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猫の年齢を人間の年齢に換算すると?平均寿命や長く一緒にいるための方法を紹介

公開日:2022.03.11 最終更新日:2023.04.27

猫は人間よりも歳をとるのが早いといわれていますが、「うちの子は人間でいうと何歳なのだろう?」と疑問を抱く飼い主さまも多いのではないでしょうか?
今回は、猫の年齢を人間に換算すると何歳になるのか、健康に長生きしてもらうために飼い主さまができることをお伝えします。

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猫の年齢を人間の年齢に換算すると?

猫の年齢を人間の年齢に換算すると?

“一生が15年”といわれている猫を、人間の年齢に置き換えて考えてみましょう。猫種や生活環境により個体差がありますが、
以下の表のようになります。

 

年齢換算表

人間ライフステージ
1か月1歳子猫
2か月3歳
3か月5歳
6か月9歳
9か月13歳
1年16歳成猫
1年半20歳
2年24歳
3年28歳
4年32歳
5年36歳
6年40歳
7年44歳高齢猫
8年48歳
9年52歳
10年56歳
11年60歳
12年64歳
13年68歳
14年72歳
15年76歳
16年80歳
17年84歳
18年88歳
19年92歳
20年96歳
21年100歳
  • 参考:『イヌ・ネコ家庭動物の医学大百科 改訂版』山根義久監修,パイ インターナショナル刊
  • 年齢換算の表は目安です。品種や飼育状況などによって、個体差があります。

この表を見ると、猫は約1年半のうちに、人間に置き換えると成人(20歳)に達し、そこから1年間で約4歳ずつ歳を重ねていくことが分かります。

11歳になると人間では還暦の年齢に相当しますので、人間の5倍ほどのスピードで年を重ねていくことになります。

 

猫の平均寿命は?

猫の平均寿命は?

猫の平均寿命は年々伸び続けており、2021年に公表された平均寿命は15.66歳でした。2011年の平均寿命は14.39歳になりますので、この10年間でおよそ1.3歳伸びたことになります。

ペットの寿命がこれだけ伸びていることの背景には、獣医療の発展、飼育環境の改善、ペットに対する飼い主さまの意識の変化などが影響していると考えられます。

 

獣医療に関してはここ数年、猫に多い慢性腎臓病の分野で、より早期に腎機能の低下を検知できる検査が登場し、新しい治療薬が開発されています。飼育環境の改善については、完全室内飼育の猫の増加や良質なフードの普及が挙げられます。

また、飼い主さまの「ペットは家族」という意識が高まることで、猫の健康管理により一層気を配る方が増えているのではないでしょうか。

 

平均寿命は野良猫と飼い猫で違う?

飼育環境別の平均寿命は、外に出ない猫が16.22歳、外に出る猫は13.75歳と、約2.5歳もの差がありました。

外に出る猫は交通事故などにあう可能性が高いことや、他の猫との接触やケンカによって感染症にかかるリスクが高いことから、平均寿命が短くなっていると考えられます。

  • 参考:令和3年全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人ペットフード協会)

主要飼育場所に関しては、「室内のみ」という回答が年々増加しており、2021年には82.6%と大多数を占めていました。この割合が増加すると、猫の平均寿命はさらに伸びるかもしれません。

 

猫の年齢のギネス記録は?

猫の年齢のギネス記録は?

ギネス世界記録に登録されているのは、38歳と3日生きたという記録を持つクリームパフちゃんという猫です。猫の平均寿命からすると、驚異的な記録になります。

また、クリームパフちゃんと一緒に暮らしていた猫も、34歳と2か月まで生きたといわれています。

日本では、日本動物愛護協会がご長寿動物の表彰行っていたことがあり、2019年の猫の部門では27歳の子が最高齢として表彰されています。

 

猫の年齢の見分け方

猫の年齢の見分け方

迷い猫や保護猫で年齢が分からない場合は、猫の歯の状態や目の色を観察することで、おおよその年齢を予測することができます。

 

乳歯や永久歯の生え方で見分ける

猫の歯も人間と同じように、乳歯から永久歯に生え変わります。個体差はありますが、乳歯は3週齢ほどで生えはじめ、2か月ごろまでには生えそろいます。

3か月ごろからは乳歯が抜けて永久歯が生えはじめ、6か月ごろに生えそろいます。このように、子猫では歯の生え方を観察することが年齢の予測に有効です。

 

歯の色で見分ける

歯の状態は、栄養が不足すると実際の年齢よりも悪い場合もありますが、3歳くらいまでの若い猫は、まだ真っ白で尖っていることが多いです。年齢を重ねるごとに、歯石がつく、色が黄色~茶色に変色する、歯の先端が徐々にすり減ってくることもあります。

 

目を見て見分ける

生後2か月くらいまでの子猫は、「キトンブルー」と呼ばれる青い目をしています。

個体差はありますが、2か月を過ぎたころから本来の自分の目の色が発現しはじめ、6か月ごろまでには定着するとされています。

元々ブルーの目の遺伝子を持っている猫では変化が分かりにくいかもしれませんが、この目の色の変化から、月齢を予測することができます。

 

猫が長生きするために気を付けたいこと【基本編】

猫が長生きするために気を付けたいこと

大切な家族である猫がどれだけ健康に長生きをして、充実した時間を過ごせるかどうかは、飼い主さまにかかっています。

そのために、どんなことができるでしょうか?

 

毎日の食事

毎日の主食には、年齢や体型にあった「総合栄養食」を与えましょう。総合栄養食と記載のあるものは、そのフードとお水だけで猫に必要な栄養を補給できます。ドライフードとウェットフードはどちらを選んでも問題はありませんが、お水をあまり積極的に飲まない子であれば、ウェットフードをあげると水分補給にもなります。

 

生活環境を整える

お部屋を清潔に保つことや、温度・湿度の管理をすることはもちろんですが、今の生活環境が「猫のニーズを満たしているか」ということもポイントになります。

フードやおやつの量は、猫の体重管理をする上で最も重要です。理想的な体重には個体差があるので動物病院を受診したときに、太りすぎていないか、痩せすぎていないかを確認してもらいましょう。人間では肥満は万病のもとといわれていますが、猫の場合は肥満になると、糖尿病や尿石症、関節炎などのリスクが高まるので、しっかりコントロールしてあげましょう。

  • 三次元の遊びができるようにキャットタワーなどを設置する
  • 猫が落ち着ける隠れ家をつくる
  • 窓の外が眺められる場所をつくる
  • お気に入りの爪とぎを用意する
  • お水は猫がよく通る場所に複数個置いておく
  • トイレは猫の気に入るタイプのものを設置して、常に清潔にしておく

このように快適な環境を整えることは、ストレスを軽減させ、健康を保つことにもつながります。猫の習性や性格を考えて、うちの子が心地良いと思える環境づくりをしてあげましょう。

 

適度な運動を確保する

猫は、元々野生で狩りをして生活していた動物です。そのため、狩猟本能を満足させてあげられるような遊びを取り入れることで、運動になるだけではなく、猫にとっても充実した時間を過ごすことができます。

 

おもちゃは与えっぱなしにするのではなく、飼い主さまがおもちゃを獲物のように動かしてあげましょう。素早く逃げ回るネズミや、ひらひらと空を飛ぶ鳥のような動きをイメージして、猫に追いかけてもらいます。何度か逃げたら、最後は狩りを成功させるように、おもちゃを猫に捕まえさせてあげましょう。

 

また、おやつを隠して宝探しのようにしたり、穴をあけたカプセルにドライフードを入れて、転がすと出てくるようにするといった工夫も、猫が「自分の力で食事を手に入れた!」という達成感が感じられるのでおすすめです。

 

病気のサイン・健診

猫は体調が悪いことを隠そうとする習性があります。まずは、予防をしっかり行うこと、そして小さな変化も見落とさないことが大切です。

予防としてできることは、混合ワクチンの接種や健康診断、避妊・去勢手術を受けることです。健康診断は病気の早期発見にもつながりますし、たとえ今は健康でも、動物病院に慣れさせておくと通院が必要になったときのストレスを減らすことができます。7歳までは1年に1回、7歳以降の高齢期は1年に2回ほど受けておけると良いですね。

 

元気や食欲がない、遊びたがらない、毛づくろいをしなくなるなど、不調のサインに気付けるようにしておくことも大切です。猫に多い慢性腎臓病や糖尿病などでは、おしっこの回数や量が増えてお水をたくさん飲む、多飲多尿という症状がみられることもあります。気になる症状がある場合は、動物病院に相談しましょう。

 

猫が長生きするために気を付けたいこと【年齢別】

年齢別に猫が長生きするために気を付けたいこと

子猫(~1歳頃)

子猫の時期はまだ十分な免疫が備わっていないため、ウイルスや細菌、寄生虫の感染が起こりやすいです。

体力がなく脱水状態にも陥りやすいので、下痢や嘔吐の症状がみられたら早めに動物病院に相談しましょう。

1歳ごろまではとにかく好奇心旺盛でやんちゃな時期なので、ヒモやビニール、おもちゃの誤飲にも気をつけましょう。

 

また、生後2~7週齢くらいは、色々なものや人に触れさせることで順応性が身につく「社会化期」と言われています。

この時期に足先や口周りを触る練習をしておくと、成猫になったときに爪切りや歯磨きなどのお手入れがしやすくなるかもしれません。

 

成猫(1歳~7歳頃)

成猫期になると体調面も子猫のときに比べて安定してきますが、猫には膀胱炎や尿石症といった泌尿器疾患が起こりやすいので、おしっこの色や回数は普段からチェックする習慣をつけておきましょう。血尿が出る、何度もトイレに行くなどの症状は泌尿器疾患のサインです。

 

飼い主さまも猫も生活に慣れてくると、少し変化が欲しいと感じるときがあるかもしれません。一番簡単にできるのは、遊び方を工夫することです。最近ではアイディア豊富な面白いおもちゃがあります。自動で動く猫じゃらしや、動画を猫に見せるなどうまく活用してみましょう。

 

高齢猫(7歳~)

高齢の猫に多いのは腎臓病で、お水をたくさん飲む、おしっこの量が増えるといった症状がみられます。

腎臓病だけではなく、さまざまな病気のリスクが高まりますので、毎年健康診断を受けて、病気は早期に発見できるようにしましょう。

 

活発に動き回ることが減り、寝ている時間が長くなってきた場合は、肥満にも注意が必要です。楽しく運動できるようにサポートし、食事管理をしてあげましょう。高齢になってくると反対に食欲が落ちてくる場合もあるので、美味しくごはんを食べられる工夫が必要になります。

 

まとめ

まとめ

人間よりずっと短い寿命を持つ猫にとって、1日1日はとても貴重です。

これからも猫の成長にあわせて「今」必要なことが何なのかを常に考え、一緒に過ごす時間を大切にしていただければと思います。

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