犬を動物病院に連れていく頻度や診療費用は?
普段は元気なワンちゃんも突然、病気やケガをすることがあります。
ここでは動物病院にかかる頻度など紹介します。
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最近1年間で動物病院に行った回数は?
一般社団法人ペットフード協会の調査*によると、1年間に動物病院に行った回数は以下のとおりです。
0歳の場合
2~3回 | 45.1% | 平均3.8回 |
4~6回 | 17.6% | |
7~10回 | 9.8% |
1歳~6歳の場合
1回 | 24.9% | 平均4.4回 |
2~3回 | 32.2% | |
4~6回 | 18.6% |
7歳以上の場合
1回 | 22.7% | 平均5.0回 |
2~3回 | 26.6% | |
4~6回 | 16.7% |
0歳では通院回数が平均で3.8回と、成犬期に比べやや少ないですが、子犬の頃は予防接種での通院に加え、新しいお家という慣れない環境で体調を崩す子も多いです。
ワンちゃんの飼育がはじめての方は、少しの体調変化でも心配になってしまいますよね。
子犬のうちから動物病院に慣らすことも大切なので、些細なことでも積極的に相談すると良いですね。
10歳を超えると病院に行く回数は、平均5.1回、13歳以上は平均6.2回とさらに高くなります。
シニア期になると、毎日お薬が必要になる病気も増えてくるので、保険に加入されている方は診療費の負担が軽減されます。
1回あたりの医療費は?
ペットフード協会による2023年の「犬の飼育経緯推移」によれば、獣医にかかる医療費の平均額は4,284円でした。
ペットには人間のような公的な保険制度がなく、動物病院は自由診療なので診療費も異なります。
はじめて動物病院を受診すると、「え、そんなにするの?」と驚く方もいらっしゃいます。
手術ともなれば、飼い主さまの負担はさらに大きくなってしまいます。
保険金請求が多い傷病のランキング(手術)
2022年の1年間に、アイペット損保に保険金請求のあった上位の傷病は、以下のとおりです。
診療例|参考診療費
1位 | 腫瘍 | 皮膚腫瘍を手術で取った例 | 90,400円 |
---|---|---|---|
2位 | 歯周病 | 全身麻酔をして歯石除去と抜歯をした例 | 97,300円 |
3位 | 骨折 | 手術で折れた骨をつなげた例 | 308,700円 |
4位 | 膝蓋骨脱臼 | ずれた膝蓋骨を手術で戻した例 | 254,000円 |
5位 | 異物誤飲 | 全身麻酔をして異物を内視鏡で取り出した例 | 77,760円 |
1位:腫瘍
皮膚腫瘍を手術で取った例
90,400円
2位:歯周病
全身麻酔をして歯石除去と抜歯をした例
97,300円
3位:骨折
手術で折れた骨をつなげた例
308,700円
4位:膝蓋骨脱臼
ずれた膝蓋骨を手術で戻した例
254,000円
5位:異物誤飲
全身麻酔をして異物を内視鏡で取り出した例
77,760円
同じ病気やケガでも状態によって費用は大きく異なります。
骨折の場合は1歳未満のワンちゃんに多い傾向があり、手術が2回以上必要となることもあります。
経過観察時は、定期的にレントゲン撮影や、ギブスを巻きなおすなど、ワンちゃんの身体にへの負担がだけではなく、飼い主さまにとっても経済的に負担がかかります。
大切なペットに必要な治療を受けさせてあげられるよう、しっかり準備しておきたいですね。
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