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梅雨を乗り切るんだワン

こんにちは!アイペット損害保険 獣医師チームです。
このメールでは『今日から実践できる』獣医視点での飼い方情報を毎月お伝えしていきます!

6月といえば「梅雨」の季節!ジメジメとした気候で人も少し憂鬱なこの時期、ワンちゃんにとってはお散歩も行けない頻度が増えたりとストレスも溜まる季節ですよね。
今回は、この「梅雨」を乗り切るための方法についてお伝えしようと思います!


梅雨によるストレスを溜めない!?
何といっても梅雨はお散歩のハードルが上がってしまいます。最近ではワンちゃん用の長靴やレインコートなども販売されていますので、チャレンジできる方はしてみるとよいかもしれません!
お散歩に行けない時はおうちの中でストレスが発散できるように普段とは違う遊びに挑戦してみましょう♩具体的には、ボールなどの新しいおもちゃを買ってあげたり、ロープなどでの引っ張りっこもとてもおすすめです。

ここでは宝さがしゲームをご紹介いたします!


宝探しゲーム

準備するもの
バスタオル、フードかおやつ(3から5個)
方法
  1. まず、床にバスタオルを無造作に置きます。
  2. 愛犬にバスタオルの近くでオスワリとマテをしてもらいます。
  3. 愛犬が見ている状態で、バスタオルの隙間におやつを隠していきます。
  4. 「よし」や手をたたくアクションをして、愛犬がおやつを探します。
  5. 隠した個数分をみつけて食べることができたら褒めてあげましょう!

難易度をあげるには、愛犬に反対を向かせてマテをしてもらい、おやつを隠してみましょう。
ぜひ試してみてくださいね!


ジメジメと戦う!

梅雨のジメジメはほかにもさまざまな困りごとを引き起こします。


いたみ問題

梅雨の多湿な環境はフードのいたみを早くします。 梅雨から夏の時期は、ドライフードは1か月で使い切れるような、小さいサイズや小分けになっているものを使用するほうがいいですね。 大きな袋のドライフードは、酸化したり細菌が繁殖することにより『食中毒』を引き起こしてしまう可能性があります!

また、セミモイストやウェットのご飯の場合は、出しっぱなしにせずにご飯の時間が終わったらすぐに器ごと洗うようにしましょう。
同様に、お水もいたみますので、この時期は1日2回、器を洗って新鮮なお水を入れてあげるようにしましょう。


匂い問題

なぜか梅雨の時期になると愛犬の匂いが気になる・・・。なんて方もいるかもしれません。
健康なワンちゃんでも常在菌といって悪さをしない細菌を持っています。これらの菌は多湿な環境で繁殖しやすく、菌が増殖すると匂いを発することがあるのです。

定期的にトリミングに行ったり、お家でドライシャンプーやタオルで拭いてあげることも効果的です。 それでも、匂いが収まらなかったり、体を痒がっているなどの症状がある場合には、病気の可能性もありますので放置せずに病院へかかりましょう!


この病気に注意!

外耳炎

動物病院への来院理由の2位※ともいわれている外耳炎ですが、まさに梅雨の時期から夏にかけてが最も悪化しやすい時期です!
 ※2018年1月から12月の当社の支払データを基に作成しております。
具体的には、耳を床にこすりつける、耳の後ろを掻いているといった症状がある場合は、まず耳の中をめくって、赤みがないか、耳垢がたくさんついていないかなどをチェックしてみましょう。
しかし、ワンちゃんの耳はL字型になっているため、パッと見てキレイだとしても実は奥の方で炎症を起こしている可能性もあります。気になった方は一度動物病院で相談してみましょう!

ワンちゃんの熱中症


熱中症

5月からは25度を超える夏日が出てきます。6月からは湿度も高くなるため、熱中症で動物病院に運ばれてくるケースが増えてきます。
熱中症対策もはじめていきましょう!
注意すべき子
  • 短頭種(フレンチブルドッグ、パグ、ボストンテリア、ペキニーズ、シーズーなど)、老齢、肥満
  • ダブルコート(サモエド、ハスキー、ポメラニアンなど)
気をつけること
  • 室内は換気と風通しの確保のために、エアコンは常時つけましょう
    ※帰ってきたらエアコンが故障していた!なんていうエピソードも聞いたことがあるので、点検もきちんとしておきましょう。
  • お水は複数箇所に置いてあげ、散歩時にはこまめにお水をあげましょう
  • 締め切った車内にワンちゃんだけでお留守番は絶対にダメです!
熱中症の症状は?
  • パンティングやよだれがおさまらない
  • 目や耳が充血している
  • 体を触るととても熱い
  • 下痢や嘔吐
  • ふるえやふらつき
  • 元気がない など
これらが見られたら、涼しい場所へ移動し、まずは動物病院に連絡しましょう!
いかがでしたか?梅雨は何かと気持ちがどんよりしがちですが、愛犬と一緒に楽しく梅雨を乗り切れるよう工夫をしてみてくださいね!
これからも、飼い主さんに役立つ病気や予防情報をお届けして参ります。
今後とも何卒、よろしくお願いいたします。
【発行・編集】アイペット損害保険株式会社

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