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ワンちゃんの関節炎

こんにちは!アイペット損害保険 獣医師チームです。
このメールでは『今日から実践できる』獣医視点での飼い方情報を毎月お伝えしていきます!
まだまだ寒い日が続きますね。皆さまの中にも、この時期は関節痛が・・・と悩まれている方がいらっしゃるかと思います。
でもそれ、飼い主さんだけの悩みではないかもしれません。今日はそんな冬の大敵、「関節炎」についてのお話です。
関節炎の原因とは?
関節炎とはその名のとおり、骨と骨をつなぐ関節の部分に炎症が起こることです。
骨の先端には関節軟骨というやわらかい骨があり、その周りはかつえき(潤滑油のような液体)で満たされています。軟骨がすり減って変形したり、炎症によって滑液が増えることで、痛みが出たり関節が腫れたりします。
関節軟骨、滑液
関節炎の主な原因となるのは、加齢や肥満、運動のしすぎや運動不足です。

冬と関節炎

冬は「寒さ」と「運動不足」が原因で、痛みが出やすくなります。寒さで血管が収縮すると血流が悪くなり、関節の周りの筋肉がこわばってしまうんですね。
ワンちゃんも人間と同じで、筋肉は動かさないとかたまってしまいます。冬場はつい暖かいところから動きたくない!と思ってしまうので、注意が必要です。
関節炎の症状
関節炎による痛みは、分かりにくい場合もあります。 痛みが慢性化するとワンちゃんが慣れてしまったり、こういう動かし方をすれば痛くないぞ!と学習して、飼い主さんが気付かないうちに悪化してしまうことも。
そんな「隠れ関節炎」の子を少しでも減らすためにも、ワンちゃんから送られるサインを見逃さないようにしましょう。
こんなサインがないか、チェック!
散歩や段差の上り下りを嫌がるようになった
動作がゆっくりになった
立ち上がるのが辛そう
いかがですか?
少しでもあてはまるなぁと思った方は、動物病院に相談してみましょう!
おうちでできる関節炎対策!
前回皆さんにご協力いただいたアンケートの結果から、4割近くの方が関節のケアをしていることがわかりました。すばらしいですね!
関節のケアとして気を付けていることはありますか?
関節炎は小型犬から大型犬まで、どんな子にでも起こり得る病気です。そして普段の生活をちょっと変えるだけでリスクを減らせる、数少ない病気の1つでもあります。
関節のケアしている、と回答いただいた皆さまの中から、今すぐ簡単にできる関節炎対策をいくつかご紹介いたします!
フローリングにカーペットや滑り止めマットを敷く
ステップをつけて段差をなくす
階段は抱っこする、柵をして上らせない
関節の動きをサポートするフードやサプリメントをあげているという方も多くいらっしゃいました。どちらもかなりの種類があるので、選ぶ際には動物病院で相談してみましょう。
その他の対策
こちらでも、お散歩の時やおうちの中での対策を紹介していますので、チェックしてみてください!
【発行・編集】アイペット損害保険株式会社

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