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【獣医師監修】犬にピーマンを与えてもいい? 与える際の注意点を解説!

公開日:2025.02.26 最終更新日:2025.02.25

ピーマンには、ビタミン類やβ-カロテンが豊富に含まれています。
犬も食べられる野菜ですが、与えすぎないこと、消化の悪い種やヘタを取り除くこと、犬が食べやすいように刻むなどの工夫が必要です。
体質によっては合わない場合があるので、愛犬の様子を観察しながら与えるようにしましょう。

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犬にピーマンを与えてもいい?

にピーマンを与えてもいい

犬にピーマンを与えても、問題はありません。

ピーマン独特の風味を出すピラジンをはじめ、ビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富なので、愛犬の健康管理にも役立つ野菜です。

ただし、体質によっては合わない場合もあります。

 

犬がピーマンを食べるメリット

メリットは、健康維持に役立つ栄養素を摂取できることです。

ピーマンに含まれる栄養素の中で、特に注目したい栄養素を紹介します。

  • ピラジン
  • ピーマンならではの風味を生み出すピラジンには、血行を促進する働きがあります。

    血流の停滞を抑え血栓の予防も期待できます。

     

  • ビタミンC
  • 犬は、体内でビタミンCを合成できますが、年齢や健康状態によっては、必要量を合成できないことがあります。

    コラーゲンの生成には欠かせない栄養素で、皮膚や血管、骨を健康に保つ重要な役割を果たします。

    免疫力を上げる働きがあるため、風邪や病気の予防にもつながります。

     

  • ビタミンE
  • ビタミンEで注目したい効能は、強力な抗酸化作用です。

    体の酸化は老化や病気の原因となりますが、ビタミンEは酸化を抑制し、体の若さと健康を守ります。

     

  • β-カロテン
  • β-カロテンは緑黄色野菜に含まれる色素成分で、体内でビタミンAに変わります。

    ビタミンAは、目や皮膚などの粘膜を保護し、正常な機能を守る効果があります。

 

犬がピーマンを食べるデメリット

特に持病のある犬、高齢の犬は、健康によいからと摂取しすぎると、デメリットをもたらすことがあります。

ピーマンにはカリウムが含まれていますが、腎臓病や腎機能の低下した犬の場合はカリウムを過剰に摂取すると、余分なカリウムを排出できず、高カリウム血症を引き起こすことがあります。

高カリウム血症は、筋力低下や四肢のしびれ、不整脈などの体調不良につながるほか、命に関わる危険もあります。

また、ピーマンには「アルカロイド」という成分も含まれています。

健康な犬であれば特に問題はないですが、体質的に消化器系の弱い犬、加齢で消化機能が衰えている犬は、アルカロイドを摂取すると消化不良を引き起こしてしまうかもしれません。

さらに、食物アレルギーの可能性が否定できないことも、デメリットの一つです。

ピーマンと同じナス科の野菜であるトマトやナスなどでアレルギー症状が出る場合は、ピーマンもアレルギーの原因になる可能性があります。

 

犬にピーマンを与える際のポイント

犬にピーマンを与える際のポイント

犬にピーマンを与える際の種やヘタの処理方法、生と加熱したものとではどちらがよいのか、与え方や分量についてお伝えします。

 

ピーマンの種やヘタの処理方法

ピーマンの種やヘタは取り除いて与えましょう。

種やヘタは硬く、消化不良を起こす可能性があります。

特に小型犬の場合、消化できずに詰まってしまうおそれもあります。

 

生のピーマンと加熱したピーマンの違い

ピーマンのビタミンCは熱に強いので、加熱をしても栄養成分的に大きな変化はないといえるでしょう。

風味の面では、加熱したほうが独特の苦みがやわらぎます。

与える際は、生でも加熱でもかまいませんが、加熱したほうが食べやすく、消化もよくなるでしょう。

 

初めてピーマンを与える際の注意点

初めてピーマンを与える際は、犬の体調をしっかり観察しましょう。

下痢や嘔吐をしている、元気がないなど体調不良の様子が見られる際は、与えないようにしてください。

体調に問題がない場合でも、与える量は少量にしておきましょう。

与えた後に、痒みなどのアレルギー症状、下痢や嘔吐といった症状が出ないかどうかも、確認してください。

また、人間が食べ残したおかずは与えないでください。

人間のおかずは、犬にとって味が濃く塩分過多な状態です。

万が一、玉ねぎのように与えてはいけない食材が含まれていると、中毒症状を引き起こす原因にもつながります。

 

与える量

犬が飲み込みやすくしたピーマンを、おやつとして少量与えるようにしましょう。

犬に1日に与えてよいおやつの量は、食事量に対し10%程度までといわれています。

ピーマンを与えすぎて、フードを残してしまうということがないようにしましょう。

与えすぎると消化不良を起こし、下痢などの症状が出ることもあるため注意が必要です。

 

犬に与えるピーマンの調理方法

犬に与えるピーマンの調理方法

ピーマンを与える際は、種とヘタを取り、かまなくても飲み込める大きさに切ってください。

生で与えてもよいのですが、茹でると柔らかくなり、消化もよくなります。

犬にとって塩分過多になり、健康に害を及ぼす可能性もあるため、調理の際に味つけは不要です。

 

まとめ – ピーマンは栄養豊富! 与えすぎないように注意しましょう

ピーマンは、犬に与えることのできる野菜の一つです。

与え方に注意することで、栄養バランスがとれ、健康管理に役立ちます。

ただし、持病がある犬、アレルギーを持っている犬、高齢の犬は、注意が必要です。

愛犬の健康状態を慎重に観察しながら、与えるようにしてください。

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