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【獣医師監修】猫のしつけは可能? 基本的なしつけのコツ

公開日:2025.03.28 最終更新日:2025.03.27

猫の自由気ままで、マイペースな行動は魅力的ですよね。
しつけは難しいと思われがちですが、トイレなど一緒に生活するうえでの基本的なことは、しつけることができます。
愛猫と飼い主さまの快適な生活のためにも、しっかりとしつけをしていきましょう。

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猫のしつけの基本

猫のしつけの基本

しつけを始める時期や、生活の基本となるトイレなどについて説明します。

 

しつけを始める時期

一般的にしつけを始めるのは、生後2~3か月ごろが適期とされています。

猫をお迎えするタイミングはさまざまです。

生まれたばかりの子猫を保護した場合などは2~3か月を目安に、そうでない場合はお迎えしたタイミングでしつけを始めましょう。

 

トイレのしつけ

猫には、砂の上でトイレをすることを好み、同じ場所に排泄するという習性があります。

その習性を利用して習慣づければ、トイレのしつけはそれほど難しくはありません。

まずは、専用の猫砂を入れたトイレを用意し、ケージや部屋の隅など落ち着ける場所に置きましょう。

猫がそわそわとし、床のにおいを嗅ぐ様子が見られたら、トイレのサインかもしれません。

そっと抱き抱え、トイレに立たせます。

上手に排泄ができたら、たくさんほめてください。

何回か繰り返せば、トイレを覚えるはずです。

なお、排泄物を掃除する際、少しだけ残しておくと、においが目印になりトイレであると認識しやすくなります。

たとえ上手にできなかったとしても、叱らないことが大切です。

粗相をした場合は、その場ににおいが残らないように消臭しましょう。

トイレで排泄してくれない場合は、トイレそのものや猫砂の種類、トイレの置き場所などが気に入らないのかもしれません。

色々試して、猫が気に入るトイレ環境を作ってあげましょう。

 

爪とぎのしつけ

爪とぎは、猫が持つ本能の一つです。

自分の縄張りを主張するマーキング、ストレス解消の意味があるといわれていますが、猫が好き勝手にソファや壁で爪とぎをすると、飼い主さまも困ってしまいます。

爪とぎ用のグッズを置くなどして、爪とぎができる場所を作ってあげましょう。

爪とぎの場ができたら、猫に爪とぎできる場所であることを教えます。

猫の手を乗せて動かしたり、人間が爪を立ててかいたりしてみせると、わかりやすいでしょう。

なお、覚えるまでは別の場所で爪とぎをしてしまうこともあります。

そのようなときも叱ったりせず、根気よくしつけることがポイントです。

 

噛み癖と引っ掻き癖のしつけ

噛む行為にも引っ掻く行為にも猫なりの理由がありますが、エスカレートすると、人間に傷を負わせることになりかねません。

その傷口が感染症につながることもあるので、注意が必要です。

噛んだり引っ掻いたりしたときには、低い声で「イヤ」「ダメ」と伝えます。

あるいは、相手にせず、手や指を使った遊びをしないこともポイントです。

 

猫の問題行動への対処法

猫の問題行動への対処法

基本的なしつけはできても、それ以外の問題行動で悩まされることもあります。

その対処法を確認しておきましょう。

 

イタズラへの対応

猫のイタズラといっても、猫自身はイタズラをして困らせようとしているわけではありません。

好奇心旺盛で、さまざまな物に興味を持つ結果、人間にとってはイタズラになってしまうということです。

そういった猫の特性を踏まえ、環境を整えます。

具体的には、触れられたら困るものや壊れやすいものは置かない、ゴミ箱はふた付きにする、食べ物を出しっぱなしにしないといったことです。

状況に応じて対策を考えてみましょう。

知育玩具を用いて頭を使う遊びを取り入れたり、おもちゃを獲物のように動かして捕獲させてあげたりすると、猫本来の狩猟本能が満たされてイタズラが減ることもあります。

 

鳴き声のコントロール

猫の鳴き声をしつけでコントロールすることは難しいですが、原因を探って対処することは可能です。

まず、猫は発情期になると激しく鳴きます。

発情期の鳴き声は、避妊・去勢手術をすることで軽減される場合があります。

獣医師に相談してみましょう。

そのほか、おなかが空いている、遊んでほしい、甘えたいなど、飼い主さまへの要求で鳴くこともあります。

猫が鳴いたら、ごはんをあげたり、コミュニケーションをとったりしてみてください。

あれこれ試すうちに、要求が理解できるようになります。

ただ、「鳴くとかまってもらえる」と覚えてしまうと癖になることもあるので、深夜などは無視することも必要かもしれません。

要求が通らないと学べば、鳴き癖がおさまることもあります。

 

しつけ時の注意点とコツ

しつけ時の注意点とコツ

最後に、猫をしつけるにあたって気をつけたいことやコツについてお伝えします。

 

体罰を避ける

しつけにおいて、体罰は厳禁です。

叩いたり、怒鳴ったりすることはやめましょう。

猫が恐怖心や不安感を抱き、飼い主さまとの信頼関係が損なわれてしまうおそれがあります。

こうなると、うまくしつけができません。

叱るときは、見つけたその場で、落ち着いた言葉で言い聞かせることが大切です。

 

効果的なしつけグッズの活用

猫をしつけるためのグッズも市販されているので、必要に応じて活用してみましょう。

例えば、排泄する際にトイレへ誘導するためのスプレーがあります。

スプレーを使用する場合は、猫がなめても安全かを確認してください。

引っ掻いたり、噛んだりされたくない場所に貼る対策シートも有効です。

 

猫と飼い主さまの幸せな生活のための「しつけ」

猫のしつけは、愛猫と飼い主さまの幸せな生活のために欠かせないことです。

トイレや爪とぎなどは、最初にしつければしっかり覚えてくれます。

長く生活をともにすることを前提に、ゆったりとした気持ちで取り組んでいきましょう。

なお、飼い主さまが落ち着いていることは、猫にとっても大切なことです。

叱らず、ほめることを基本に愛猫との生活を楽しんでくださいね。

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