犬を飼育する準備って何をすればいい? 必要アイテムや心構えなど

犬を家族として迎え入れることは、喜びとともに新たな責任が伴います。
愛犬と飼い主さま双方が快適に過ごせるよう、事前の準備は欠かせません。
愛犬との生活をスムーズにスタートさせるために、必要なアイテムや大切な心構えについて詳しくご紹介します。
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犬をお迎えするときの心構え
犬をお迎えする心構えとして必要なのは、何があっても愛犬に寄り添い、生涯にわたって面倒を見るという決意です。
一般社団法人ペットフード協会の令和6年全国犬猫飼育実態調査によると、2024年の犬の平均寿命は14.90歳でした。
子犬から飼い始めた場合、およそ15年という長い期間を共にすることになります。
この間には、飼い主さまのライフスタイルの変化(転勤、引っ越し、家族構成の変化など)はもちろんのこと、愛犬自身も年を重ね、高齢になれば介護が必要になる可能性も十分考えられます。
愛犬との生活は、喜びや癒しをもたらしてくれる一方で、こうした予期せぬ変化や責任に寄り添い、最期まで愛犬を守り抜く覚悟が求められます。
犬を飼育するための準備
犬をお迎えする前に、生活に必要なものをそろえておきましょう。
必要なものチェックリスト
- ドッグフード
- 食器
- 水飲み用の器
- トイレトレー(トイレの際に使用する、トイレシートを固定するトレー)
- トイレシート
- ケージ
- クレート(持ち運び可能な箱型のハウス)
- ハーネスまたは首輪とリード
- マナーボトル(散歩中のおしっこを洗い流すためのボトル)
- ウンチ取り袋
- 犬用シャンプー
- ブラシ
- デンタルケアグッズ
- 犬用爪切り
- 消臭スプレー
ドッグフード
ドッグフードは、必要な栄養がバランスよく配合された「総合栄養食」を与えることが基本です。
犬にも食の好みがあります。
複数のフードを用意し、愛犬の食の好みに合わせて与えましょう。
もし、お迎えする前に与えていたフードがわかる場合は、急な環境変化によるストレスを減らすためにも、しばらくの間は同じものを用意してあげると安心です。
食器
食器は重みと安定感があるもの、お手入れしやすいものを選びましょう。
やや高さがあったほうが、犬も食べやすいようです。
一般的には首を少し下げた状態で口が器に届くくらいの高さがよいとされています。
食事のときには水も飲むので、水飲み用の器も一緒に用意しましょう。
ケージなどに取り付ける給水器でもよいのですが、器の方がちゃんと飲めているか確認しやすく、水の取り換えも簡単です。
給水器を使う場合でも、水飲み用の器を置いてあげましょう。
トイレ用品
トイレトレーとトイレシートを用意しましょう。
トレーのサイズが小さいと、排泄物が周囲に飛び散ってしまう可能性があります。
サイズにゆとりがあるものを選びましょう。
トイレトレーを使わず、トイレシートだけを敷いて排泄させてもかまいません。
住環境に合わせて、用意します。
ケージやクレート
ケージは犬専用の囲いで、人間の生活と切り離した空間を作ることができます。
飼い主さまが留守にするときなど、ケガや事故防止のためにも用意しておきましょう。
お手入れがしやすく、自由に動けるスペースが確保できるサイズを選びます。
クレートは、動物病院に連れて行くとき、飼い主さまと乗り物を利用してお出かけするときなどに使います。
災害が起きて避難するときにも、クレートは必要不可欠です。
普段から部屋に置いて、クレートの中で落ち着いて過ごせるように練習しておきましょう。
散歩用グッズ
犬をお散歩に連れていく際に、ハーネス、もしくは首輪とリードが必要です。
犬の体型にマッチし、しっかりしたものを選びましょう。
愛犬が排泄したウンチを拾うためのアイテムや持ち帰るための袋、おしっこを洗い流すためのマナーボトルなども用意しておくとよいでしょう。
お手入れや掃除用品
犬のお手入れのために、犬用シャンプー、ブラシ、デンタルケアグッズなどを用意します。
ブラシは、犬の被毛のタイプに合わせて選ぶとよいでしょう。
爪のケアは、動物病院やトリミングサロンにお願いするのが安心ですが、自宅で処置する場合は、爪切りも必要です。
歯ブラシは、なるべく犬用のものを使いましょう。
ただ、犬が歯ブラシに慣れるまでに時間がかかります。
嫌がったときのために、シートタイプの歯磨きを用意しておくと安心です。
掃除用品では、トイレの汚れ拭きや消臭スプレーを用意しましょう。
抜け毛が多い犬種の場合は、粘着テープタイプのロールクリーナーがあると便利です。
犬との生活を快適にするためのアイテム
おもちゃ、おやつ、クッションやマットなどがあると、犬との暮らしが快適で豊かなものになります。
おもちゃは、見た目で判断せず、犬が飲み込む危険性がない大きさ、壊れにくい素材のものを選びましょう。
おやつは、教えたことが上手にできたときのご褒美として与えると効果的です。
クッションやマットは、犬にとってのリラックススペースやベッド代わりになります。
犬をお迎えするときの注意点
犬をお迎えするにあたっては、ご自身が無理なく飼育できるかをしっかり考えることが大切です。
特に、犬の飼育がライフスタイルに合うか、運動量を確保できるかという点が重要です。
ライフスタイルが犬との生活に適しているか確認しておく
一戸建てか集合住宅かといった住環境、どのくらい愛犬のためにとれる時間があるか、転勤や引っ越しの可能性、家族構成など、飼い主さまのライフスタイルをトータルで見たときに、飼育に適しているかどうか検討しましょう。
愛犬の性格や個性を考慮することも大切です。
飼い主さまの運動量に適した犬種を選ぶ
ドッグランで思いっきり駆け回るなど、お散歩以外の運動が必要な犬もいれば、ちょっとしたお散歩で十分という犬もいます。
ご自身の体力に自信がないのに運動大好きの犬種を選んでしまっては、飼い主さまが大変なだけでなく、犬にとってもストレスがかかります。
ご自身の体力を客観的に判断し、適した犬種を選びましょう。
被毛のタイプを確認しておく
一般的に犬は、春と秋の年2回、毛が抜けて生え変わる換毛期があります。
ここで知っておきたいのが、被毛のタイプです。
「シングルコート」と「ダブルコート」があり、「ダブルコート」の犬種は、抜け毛の量がとても多くなります。
換毛期は1か月ほど続くので、抜け毛の量が多ければ多いほど、こまめなお手入れが必要です。
長く一緒に暮らすことを踏まえ、被毛のタイプや換毛期についても確認しておきましょう。
愛犬との新しい生活に向けて、万全の準備を
犬を飼育するためには、さまざまな準備が必要です。
家族の一員として楽しく快適に暮らせるよう、必要なものを用意しておきましょう。
犬種を選ぶときは、飼い主さまの生活環境やライフスタイルを考慮することが大切なポイントです。
お迎えしてから「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないように、しっかり準備を進めましょう。
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