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猫の爪切りの頻度は?爪切りの方法と成功のコツを解説

公開日:2023.06.07 最終更新日:2023.06.06

ネコちゃんがぴょんと肩などに飛び乗ってきたときに、爪が体に食い込み、痛い思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
爪切りはネコちゃん自身をケガから守るだけではなく、感染症の予防にもつながる大切なケアです。
ネコちゃんの爪切りはハードルが高いと感じる方に、成功のコツを紹介します。

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猫の爪切りの必要性

猫の爪切りの必要性

爪とぎをするネコちゃんに、爪切りは必要なのでしょうか?

爪とぎと爪切りには、まったく別の目的があります。

ネコちゃんの爪は玉ねぎのような層構造になっており、爪とぎをすることで古くなった外側の爪を剥がして、新しい爪を露出させています。

爪とぎによって爪の先は削られないため、爪を切ってあげることが必要です。

 

病気などのリスク

おうちの中での生活は、狩りや木登りをする必要がないため、爪切りをしないと爪が伸び続けます。

伸びた爪が家具やカーテンに引っかかってしまうことや、ネコちゃんの肉球に刺さってしまう危険性もあります。

また、感染症を持っているネコちゃんに引っかかれてしまうと、飼い主さまが「猫ひっかき病」や「パスツレラ症」などの感染症を引き起こしてしまう場合があります。

猫ひっかき病は、引っかかれた部位が赤く腫れるリンパ節の腫脹(しゅちょう)、発熱、頭痛、倦怠感などの症状が出ます。

パスツレラ症は、肺炎を引き起こす可能性や、免疫力の低下した方や糖尿病などの持病を持った方の場合は、重症化して命に関わることもあります。

どちらの感染症も、ネコちゃんにはほとんど症状が出ないため、「うちの子は大丈夫」と油断しないようにしましょう。

 

爪切りを行う頻度

爪切りの頻度はネコちゃんの年齢によって変わります。

子猫(~1歳頃)の場合

2週間に1回が目安です。

まだ爪を上手にしまえず、引っかかりやすいため、こまめに切ってあげられるとよいでしょう。

成猫(1歳~7歳頃)の場合

1か月に1回が目安です。

高齢猫(7歳~)の場合

2週間に1回が目安です。

爪とぎの回数が減って、爪が太くなる傾向があります。

太い爪がそのまま伸びると肉球を傷つけてしまうので、定期的にチェックしましょう。

 

爪切りに必要な道具

爪切りに必要な道具

ネコちゃん用の爪切りはさまざまな種類がありますが、ハサミタイプやギロチンタイプを用意しましょう。

ハサミタイプは、私たちが普段使用するハサミと同じ感覚のため、初心者の方でも使いやすく、太くなってしまった爪や巻き爪を切るときにおすすめです。

ギロチンタイプは、ハサミタイプに比べて力が伝わりやすく、硬い爪を切るときにおすすめです。

爪切りの切れ味が悪くなると時間がかかり、ネコちゃんが不快に感じる原因にもなるので、定期的に買い替えるようにしましょう。

爪切りを嫌がる場合は、洗濯ネットや大きめのバスタオルで体を包んであげると動きを制御しやすくなります。

また、爪を切りすぎてしまうと出血することがあるので、ガーゼやコットン、止血剤を準備しておくと安心です。

 

猫の爪切りを行う手順

猫の爪切り手順

多くのネコちゃんは、足先を触られることをとても嫌がります。

普段からネコちゃんと触れ合う際には、足先を触る練習をしておきましょう。

おとなしく触らせてくれるようになったら、いよいよ爪切りに挑戦です!

 

STEP.1

ネコちゃんが落ち着ける姿勢を探します。

膝の上に乗せる、横に寝かせる、洗濯ネットやバスタオルで包むなど、試してみましょう。

お手伝いしてくれる方がいる場合は、ネコちゃんを抱っこをしてもらい、ペースト状のおやつを舐めさせてネコちゃんの気を逸らせます。

 

STEP.2

姿勢が定まったあとに、爪を切っていきます。

前足を触られることを嫌がるネコちゃんが多いので、後ろ足からはじめてみましょう。

肉球を軽く押して爪を出し、ピンク色に透けて見える血管を確認します。

血管の先端から2~3mm以上、余裕をもって爪の先を切ることがポイントです。

血管の先端に余裕をもたせずに誤って切ってしまうと、ネコちゃんに痛みを与えてしまいます。

一度、痛い思いをすると爪切りが恐怖体験になってしまうので、慎重に対応しましょう。

 

STEP.3

爪切りを終えたあとは、おやつを与えたり、お気に入りのおもちゃで遊んであげたり、ネコちゃんが喜ぶことをしてあげましょう。

「爪切りをするといいことがある」という良いイメージを持ってもらうことで、次の爪切りもしやすくなるはずです。

特別なおやつを用意してあげるのもおすすめです。

 

猫の爪切り成功のコツ

猫の爪切り成功のコツ

ネコちゃんの中には、爪切りにまったく動じない子もいれば、足先すら触らせてくれないという子もいると思います。

最初は1日1本を目安に、少しずつ練習していきましょう。

ポイントは、「嫌がったらすぐにやめる」ことと「爪切りをするタイミング」です。

爪切りの最中にしっぽをパタパタさせ始めたら、ご機嫌ななめのサインなので中止しましょう。

爪切りのタイミングは、リラックスしているときや、寝起きでちょっとぼんやりしているときに行うことがコツです。

 

猫の爪切りをする際の注意点

猫の爪切りをする際の注意点

爪切りの際に出血した場合は、ガーゼやコットンで圧迫して止血しましょう。

止血剤を付けて圧迫すると、早めに出血を止めることができます。

爪の血管は細く見えますが出血すると止まりにくいので、圧迫しても止まらない場合は動物病院に相談しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?

これまで爪切りに挑戦したことがない方も、この記事を参考に練習していただければと思います。

コツをおさえても失敗する場合があるので、あきらめずに練習をしましょう。

ネコちゃんが嫌がる場合は無理をせず、動物病院で切ってもらうことをおすすめします。

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