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【獣医師監修】猫の健康診断って何をするの? 内容・費用・頻度などを解説

公開日:2025.04.18 最終更新日:2025.04.17

愛猫の健やかな生活のために、動物病院では猫の健康診断を実施しています。
ここでは、猫の健康診断で具体的にどのようなことをするのか、費用はどの程度かかるのかなどを紹介します。

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猫の健康診断とは

猫の健康診断とは

猫の健康診断の目的は人間の健康診断と同じで、体の状態を把握するものです。

 

猫に健康診断は必要?

猫は体調不良を隠す動物である、といわれています。

不調を感じた猫は、飼い主さまから見えないところに姿を隠してしまうことも珍しくありません。

結果的に愛猫の体調変化に気づくのが遅れ、症状が進行してしまうこともあるため、注意が必要です。

定期的に健康診断を受けることで、病気の早期発見につながります。

 

健康診断の頻度

頻度に決まりはありませんが、一般的に6歳ごろまでは年に1回、シニア期に入る7歳以降は年に2回のペースが理想とされています。

個体差も考慮する必要があるので、かかりつけの獣医師と相談しながら、適切な頻度で受けましょう。

 

猫の健康診断の内容

猫の健康診断の内容

健康診断は基本的に、食事の量、排せつの回数や様子など、ふだんの生活状況を伝える問診から始まります。

 

身体検査

体重と体温を測定し、獣医師が視診・触診・聴診を行います。

視診は、体を目で見る診察です。

被毛や皮膚、目や鼻、耳、口の中、おしり、姿勢や歩き方、体のバランスなどを確認します。

触診は、獣医師が手で体に触れ、関節の動きやリンパ節の腫れ、しこりの有無などをチェックする診察です。

視診ではとらえられなかった異常に、触診で気づくこともあります。

聴診は、聴診器を使い、心臓や肺の音を確認する検査です。

 

血液検査

採血により、赤血球数や白血球数、ヘモグロビン量など血液中の成分状況に問題はないか、腎臓や肝臓などの機能に異常は見られないか、といったことを調べます。

 

尿検査と便検査

尿検査で確認できるのは、尿蛋白の有無、尿のpH、潜血、尿糖、結晶の有無などです。

尿路結石、膀胱炎、腎臓病など、猫がかかりやすい病気の早期発見や診断に役立ちます。

便検査では、寄生虫の有無、腸内細菌のバランス、消化管に出血がないかといったことの確認が可能です。

 

オプション検査

一般的にオプション検査とされるのは、レントゲン検査や超音波検査などです。

検査を受けるタイミングは、猫の年齢や体調、持病などを踏まえて飼い主さまと相談します。

レントゲン検査では、関節の状態や臓器の大きさ・形を確認できます。

内臓に気になることがあれば、超音波検査でさらに詳しく調べます。

7歳以上のシニア猫に増えてくるのが、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)です。

発症しているかどうかは、血液検査のオプションで確認できます。

 

健康診断の費用目安

健康診断の費用目安

猫の健康診断にかかる費用は、動物病院、あるいは検査項目や内容によっても異なりますが、基本的な検査は、5,000円~10,000円が目安です。

レントゲンや甲状腺検査などのオプションを追加した場合は、その分がプラスになるため、10,000円を超すこともあります。

費用が気になる場合は、検査項目の内容とともに、事前に問合せておくと安心です。

 

健康診断の注意点と準備

健康診断の注意点と準備

健康診断を受ける際は、事前にある程度の準備が必要になります。

直前になってあわてないように、準備について確認しておきましょう。

知っておきたい注意点もあわせて紹介します。

 

健康診断前の準備

健康診断の内容は多岐にわたるため、ある程度の時間が必要です。

かかりつけの動物病院に確認し、必要であれば予約を取りましょう。

予約をすると、検査内容により「当日の朝は絶食」などの指示をされることがあります。

尿や便の採取方法、うまく採取できないときの対処法も確認しておくと安心です。

愛猫の様子で気になることがある場合は、あらかじめ状況をメモしたり、写真や動画に撮ったりしておくと、獣医師にわかりやすく伝えることができます。

 

健康診断当日の注意点

当日は、愛猫がリラックスして出かけられるようにしてあげましょう。

キャリーバッグに入ることを嫌がる子もいるので、普段から練習して慣らしておくとよいでしょう。

猫は狭い空間が好きなので、目の粗い大きめの洗濯ネットに入れてからキャリーケースに入れると、落ち着きやすくなります。

 

定期的な健康診断で愛猫の健康を守りましょう

猫の定期的な健康診断は、愛猫の健康を守るうえでは必要不可欠ともいえます。

病気が潜んでいたとしても、健康診断で早期発見ができれば、悪化する前に治療することができます。

健康診断は、0歳の子猫からの受診が可能です。

かかりつけの獣医師と相談しながら、愛猫の健康を守ってあげてくださいね。

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