犬・猫と暮らすHAPPY LIFE ペットと私の暮らしメモ

猫の口呼吸は病気のサイン? 緊急性の見極め方や対処法など【獣医師監修】

公開日:2026.05.25 最終更新日:2026.05.25

犬は体温が上がったときなどに「ハッハッ」と口を開けて呼吸をしますが、猫は基本的に口呼吸をしません。
猫が口呼吸をしているときは、体調に異変が生じている可能性があります。
猫の口呼吸から考えられる原因や、緊急性の見極め方、適切な対処法について解説します。
愛猫が口呼吸をしたときに対処してあげられるように備えましょう。

第一アイペットのペット保険は
ニーズに合わせて
2つの商品から選べる

幅広い補償で
いつでも安心

[ペット医療費用保険]

通院+入院+手術

選べる3つ
補償プラン

お見積りはこちら

高額になりがちな
手術費用に

[ペット手術費用保険]

通院+入院+手術

手術費用を
最大90%補償

お見積りはこちら

猫の口呼吸は病気の症状?

猫の口呼吸は病気の症状?

猫の正常な呼吸とは?

猫の正常な呼吸は鼻呼吸で、口を開いて呼吸することはありません。

口で呼吸をするのは、鼻で呼吸できないときや体の酸素が足りていないときです。

安静時(寝ている時やリラックスしている時)の呼吸数も正常な呼吸の目安になります。

 

口呼吸の見分け方と注意すべき症状

口呼吸をしていても、運動直後の短時間や普段と異なる環境に連れてきたときなどの一時的なものであれば、様子を見てもよいでしょう。

注意したいのは、ずっと口呼吸している、ハァハァと苦しそうに息をしているという場合です。

何らかの異常が起きている可能性が高く、命にかかわる病気が潜んでいる場合もあります。

 

猫が口呼吸をする主な原因と関係する病気

猫が口呼吸をする主な原因と関係する病気

猫が口呼吸をする原因は、呼吸器系や循環器系のトラブル、環境要因、鼻づまりやアレルギーなど、いくつか挙げられます。

 

呼吸器系のトラブル(気道炎・肺炎など)

風邪や喘息では、気道に炎症が起きて空気の通り道が狭くなるため、呼吸がしにくくなります。

また、肺炎ではガス交換がうまくいかなくなり酸素不足になるため、呼吸困難が起こります。

鼻だけで十分な酸素が取り込めなくなると、口で呼吸を補うようになるのです。

呼吸器系の異常で口呼吸になっている場合は、ウイルスや細菌による感染が原因であることが多く、炎症が鼻や喉、目に広がるため、目やに、咳やくしゃみ、鼻水、発熱などの症状を伴うことも多いので、愛猫の様子をよく観察してみましょう。

特に子猫はウイルスや細菌による感染が重症化しやすいので、注意が必要です。

 

心臓病や貧血などの循環器疾患

血液を全身に送る循環器系に異常があると、血液を行き渡らせることができません。

体が酸素不足となり、口呼吸で酸素を補おうとします。

特に血液を送り出すポンプの役目をする心臓に異常が起きる心筋症は、猫に多い病気です。

心筋症が悪化すると肺に水がたまる肺水腫を引き起こし、ガス交換が十分にできなくなって口呼吸になることもあります。

 

熱中症や高温多湿な環境による体温異常

熱中症、高温多湿の環境により猫の体温が上がってしまうことも、口呼吸の原因です。

症状が進むと、嘔吐や下痢、全身の震え、歩行困難、さらには意識が混濁したり多臓器不全に陥ったりすることもあります。

 

鼻づまり・アレルギーなどの軽度な原因

細菌感染、アレルギーなどで鼻がつまると鼻で息をすることができず、口呼吸をするようになります。

 

猫が口呼吸していたら? 緊急時の対処法と受診目安

猫が口呼吸していたら? 緊急時の対処法と受診目安

猫の口呼吸に気づいたら、まずは猫を安静に保ちましょう。

様子をよく観察し、口呼吸が数分以内におさまらずほかにも症状がある場合は、すぐに動物病院を受診してください。

口呼吸は緊急性の高い症状であることが多いため、迷わず動物病院に連絡し、指示を仰ぐことが重要です。

 

緊急性の高い症状と受診のタイミング

猫が苦しそうに息をしている(呼吸が速い、浅い、努力性呼吸、喘鳴など)、舌や歯茎が青白くなっている(チアノーゼ:酸素不足の深刻なサイン)、軽く叩くなどの刺激を与えても反応が遅い(ぐったりしている、意識障害を起こしているなど)という場合は、緊急性が高いと判断できます。

できるだけ早く、獣医師の診察を受けてください。

体が熱い、泡を吹いている、よだれが多い、足取りがふらついているなども緊急性が高い症状です。

熱中症が疑われる場合は、体を冷やす、室温を下げるなどの処置をしてから、速やかに受診しましょう。

 

猫の口呼吸を予防するための日常ケアと環境づくり

猫の口呼吸を予防するための日常ケアと環境づくり

猫の口呼吸は、日常生活に気をつけ、愛猫にとって生活しやすい環境をつくることで予防できます。

 

適切な室温・湿度の維持と換気

環境省が開催したシンポジウムで発表された「ペットの熱中症と対策」によれば、飼い猫にとって適切な室温は22~25℃、湿度は50~60%です。

扇風機だけでは不十分なので、夏場はエアコンで温度調節をしましょう。

なお、エアコンの風は直接当たらないようにします。

猫の体温が必要以上に奪われたり、風によるストレスや目の乾燥を引き起こしたりするおそれがあるためです。

風通しをよくしたりサーキュレーターを使ったりして室内の空気を循環させることも、愛猫が過ごしやすい環境にするポイントです。

 

アレルゲンの除去

ノミ・ダニのフンや死骸、ほこりなどはアレルギーの原因(アレルゲン)です。

定期的な掃除や空気清浄機の使用でアレルゲンを除去し、愛猫の生活スペースは常に清潔にしておきましょう。

ノミやマダニが寄生することによるアレルギーもあるので、予防薬の定期的な投与が有効です。

 

定期的な健康診断

猫も高齢になると、心臓や腎臓の病気を発症しやすくなります。

早い段階で異常を発見し、適切な治療を受ければ健康に過ごせることも事実です。

定期的に健康診断を受けていれば、口呼吸につながる病気も見つけやすくなるでしょう。

定期的な健康診断は、口呼吸だけでなく、愛猫の健康を守るためにも必要不可欠といえます。

 

愛猫が口呼吸していたら獣医に相談しましょう

猫の口呼吸は、一過性のものであればそれほど心配することはありませんが、長く続くとき、苦しそうにしていたり元気がなかったりするといった症状が見られるときは注意が必要です。

できるだけ早く動物病院を受診しましょう。

熱中症と思われる場合は、体温を下げる処置をして受診してください。

第一アイペットのペット保険は
ニーズに合わせて
2つの商品から選べる

幅広い補償で
いつでも安心

[ペット医療費用保険]

通院+入院+手術

選べる3つ
補償プラン

お見積りはこちら

高額になりがちな
手術費用に

[ペット手術費用保険]

通院+入院+手術

手術費用を
最大90%補償

お見積りはこちら

第一アイペットのペット保険

ペットと私の暮らしメモ

「ペットと私の暮らしメモ」は、愛犬・愛猫といつまでも幸せに暮らせるように、健やかに育てるための飼い方、病気・症状、お金にまつわる知識など、飼い主さまなら知っておきたい情報を専門家監修でお届けします。