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【獣医師監修】犬が異物を誤飲してしまったときの対処法とは

公開日:2025.06.12 最終更新日:2025.06.11

犬を緊急で動物病院に連れて行く理由の一つに、異物誤飲があります。
たとえば、おもちゃの小さな部品やアクセサリーなどを飲み込んだとなると、飼い主さまも焦ってしまうかもしれません。
無理に吐かせようとしたり自分で対処しようとしたりせず、落ち着いて状況を把握し、動物病院に連絡しましょう。

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犬が異物誤飲したときの症状

犬の異物誤飲

犬が誤飲するケースはさまざまです。

お留守番時や散歩中に目を離している間など、飼い主さまが見ていないところで発生していることもあります。

具体的には、犬にとってNGな食品を食べてしまうことや、おもちゃや雑貨などを飲み込んでしまうことが挙げられます。

異物誤飲した際によく見られる症状が、嘔吐や下痢、過剰なよだれ、食欲不振、元気の消失などです。

お腹を痛がるような様子、呼吸の荒さなど体調不良を思わせる症状が見られることもあります。

 

犬が異物誤飲したときの緊急対応

犬の異物誤飲

あきらかに異物を誤飲したとわかることもあれば、咳き込んだり、嘔吐を繰り返したり、元気がなくぐったりしているなど、犬の様子に異変が見られることで誤飲を疑うケースもあります。

いずれにしても早急な対応が必要ですが、まずは気持ちを落ち着けて状況を確認することが大切です。

 

状況の確認

何を口にしたのか、どのくらいの量を誤飲したかをすぐに確認しましょう。

例えば、クッションが噛みちぎられ中綿が散乱していると「これを食べてしまった!」と思いがちです。

しかし、散らかしただけで、食べていないかもしれません。

食べた物や、食べてしまったかもしれない物は、写真に撮っておくことをおすすめします。

 

動物病院に連絡する

犬の様子に異変が見られる場合は、状況が確認できたらすぐに動物病院へ連絡し、指示や判断を仰ぎましょう。

早朝や夜間の場合は、時間外診療や救急外来を受け付けている動物病院に連絡しましょう。

いざというときのために、こういった動物病院をリストアップしておくと安心です。

 

無理に吐かせようとしない

異物誤飲では、「吐かせれば楽になる」と思いがちですが、お家で無理に吐かせようとする行為は、愛犬を苦しめます。

場合によっては、状況の悪化につながりかねません。

犬が異物を誤飲した際、無理に吐かせようとすることは絶対に避けてください。

飲み込んだ異物の種類や形状によっては、吐かせることで食道や気管、消化管を傷つけてしまうおそれがあります。

 

犬が誤飲した異物の取り出し方や対処法

犬への対処法

犬が異物誤飲したときの対処法は、何を飲み込んでしまったのか(おもちゃ、食品、薬、ひも状のものなど)、その異物の大きさや形状、そして中毒性があるかどうかといった内容によって異なります。

 

自然排出

自然排出は、ウンチとして排出されるのを待つ方法で、誤飲した異物や量によっては、この方法がベストな場合があります。

通常であれば、食べた異物が排出されるまでは1日~3日ほどかかります。

異物誤飲した物によっては、もう少し時間がかかることもありますが、ウンチが出たら、内容をチェックしてみましょう。

 

催吐処置(さいとしょち)

催吐処置は、薬剤などを用いて吐き気を誘発し、異物を吐き出させる対処法です。

飲み込んでからあまり時間が経っておらず、吐かせて問題ないものであれば、この処置が有効です。

また、洗剤や漂白剤など、吐かせることが禁忌とされている異物もあります。

場合によっては、命の危険につながることもあるので、必ず動物病院で獣医師の処置を受けてください。

 

内視鏡や開腹手術

レントゲンを撮り、胃や腸に消化管を詰まらせるおそれがある大きさのもの、消化管や血管を傷つけるおそれのある鋭利な異物などが確認できた場合は、内視鏡や開腹手術で取り除きます。

 

解毒処置

チョコレート、カフェイン、人間の薬、ネギ類など、犬にとっての中毒物質を誤飲した場合、催吐処置で間に合えばよいのですが、そうでない場合は体内に入り込んだ中毒物質を解毒する治療や、出ている症状に対する対症療法が必要になります。

解毒の方法は中毒物質の内容や量によっても異なりますが、解毒剤の投与や点滴による希釈、投薬などがあります。

 

犬の異物誤飲への予防策

犬の予防

特に子犬は好奇心旺盛で、思わぬ物を口に入れてしまうことがあります。

まずは、チョコレートやお薬など飲み込むと危険なもの、飲み込んでしまいそうなサイズのおもちゃやアクセサリーなどを置かないことが、予防の基本です。

お散歩で拾い食いをしてしまうことも想定して、「それを私にちょうだい」「口から出して」という指示にしたがうようにしつけることも有効でしょう。

室内には愛犬にとって危険な物を置かないように注意し、異物に対するしつけも徹底することが、異物誤飲の予防策といえます。

 

犬の異物誤飲への予防策を確認しておきましょう

犬のしつけ

犬が異物誤飲をすると、「何とかしなければ」とあわててしまいがちです。

しかし、無理に吐かせようとしたり、自己判断で処置をしたりすると、愛犬を苦しませてしまいます。

まずは落ち着いて状況を確認して動物病院に連絡し、適切な処置を受けるようにしましょう。

なお、生活環境への配慮やしつけでも、異物誤飲は予防できます。

ぜひ、愛犬の健やかな成長のためにも、予防策を実行してみてください。

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