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おうちで試そう!ワンちゃんの簡単マッサージ

こんにちは!アイペット損保 獣医師チームです。
このメールでは『今日から実践できる』獣医視点での飼い方情報を毎月お伝えしていきます!
今月はスキンシップを取りながら絆を深め、ワンちゃんも満足できる、「マッサージ」をご紹介したいと思います!
たまにはおうちでまったり、ワンちゃんをなでなでしながら過ごすのも良いですよね♪
マッサージの効果って?

賦活(ふかつ)

皆さんは「賦活=ふかつ」という言葉を聞いたことがありますか?
あまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、「機能や作用を活発化させる」という意味があります。
マッサージを行うと血行がよくなり、「皮膚の賦活」、つまり皮膚が持っている機能が高まるんです!もちろん、皮膚だけでなく体全体の血行やリンパの流れが良くなり、健康につながるという効果もあります。

リラックス

私たちもマッサージを受けていると、ついうとうとしてしまう時がありますよね。これは皮膚同士が触れ合うことで副交感神経が活性化し、リラックス効果が生まれるためであると考えられています。 ワンちゃんも同じで、信頼できる飼い主さんに触ってもらうと心からリラックスしてくれるはず!

変化に気付ける

ワンちゃんと丁寧に触れ合うことで、皮膚の状態が悪くなっているのに気付けたり、小さなしこりを発見できるかもしれません。 どんな病気であっても早期発見できるに越したことはないので、ぜひマッサージの際には意識してみて下さい。
マッサージのポイント

タイミング

マッサージの目的の1つはリラックスです。
時間に余裕があって、お互いの気持ちが安定している時にチャレンジしましょう!

場所・時間

ワンちゃんがくつろげる場所ならどこでも大丈夫ですが、やわらかいソファやクッションの上がいいですね。
1回のマッサージの時間は10~15分を目安にし、ワンちゃんが気持ちよく受けてくれるようであれば毎日行っても問題ありません。ただし、体調が悪い時や触ると痛いところがある時などは避けましょう。
いざマッサージ!
今日ご紹介するのは、ツボを的確に刺激してグリグリと指圧を行うようなマッサージではありません。 弱い力でなでてあげるだけで十分な効果があるので、あくまでもワンちゃんがリラックスできるように、やさしく触るイメージで行いましょう。
ポイントは、「毛並みに沿って・力を入れずに」触ることです!また、ワンちゃんの皮膚が傷付かないようなゴム製のラバーブラシを使うとさらにマッサージ効果が高まります!
それでは、ワンちゃんが気持ちいいと思うポイントとマッサージの仕方を見ていきましょう!

ポイント1 頭

  1. おでこから後頭部に向かって手やブラシでゆっくりなでていきます。
  2. ワンちゃんがリラックスしてきたら耳の付け根を優しく押して、ほぐすようにマッサージします。
マッサージ中のワンちゃん

ポイント2 首

  1. 毛並みに沿って、首の上の方から下へ向かってさすります。
  2. 少しずつ手やブラシを動かして、首の周りを一周しましょう。
  3. 最後は肩甲骨の部分で、「の」の字を描くように周りをほぐしていきます。
のの字のマッサージ

ポイント3 腰

  1. 頭の方からしっぽの方に向かってゆっくりなでていきます。
  2. 手のひらやブラシを腰にあて、左右に小刻みに動かします。腰全体をほぐすように場所を動かしていきましょう。
  3. 最後は腰周りを軽くトントンと叩いてツボを刺激します。正確なツボの位置は分からなくても、周りを刺激するだけで十分効果的です。
マッサージは手軽にできて、ワンちゃんの健康を促進しながら飼い主さんとの絆も深まっていく、一石三鳥のスキンシップです。
体に触られることに慣れておくと、お手入れの時や病院で処置をする時のストレスも減らせるので、ぜひ試してみてくださいね♪
【発行・編集】アイペット損害保険株式会社
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