チャウ・チャウ

チャウ・チャウ

チャウ・チャウの原産国は中国で、ライオンのようなモコモコの毛と、しかめっ面のような愛嬌のある表情、ブルー・ブラックの舌といった、個性的な特徴がたくさんあります。とても歴史の古い犬種で、中国ではその優れた嗅覚を活かし、猟犬として活躍していました。マイペースで頑固な一面がありますが、しっかり訓練をすれば立派な番犬になれる素質を持っています。マズルが短い短頭種で毛も密生しているので、特に夏場は温度管理に注意が必要です。また、目の病気になりやすい傾向があります。

  1. チャウ・チャウの特徴
  2. チャウ・チャウの飼育のポイント
  3. チャウ・チャウのかかりやすい病気・ケガ
  4. チャウ・チャウの保険金請求事例

チャウ・チャウの特徴

チャウ・チャウの歴史

チャウ・チャウの正確な起源は不明ですが、その歴史は少なくとも紀元前150年まで遡るとされる、非常に古い犬種です。発祥は東南アジアや北極圏であるとする説があり、スピッツやマスティフなどの血が入っていると考えられています。中国では2000年以上前から、番犬や猟犬として飼育されていたようです。中国の鎖国政策のためなかなか他国に輸出されることはありませんでしたが、18世紀後半にようやくイギリスに入りました。この時イギリスの船乗りたちが船荷を呼ぶ言葉から「チャウ・チャウ」という名前がついたと言われています。

チャウ・チャウの容姿は?

モコモコの毛に覆われているので体型は分かりにくいですが、がっしりとして体長が短く、正方形に近い形をしています。頭は大きく頭頂部は平ら、マズルは幅が広く短めです。小さくて厚い耳は先端が丸みを帯びており、離れて直立しています。ブルー・ブラックの舌と、ムスッとした表情が特徴です。毛は羊のようなふわふわのダブルコートで、特に首周りの毛は厚いです。毛色は基本的に単色で、ブラック、レッド、ブルー(グレー)、フォーン(金色がかった色)など多様にあります。

チャウ・チャウの飼育のポイント

チャウ・チャウは愛嬌のある表情をしていますが、飼い主さんにべったりくっついていくタイプではありません。どちらかというと冷静で独立心が強いので、子犬の頃から色々なタイプの人や犬に触れさせて、社会性を身に付けられるようにサポートしてあげましょう。主人と決めた人には誠実に従うので、信頼関係が築けるよう訓練しましょう。元は猟犬で活動的な犬種なので、毎日ある程度の運動が必要です。また、自慢のモコモコの毛は放っておくと毛玉や皮膚炎の原因となってしまうので、定期的にブラッシングをしてお手入れしましょう。ぱっと見ただけでは体型が分かりにくいので、肥満にも注意が必要です。

チャウ・チャウのかかりやすい病気・ケガ

子犬~成犬

皮膚炎

細菌や真菌、ダニなどが皮膚に炎症を起こします。皮膚の弱い犬種だったり、免疫力の低下や外傷から皮膚のバリア機能が落ちてしまうと、炎症が起こりやすくなります。症状は湿疹、かゆみ、脱毛など様々です。

甲状腺機能低下症

何らかの原因で甲状腺の働きが悪くなり、そこから分泌されるチロキシン(サイロキシン)というホルモンが減ってしまう病気です。全身の代謝が悪くなり、元気がなくなってぼんやりしたり、脱毛や皮膚の色素沈着がみられます。

股関節形成不全

股関節を形成している骨盤の骨と大腿骨がかみ合わなくなり、関節に炎症が起こって痛みが出ます。犬では大型犬に多く、遺伝や成長期に骨の発育がうまくいかないことが主な原因です。歩く時に腰が左右に振れたり、階段の上り下りを嫌がったりします。

緑内障

目の中に入っている水が増えすぎて、眼球内の圧力が高くなってしまった状態です。主に遺伝や目の中の腫瘍、炎症などによって起こります。痛みにより瞬きや涙が増えたり、進行すると目が大きくなって牛のように突出したり、失明してしまうこともあります。

成犬~

前十字靭帯断裂

膝の曲げ伸ばしを調節する役割を持っている前十字靭帯が切れてしまった状態です。加齢に伴って弱くなったり、肥満によって負担がかかった状態の靭帯に、強い衝撃が加わることで起こります。後ろ足を挙げたり、体重をかけられないような状態がみられます。

肥満

適正体重は品種や年齢によってそれぞれですが、上から見てややくびれがあり、脇腹を触って肋骨の感触が分かるのが理想の体型です。肥満は万病の元なので、適度な運動と食事管理が必要です。
  • 犬種別飼い方ガイドには、アイペット損保のペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合があります。
  • 補償開始日前からかかっていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もあります。
  • 当社のペット保険「うちの子」の保険料は、年齢と犬種によって決まります。犬種ごとに犬A・犬B・犬Cに分類されており、本ページに記載の一般的な犬のサイズとは異なりますので、ご注意ください。
    詳細は以下の犬種分類表にてご確認ください。

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チャウ・チャウの保険金請求事例

皮膚炎(大型犬)の場合

体に赤い発疹があったので、病院に連れて行きました。「皮膚炎」と診断され、お薬を飲み始めることになりました。

年齢4歳内容通院1日

診療明細書

診療項目金額(円)
診察 1,500
検査 3,000
お薬 6,000
合計10,500

幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン

高額になりがちな手術費用に うちの子ライト90%補償

「うちの子」補償額
7,350円
手術が含まれていない
通院のため、補償対象外です
お客さま負担額
3,150円
お客さま負担額
10,500円
うちの子の
詳細はこちら
うちの子ライトの
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  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払いさせていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲内となります。

股関節形成不全の場合

腰を振るように歩くため、気になって病院に連れて行きました。検査の結果「股関節形成不全」と診断され、歩くときの痛みを減らす手術を行いました。

年齢2歳内容手術1回、入院6日

診療明細書

診療項目金額(円)
診察 800
入院(5泊6日) 27,000
検査 30,000
全身麻酔 32,000
手術 330,000
点滴 9,000
処置 12,000
注射 13,000
お薬 5,000
合計458,800

幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン

高額になりがちな手術費用に うちの子ライト90%補償

「うちの子」補償額
321,160円
「うちの子ライト」補償額
412,920円
お客さま負担額
137,640円
お客さま負担額
45,880円
うちの子の
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うちの子ライトの
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  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払いさせていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲内となります。

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[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)