セント・バーナード

セント・バーナード

セント・バーナードは、アルプスの山中で山岳救助犬として多くの人命を救ってきた超大型犬です。アニメや映画にも数多く登場し、雪山でソリを引いたり、首に酒樽をぶら下げている姿を思い浮かべる人も多いかもしれません。1887年に正式にスイスの犬種として公認されて以来、スイスの国犬となっています。その迫力ある見た目に似合わずとても温厚な性格で、現在では家庭犬として愛されています。体重の負荷がかかることや必要な運動量が多いことから、足や関節を痛めやすい傾向があります。

セント・バーナードのかかりやすい病気・ケガ

若齢~成犬

  • 股関節形成不全
    股関節を形成している骨盤の骨と大腿骨がかみ合わなくなり、関節に炎症が起こって痛みが出ます。犬では大型犬に多く、遺伝や成長期に骨の発育がうまくいかないことが主な原因です。歩く時に腰が左右に振れたり、階段の上り下りを嫌がったりします。
  • 外耳炎
    耳の穴から鼓膜までの外耳に炎症が起こります。原因は細菌、真菌、寄生虫、アレルギーなど様々で、耳が垂れている子や耳が蒸れやすい夏場に多くみられます。耳をかゆがったり、頭を振ったり、においが出てきたりします。
  • チェリー・アイ
    通常は目の中にしまわれている第三眼瞼(瞬膜)という部分が、常に出てしまっている状態です。第三眼瞼を固定している線維が、遺伝的に欠損していたり、外傷によって損傷することで起こります。
  • 皮膚炎
    細菌や真菌、ダニなどが皮膚に炎症を起こします。皮膚の弱い犬種だったり、免疫力の低下や外傷から皮膚のバリア機能が落ちてしまうと、炎症が起こりやすくなります。症状は湿疹、かゆみ、脱毛など様々です。

成犬~

  • 前十字靭帯断裂
    膝の曲げ伸ばしを調節する役割を持っている前十字靭帯が切れてしまった状態です。加齢に伴って弱くなったり、肥満によって負担がかかった状態の靭帯に、強い衝撃が加わることで起こります。後ろ足を挙げたり、体重をかけられないような状態がみられます。
  • 拡張型心筋症
    心筋が薄くなり、心臓の収縮力が落ちることで、全身に十分な血液を送り出すことができなくなる病気です。大型犬に多くみられ、遺伝や加齢によって起こります。初期は症状が出にくいですが、重症化すると呼吸困難や不整脈がみられることがあります。
  • 犬種別病気ガイドには、アイペットのペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合がございます。
  • 補償開始日前から被っていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もございます。

セント・バーナードの保険金請求事例

皮膚炎(大型犬)の場合

体に赤い発疹があったので、病院に連れて行きました。「皮膚炎」と診断され、お薬を飲み始めることになりました。

年齢 4歳 内容 通院1日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 1,500
検査 3,000
お薬 6,000
合計 10,500
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
7,350円
手術が含まれていない
通院のため、補償対象外です
お客さま負担額
3,150円
お客さま負担額
10,500円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

股関節形成不全の場合

腰を振るように歩くため、気になって病院に連れて行きました。検査の結果「股関節形成不全」と診断され、歩くときの痛みを減らす手術を行いました。

年齢 2歳 内容 手術1回、入院6日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 800
入院(5泊6日) 27,000
検査 30,000
全身麻酔 32,000
手術 330,000
点滴 9,000
処置 12,000
注射 13,000
お薬 5,000
合計 458,800
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
321,160円
「うちの子ライト」補償額
412,920円
お客さま負担額
137,640円
お客さま負担額
45,880円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

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セント・バーナードの特徴

歴史

17世紀中頃、スイスのグラン・サン・ベルナール山道の宿坊で護衛のために飼われていた大型のマウンテン・ドッグが、セント・バーナードの起源とされています。この犬たちは優秀な伴侶犬として、霧や雪崩で遭難した人の捜索やパトロールに尽力し、多くの人の命を救ったという記録が残されています。19世紀にはヨーロッパ中にセント・バーナードの名声が広まりましたが、この頃は「バリー・ドッグ」と呼ばれており、中でも「バリー号」は何十人もの命を救った伝説の救助犬として現在まで語り継がれています。セント・バーナードという犬種名は、サン・ベルナール寺院からきたものであるという説が有力です。

容姿

太くてがっしりとした骨格の超大型犬です。大きな頭に三角形の垂れ耳、愛らしい小さな垂れ目が特徴です。筋肉質で太い首、幅の広い背中、長くて立派な尾と、バランスの取れた体格です。毛はダブルコートで、ラフとスムースの2種類があります。ラフはさらにストレートとウェーブに分けられ、首・肩・尾・足の後ろ側の毛が特に長いです。スムースはストレートで体全体に同じ長さの毛が生えていますが、腿と尾にわずかに飾り毛があります。毛色は白地に赤茶色の模様で、鼻先と耳の縁は暗い色になります。

セント・バーナードの飼育のポイント

セント・バーナードは穏やかで優しく、とても辛抱強い性格なので、家族だけでなく他の犬や子どもとも仲良くできる子が多いです。また、頭が良く従順なので、しっかりトレーニングを行うことで頼もしい番犬になってくれます。寒い国出身の犬なので、高温多湿の夏場は特に、温度管理の徹底や熱中症への注意が必要です。体が大きく毛量もあるので、定期的なブラッシングで毛玉や抜け毛を防いであげましょう。また、耳が垂れていて蒸れやすいので、合わせてチェックしてあげるといいですね。目ヤニや涙、よだれを定期的にふき取ってあげることで顔周りを清潔に保てます。家の中でセント・バーナードを飼う場合には十分な飼育スペースが必要になります。また、運動不足になると肥満や関節炎の原因にもなるので、お散歩やドッグランなどで十分に運動させてあげましょう。

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[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)