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犬の糖尿病とは? 症状や原因・合併症のリスクなどを解説【獣医師監修】

公開日:2026.04.28 最終更新日:2026.04.28

犬の糖尿病は、人間の場合と同様インスリンというホルモンが働かなかったり不足したりすることで血糖値の高い状態が続く病気です。
初期症状は、水を飲む量やおしっこの量が増える、食欲が増すなどですが、気づかないことも少なくありません。
症状が進行すると、白内障、腎臓や肝臓の障害などさまざまな合併症を引き起こすこともあるので、注意が必要な病気です。
愛犬の健康を守るために、理解を深めておきましょう。

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犬にも糖尿病がある?

犬にも糖尿病がある?

犬も人間と同じように糖尿病になります。

犬の場合も人間の場合も、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きが弱くなったり不足したりすることが原因になります。

代表的な初期症状は、水をたくさん飲み尿も増える「多飲多尿」、食欲が増す「食欲亢進(こうしん)」などですが、進行すると重篤な合併症を引き起こすおそれがあります。

 

犬の糖尿病ってどんな病気?

人間も犬も、血液中の糖を細胞に取り込みエネルギーに変えます。

その橋渡しをするのがすい臓から分泌されるインスリンというホルモンです。

インスリンがうまく働かないと血液中の糖分が細胞に吸収されず、過剰になってしまいます。

この状態が続く病気が「糖尿病」です。

主に以下の2タイプに分類されます。

  • インスリン依存性糖尿病(1型糖尿病)
    すい臓に異常が起こり、インスリンがまったく作られなくなる、作られてもわずかというケースです。犬の糖尿病の多くは、こちらに分類されます。
  • インスリン非依存性糖尿病(2型糖尿病)
    インスリンが分泌されているにもかかわらず、糖が細胞に取り込まれないケースです。人間では多くみられますが、犬ではまれです。

 

どのような犬がなりやすい?犬種や年齢の傾向

どのような犬にも発症する可能性はありますが、なりやすい犬種や年齢的な傾向は指摘されています。

遺伝的要因により発症しやすいといわれている犬種は、トイ・プードル、ミニチュア・シュナウザー、ダックスフンド、ビーグルなどです。

年齢では、7歳から9歳前後、中高齢期に差しかかったころの発症が多いといわれていますが、若ければ発症しないというわけではありません。

 

男の子と女の子では、女の子の方が発症確率が高いといわれています。

発情周期やホルモンの変化がインスリンの働きに影響するためです。

 

こんな症状があったら注意!犬の糖尿病のサイン

こんな症状があったら注意!犬の糖尿病のサイン

犬の糖尿病にはサインがあります。

代表的な初期症状が多飲多尿、食欲亢進ですが、見逃されるケースも少なくありません。

日常の中では些細な違いに見えるため、変化に気づけるように、愛犬の日々の様子をよく観察することが大切です。

 

初期に見られる症状

糖尿病の初期には、以下のような症状がみられます。

  • 多飲多尿
    あふれた糖が水分と共に尿として排出され、のどが渇いて多量の水を飲むようになります。
  • 食欲亢進
    食欲が異常に増し、食べる量が増えます。
  • 体重減少
    食事量は十分であるにもかかわらず、体重が減ってきます。

この状態が続くと、体内にエネルギーが取り込めないため、元気がなくなり、活動量も減ってきます。

毛づやが悪くなった、呼吸が速くなっているなども、症状が進行しているサインです。

 

治療しないとどうなる? 放置によるリスク

治療をせずに放置していると、白内障、腎臓や肝臓の障害など、さまざまな合併症を引き効き起こす可能性があります。

これらは、糖尿病の重大なリスクといえるでしょう。

 

犬の糖尿病の原因と知っておきたい合併症のリスク

犬の糖尿病の原因と知っておきたい合併症のリスク

犬の糖尿病の原因は、血液中の糖分をエネルギーとして細胞内に取り込むインスリンの機能に障害が起き、血糖値の高い状態が続くことです。

行き場のない糖は血管をめぐりながら次第に増え、やがて血管を傷つけ、さまざまな合併症を引き起こします。

 

発症につながる要因とは?

糖尿病のリスクとなる要因の一つが「肥満」といわれています。

体内の脂肪細胞が増えるとインスリンの働きを妨げる物質が分泌され、インスリンの働きが弱まるためです。

予防でも治療でも、適切に体重管理をすることは重要といわれています。

 

糖尿病と一緒に起こりやすい病気

糖尿病では、以下のような病気が起こりやすいと報告されています。

  • 白内障
    犬の糖尿病でよく知られている合併症です。急激に視力が落ち、失明してしまう可能性もあります。
  • 糖尿病性ケトアシドーシス
    インスリン不足により、ケトン体という物質が過剰に作られ、血液が酸性に傾いてしまう病気です。食欲不振、嘔吐、脱水などの症状がみられます。適切な治療をしないと、命にも関わる合併症です。
  • 慢性腎不全
    高血糖により腎臓の血管が障害を受け、腎機能が低下する病気で、食欲不振や嘔吐などの症状がみられます。
  • 感染症
    体内の機能が正常に働かないと免疫力が低下し、感染症のリスクが高まります。例えば、細菌感染による膀胱炎、皮膚炎、女の子の場合は子宮蓄膿症などです。

 

犬の糖尿病の治療と予防

犬の糖尿病の治療と予防

糖尿病は完治が難しい病気で、発症した場合、インスリン投与など生涯にわたる治療や管理が必要です。

 

インスリン注射や食事管理などの基本的な治療

犬の糖尿病の治療は「インスリン注射」「適切な食事管理」「運動」が基本です。

  • インスリン注射
    毎日決まった時間に、インスリンを皮下注射します。獣医師の指示にしたがい、飼い主さまが自宅で行う処置です。
  • 適切な食事管理
    カロリーや繊維質の量が調整された療法食、血糖値の急激な変動を防止します。決まった時間に決められた量を与えることがポイントです。
  • 運動
    血糖値を安定させ肥満を防止するために、定期的に運動をすることも治療の一環です。過度な運動は低血糖を引き起こすこともあるので、獣医師の指示にしたがって無理のない範囲で行いましょう。

 

愛犬の糖尿病を予防するには?

糖尿病を完全に予防することは難しいですが、食事量や運動量を適切に管理して肥満を予防する、ストレスの少ない生活を送ることなどは大切です。

食事は、栄養バランスのよいフードを選びましょう。

 

お散歩や遊びなど日常的な運動も、体重管理や血糖値の安定に効果的です。

日ごろから、飲んだ水の量、排尿の回数や量、体重もチェックしておくと、変化に気づきやすくなります。

 

犬の糖尿病と向き合うために

犬の糖尿病と向き合うために

糖尿病の合併症には、白内障のように生活の質を大きく下げてしまうものや、ケトアシドーシスのように命に関わるものがあります。

さらに糖尿病は完治が難しく、生涯にわたって血糖値コントロールの処置が必要です。

早めに気づき、治療をして進行を食い止めましょう。

日ごろから食事内容や運動に気をつけ、必要に応じて獣医師のアドバイスを受けることも糖尿病対策のポイントです。

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