スコティッシュ・テリア
「スコッティ」の愛称で親しまれる犬種で、テリアらしい気高い気質を持っています。元々猟犬であったことから、小さな体のわりには体力があり非常に活発です。基本的には家族に対して愛情深く忠実ですが、しつこくされるのはあまり得意ではありません。自立していて頑固な一面もあるので、子犬の頃からしっかり訓練して信頼関係を築くことが大切です。皮膚が悪くなりやすいので、日ごろからお手入れをして状態をチェックしてあげましょう。
スコティッシュ・テリアの特徴
スコティッシュ・テリアの歴史
この犬種の歴史は何世紀も前にさかのぼるとされ、祖先犬はケアーン・テリアなどと同属であると考えられています。当初はスコットランドのアバディーン付近で飼われていたことからアバディーン・テリアと呼ばれていましたが、19世紀末に西海岸のスカイランドでスコティッシュ・テリアと呼ばれるようになりました。アナグマやカワウソ、キツネ、イタチなどの猟犬として飼育されており、地中に隠れている動物を捕らえることを得意としていました。アメリカではフランクリン・ルーズベルトをはじめとした歴代大統領の愛犬として可愛がられ、広く世間に知られるようになりました。
スコティッシュ・テリアの容姿は?
きゅっと引き締まった頑丈な体つきです。足は短く、地中にもぐって動物を探しやすい体型になっています。耳は三角形でピンと立っており、目はアーモンド型で間がやや離れています。マズルは太めで、頬や顎には長めのヒゲのような毛がみられます。オーバーコートは堅い針金状で、アンダーコートはやわらかく密に生えています。毛色はブリンドル(黒や褐色の混色)、ブラック&ウィートン(小麦色)などがあります。
スコティッシュ・テリアの飼育のポイント
スコティッシュ・テリアは猟犬らしく、とても活動的で元気いっぱいな犬種です。運動不足はストレスの元にもなってしまうので、お散歩以外にもボール遊びなどを取り入れてあげると良いですね。ドッグランで走らせるのも良いですが、負けん気の強い一面があるので、他の犬とトラブルにならないよう注意が必要です。リードを離した状態でもしっかり自分の指示を聞いてくれるように、子犬のうちから訓練しましょう。色々な環境や人に接する機会をたくさんつくってあげると、成犬になってからも安心して一緒にお出かけを楽しめます。オーバーコートはやや絡まりやすい毛質なので、定期的にブラッシングをして毛玉を防ぎましょう。
スコティッシュ・テリアのかかりやすい病気・ケガ
子犬~成犬
皮膚炎
膝蓋骨脱臼(パテラ)
成犬~
皮膚腫瘍
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
尿石症
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