犬の鳴き声の意味としつけのコツ

ワンちゃんの祖先は集団生活をしていたので、仕草や鳴き声を使って仲間に自分の気持ちを伝える習性があります。
ワンちゃんが吠えるときには必ず理由があるので、「今どういう気持ちで、なぜ吠えているのか」を理解することで、ワンちゃんとの絆をさらに深めることができます。
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犬の鳴き声の重要性
ワンちゃんは鳴き声を使い分けて、喜び、悲しみ、警戒、不安、痛みなど、さまざまな気持ちを表現しています。
飼い主さまに何かをしてほしくて鳴いていることもありますし、体調が悪くて鳴いていることもあります。
ワンちゃんの気持ちを正しく理解して対応してあげるためにも、鳴き声に耳を傾けることはとても大切です。
犬の鳴き方からわかる気持ち
高い声のワンワン
飼い主さまが帰ってきたときに、高い声でワンワン吠えながらしっぽを振って飛び付いてくる子は多いかと思います。これは大喜びのサインです。
ドッグランなどで吠えながら走り回っているときも、嬉しい!楽しい!と気持ちが高まっていると考えられます。
ごはんがほしい、遊んでほしい、お散歩に行きたいなど、飼い主さまに何かしてほしいことがあるときにも、高い声でワンワン吠え続けることがあります。
これを「要求吠え」といいますが、「吠えれば自分の希望が叶う」と覚えている可能性があるので、鳴き止んでから要求に応えるようトレーニングする必要があるかもしれません。
高い声のキャンキャン
高い声のキャンキャンは痛みを感じたときや、パニックに陥っているときの鳴き声でもあります。
抱っこしたときや体を触ったときに短く「キャイン!」と悲鳴のような声や、動きたがらない様子がみられるときは、どこかに痛みを感じている可能性があります。
ドッグランでほかのワンちゃんに追い回される、体がどこかに引っかかって動けないなどの状況は、ワンちゃんがパニックに陥ってしまうためすぐに助けてあげましょう。
高齢犬は不安感が強くなると、甲高い声で夜鳴きをする場合もあります。
体のどこかに痛みを感じて吠えていることも考えられるので、夜鳴きが続く場合は動物病院で調べてもらいましょう。
低く太い声のワンワン
低く太い声は警戒心をあらわしていることが多いです。
玄関のチャイムが鳴ったときや、見知らぬ人が家に来たとき、はじめましてのワンちゃんに出会ったときなどに、自分の身やテリトリーを守ろうとして吠えます。
警戒心が強いワンちゃんの場合は、吠えることがストレスになってしまうので、色々な場所に連れて行く、他人からおやつを与えてもらうなど、人に慣れてもらうことから始めると良いかもしれません。
特に子犬は「社会化期」と呼ばれるタイミングでもあるため、さまざまな経験をさせることで、あらゆる環境や人に順応しやすくなります。
低い声で喉をグルルと鳴らす
地鳴りのような低い声で唸るのは、相手を威嚇しているときです。
おもちゃを取り上げようとしたり、ごはん中に近づいたりすると、たとえ飼い主さまであっても唸られることがありますよね。
唸りながら歯をむき出しにして相手をじっと見つめているときは、「近づいたら攻撃するぞ!」という一触即発の状態なので、ワンちゃんを刺激しないよう距離を置きましょう。
ウォーンという遠吠え
お留守番で寂しくなったときや、ほかのワンちゃんの鳴き声や救急車などのサイレンに反応して遠吠えをすることがあります。
お留守番のときに吠え続ける子は分離不安の傾向があるかもしれないので、お留守番の練習をさせたり、一人でも気を紛らわせることができるように知育玩具を置いて行くなどの対策をしてあげましょう。
犬の無駄吠えのしつけ方
ワンちゃんにとっては意味のある行動であっても、吠えすぎはご近所トラブルの元にもなりかねません。
しつけ方は無駄吠えの種類やワンちゃんの性格によっても変わりますが、ポイントは「吠えたら叱る」のではなく、「吠えなくなったらいいことがある」と教えることです。
吠えているときはワンちゃんの気持ちをクールダウンさせることが大切です。
おすわりや待てをして、静かになったら褒めてあげましょう。
すぐにできるようになる子はなかなかいないので、根気よく教えていきましょう。
まとめ
ワンちゃんの鳴き声は人の言葉のようなものなので、ワンちゃんが何を伝えようとしているのか、しっかり聞いて判断する必要があります。
痛みや体の異変を訴えている可能性もあるので、声とあわせて表情や仕草、そのときの状況をよく観察するようにしましょう。
そして適切な対処をしてあげることで、ワンちゃんとの信頼関係をさらに深めていきましょう。
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