントは、力を入れすぎないことです。愛犬が嫌がる場合は、途中で中止してあげましょう。

 

犬が嫌がる場合の対処法

肛門は繊細な器官です。肛門腺を無理に絞ると、肛門や周辺の皮膚を傷つけてしまうかもしれません。

愛犬が嫌がる場合は、動物病院でも対応してくれるため受診すると良いでしょう。

 

肛門腺を絞る頻度は?

肛門腺を絞る頻度は?

1ヶ月に1回程度

肛門腺絞りの頻度は、小型から中型の犬であれば1ヶ月に1回程度ですが、大型犬は肛門腺絞りが必要ない場合もあります。

お尻を気にする頻度が増える、地面にお尻をこする、舐めるなどの行為が目立つときは、肛門腺を絞ってあげるサインです。

特に、高齢犬は、加齢とともに肛門腺液がたまりやすくなるので、注意が必要です。

 

まとめ

まとめ

肛門腺は肛門に近いため、清潔な状態を保つことで、感染症などの予防につながります。

愛犬の健康を維持するためにも、定期的に肛門腺を絞ることをおすすめします。

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