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【危険!】ワンちゃんにあげてはいけない食べ物

こんにちは!アイペット損保 獣医師チームです。
このメールでは『今日から実践できる』獣医視点での飼い方情報を毎月お伝えしていきます!
2月14日は甘い甘いバレンタイン♡
残念ながらワンちゃんにチョコはプレゼントできませんが、チョコに限らず、私たちが食べる物の中にはワンちゃんに食べてほしくないものがたくさん!
「知ってるよ~」と思っても、復習をかねて最後までチェックしてみてくださいね。
絶対あげちゃだめ!
これらは超有名どころなのでさらっとおさらいです。少量でも危険なので、絶対にあげないようにしましょう。
ネギ類:たまねぎ、長ネギ、ニラなど
「アリルプロピルジスルフィド」という成分が、赤血球を壊してしまいます。 加熱したり粉末にしたりしても毒性は消えないので、ハンバーグなどたまねぎが材料として入っている料理も要注意です。
チョコレート
カカオに含まれる「テオブロミン」や「カフェイン」によって嘔吐や下痢をしたり、けいれん発作が起こります。カカオ濃度の高いビターチョコは特に危険です。
生の魚介類や貝:エビ、イカ、カニ
「チアミナーゼ」という酵素がビタミンB1を壊してしまいます。ビタミンB1が足りなくなるとふらつきや麻痺がみられることも。 加熱したらあげることはできるのですが、甲殻類はアレルギーを起こす可能性もありますし消化もよくないので、あげない方が無難です。
ブドウやレーズン
詳しい原因はわかっていませんが、犬では急性腎不全を起こしたという報告がいくつかあり、命に関わることもあります。
キシリトール
ワンちゃんがキシリトールを摂取すると、血糖値を下げる「インスリン」というホルモンが放出されて、低血糖を起こしてしまうことがあります。 人のガムや飴にはキシリトールが含まれているものも多いので、ワンちゃんの口に入らないよう気を付けましょう。
あげすぎないように!
手作りごはんやおやつとしてあげる食材も、あげ方には注意が必要です。
キャベツやニンジン
手作りごはんの人気者です。生のままや大きいままでは消化に悪いので、細かく刻んで火を通してからあげましょう。
カボチャ、サツマイモ、ジャガイモなど
これらも手作りごはんの強い味方ですね!皮を取り除いて、しっかり加熱してあげるようにしましょう。 満足度は高いですがその分カロリーは高いので、あげすぎは肥満の原因に。
ほうれん草
他の野菜に比べるとシュウ酸が多く含まれているので、尿石症で治療をしている子などは注意しましょう。
にぼしやチーズ
おやつとしても人気ですが、人のおつまみとしてつくられているものは塩分が多すぎるので、ペット用に減塩加工されているものを選びましょう。
牛乳
多くのワンちゃんが大好きな牛乳には「乳糖」が含まれており、ワンちゃんはこの乳糖の消化が得意ではありません。 飲み過ぎるとお腹をこわしてしまうことも。アレルギーを持っている子もいるので、なるべくワンちゃん用の牛乳をあげるのがおすすめです。
あげる前に考えよう
食卓について、下からつぶらな瞳でこちらを見上げて「くぅ~ん・・・」なんて言われたら、 はいどうぞ!となんでもあげたくなってしまいますが、一度グッと我慢して考えてみてください。
テーブルの上の食べ物を見つめるワンちゃん

甘すぎない?辛すぎない?

私たちが選ぶ甘い果物や塩茹でした野菜、ツナやハムといった加工食品は、ワンちゃんにとっては過剰な糖分や塩分を含んでいます。 あげすぎると肥満の原因になったり、腎臓に負担がかかったりします。

消化できるもの?詰まらない?

小型犬であれば小腸の太さは約1cm前後と、とっても細いです。果物の種や大きくてかたい食べものを飲み込むと、詰まってしまう危険性があります。

本当にあげなきゃいけない?

結局のところ、ワンちゃんは自分のごはんと飼い主さんの愛情だけで十分幸せに暮らしていけます♪ ワンちゃんのごはんやおやつも種類が豊富なので、人の食べものは必要以上に与えず、ワンちゃんの体に合った食べものを選ぶようにしましょう!
食べ物だけじゃない
異物誤飲に注意!
異物誤飲はキッチンやテーブルよりも、『床』で一番起こっています。
今日のメルマガとあわせて今一度おうちの中の危険な場所をチェックしておきましょう!
異物誤飲
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