猫の避妊手術とは? 手術の時期やメリット・デメリットなどを解説

避妊手術は猫が妊娠できないようにするための処置です。
望まない妊娠や出産を回避するだけでなく、発情による問題行動の抑制にもつながります。
ここでは避妊手術の時期や、手術のメリット・デメリットについて紹介します。
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猫の避妊手術とは?

メス猫が排卵しないようにすることで、オス猫と生殖行為を行っても卵子が受精できないよう処置します。
オス猫を引き付ける性ホルモンの分泌を停止させます。
避妊手術は、卵巣のみを摘出する卵巣摘出手術と、卵巣と子宮の両方を摘出する卵巣子宮摘出手術があります。
どちらの場合も、麻酔をかけて腹部を開き、卵巣や子宮を摘出して縫合するというのが一般的な流れです。
避妊手術は痛みを伴うため、愛猫の負担を減らすためにも、麻酔は必要であることを理解しましょう。
猫の避妊手術の時期

一般的には生後6か月頃が適当な時期といわれています。
猫は春から秋にかけて発情期を迎え、生後6か月前後で妊娠が可能です。
最初の発情期を迎える前に処置することが大切です。
発情時期は子宮の血流が増えたり、免疫が下がったりしているためリスクが高まります。
体調や成長のスピードに個体差があるため、細かな時期はかかりつけの獣医師に相談しましょう。
病気にかかっている場合は避妊手術を避け、体調が落ち着いてから検討しましょう。
猫の避妊手術にかかる費用
一般的には2万円から4万円ほどで受けることができます。
入院費、術前検査料、麻酔料、手術料、投薬料などがかかります。
費用は動物病院によって大きく変わることもあるので、事前に確認しておきましょう。
猫の避妊手術のメリット

望まない妊娠・出産を予防できるだけでなく、オス猫を呼ぶために大きな声で鳴くなど、問題行動を抑制します。
そのほか、性ホルモンが原因となる病気の予防や、乳腺腫瘍の発症率の低下など、愛猫の健康にもにつながります。
猫の避妊手術のデメリット

避妊手術により食欲を抑えるエストロゲンが増加し、太りやすくなることです。
可能性は低いですが、感染症のリスクがあることを認識しておきましょう。
猫の避妊手術の前後に注意すべきこと

避妊手術が決まったら、愛猫の体調に気をつけながら準備を進めましょう。
避妊手術前に気を付けること
健康状態が良好なときに行うことが基本です。
手術のストレスにより、感染症に対する抵抗力が下がることがあります。
手術当日の食事、排泄については獣医師の指示に従いましょう。
ワクチンの接種日が近いようであれば、日程を相談しておくと安心です。
避妊手術後に気を付けること
愛猫がゆっくりと体を休め、落ち着いて過ごせるようにサポートします。
手術後の傷口が気になり、なめてしまうことがあります。
傷口が開く、化膿する恐れがありますので、数日間はエリザベスカラーを装着するなど、傷口をなめないようにケアしてあげましょう。
猫の避妊手術は計画的に準備し進めましょう
初回の発情期となる生後6か月前後が推奨されています。
高齢になるほど持病が出てきたり、免疫力が低下したりすることで、合併症などを引き起こすリスクも高くなります。
できるだけ早い時期に済ませておくことが、愛猫の健康にもつながります。
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