シャー・ペイ

体中が皺だらけのユニークな風貌で、少し悲しげな表情もシャー・ペイの特徴です。しかしその顔とは裏腹に性格はとても明るく、自立心旺盛です。家族に対して愛情深く、良い子どもの遊び相手にもなってくれます。また、とても忠実な性格なので、しっかりと訓練することで頼れる番犬にもなってくれます。体の皺はシャー・ペイ最大の魅力でもありますが、皮膚の病気にもなりやすいので、日ごろから清潔に保ってよく観察してあげることが大切です。
シャー・ペイの特徴
シャー・ペイの歴史
祖先はその容姿からチベタン・マスティフであるという説がありますが、舌の色がブルーであることから、チャウ・チャウであるという説もあります。原産は中国広東省で、南シナ海の沿岸に何百年もの間生存していたとされます。古くから羊など家畜の見張りをしたり、侵入者を防いだり、当時中国で盛んであった闘犬の場で活躍していたようです。体中のたるみは、闘犬の際にかなり有利であったと考えられます。そして第二次世界大戦後にアメリカへ渡り、1978年にはギネスブックに「世界で最も珍しい犬」として紹介され、広く知られるようになりました。現在では家庭犬や番犬として愛されています。
シャー・ペイの容姿は?
コンパクトな体型で、体中にたるんだ皺があります。頭は体のバランスに対しては大きく、マズルは短いですが広く膨らんでいます。首は太く、尾は付け根が丸くて先細りになっており、背中に向かってくるんと巻いています。耳は三角形で前方に垂れており、目は小さなアーモンド型で暗色です。舌はチャウ・チャウを思わせるような青みがかったブラックです。毛は硬い直毛で、色はブラック、レッド、明るいフォーン(金色がかった色)、クリームなどがあります。
シャー・ペイの飼育のポイント
シャー・ペイは基本的に冷静で落ち着いた性格ですが、闘犬としての素質を持った犬種でもあります。気の強さや闘争心が過剰に出てしまわないよう、子犬の頃からしっかりと社会性を身につけさせましょう。十分な体力とパワーがあるので、満足のいく運動をさせるのはなかなか大変です。でも、体中の皺が体格を隠してしまうので、肥満になっていてもなかなか気付けない可能性があります。肥満の予防とストレス発散のためにも、毎日運動の時間を確保することが必要です。また、皺のせいで皮膚の間が蒸れると、皮膚炎を起こすきっかけとなる菌が増えてしまうことがあります。定期的にブラッシングをし、皺の間はタオルで拭くなどして、常に清潔に保つよう心がけましょう。
シャー・ペイのかかりやすい病気・ケガ
子犬~成犬
異物誤飲
皮膚炎
短頭種気道症候群
チェリー・アイ
成犬~
緑内障
肥満
- ※犬種別飼い方ガイドには、アイペット損保のペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合があります。
- ※補償開始日前からかかっていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もあります。
- ※当社のペット保険「うちの子」の保険料は、年齢と犬種によって決まります。犬種ごとに犬A・犬B・犬Cに分類されており、本ページに記載の一般的な犬のサイズとは異なりますので、ご注意ください。
詳細は以下の犬種分類表にてご確認ください。