スフィンクス

スフィンクス

スフィンクスはその独特な見た目と人懐っこい性格から、多くのファンがいる品種です。一番の特徴は毛のない体ですが、実はうっすらと短い毛が生えています。この毛により、スフィンクスの肌はその見た目とは裏腹に、とても柔らかく暖かい手触りになっています。しわしわの顔に大きな耳、レモンのように大きな目も特徴的で、知的な顔立ちをしています。毛がないことは大きな魅力ではありますが、皮膚の病気になりやすいというリスクもあります。また、スフィンクスは心臓の病気にも気を付ける必要があります。

  1. スフィンクスの特徴
  2. スフィンクスの飼育のポイント
  3. スフィンクスのかかりやすい病気・ケガ

スフィンクスの特徴

スフィンクスの歴史

スフィンクスの歴史は1966年、カナダのオンタリオで白黒の猫が産んだ毛のない猫から始まりました。飼い主はその猫を、毛がなくてしわしわの見た目から「プルーン」と名付けました。プルーンから繁殖された無毛の猫たちは「カナディアン・へアレス・キャット」と呼ばれていましたが、姿が古代エジプトの「スフィンクス」という猫の彫刻によく似ていたため、その名前が定着していきました。その後、1975年から1978年の間にもミネソタとトロントで毛のない子猫が発見され、現在のスフィンクスという品種が確立されていきました。

スフィンクスの容姿は?

スフィンクスは数少ない無毛品種の一つですが、完全に毛がないわけではありません。全体的に上質な産毛が肌を覆っており、桃のような手触りです。また、鼻や耳の後ろ、足先、しっぽなどに僅かに毛が生えていることがあります。色のバリエーションは様々で、毛の色というよりも皮膚の色素により表現されます。大きな耳とレモン型の目をもち、頭を含め体のあちこちにしわが寄っています。体は逞しく、丈夫な骨格と発達した筋肉をもっており、お腹には張りがあります。

スフィンクスの飼育のポイント

スフィンクスは好奇心旺盛で、知性的で、初対面の人にも大変フレンドリーな猫です。多くの場合、他の犬やペットとも仲良く暮らせます。その手触りは暖かくて柔らかく、飼い主さんの膝に乗ったり一緒にお布団で寝るのが大好きです。とても愛情深く忠実な性格なので、マイペースな猫の中では珍しく、いつも飼い主さんの側にいたいと思っています。また、いたずら好きでひょうきんな一面もあり、一人でもおもちゃを取り出して遊んだりします。 毛がない分体温調節が難しいので、温度管理はしっかりしてあげる必要があります。テレビの前や陽の当たる窓辺などの暖かい場所を探しているようであれば、お家の中が少し寒いのかもしれません。また、毛がないことで皮膚に余分な脂が溜まってオイリーになりやすいので、体のしわの間も含め定期的に皮膚のケアをしてあげましょう。

スフィンクスのかかりやすい病気・ケガ

子猫~成猫

皮膚炎

細菌や真菌、ダニなどが皮膚に炎症を起こします。皮膚の弱い犬種だったり、免疫力の低下や外傷から皮膚のバリア機能が落ちてしまうと、炎症が起こりやすくなります。症状は湿疹、かゆみ、脱毛など様々です。

尿石症

体内のミネラル成分が集まって、結晶や結石をつくる病気です。細菌感染、体質、ミネラルの多い食べものなどが主な原因となります。結石は主に膀胱、尿道、腎臓に形成され、頻尿や血尿がみられるほか、尿道に詰まってしまうと尿が出なくなることもあります。

異物誤飲

食べてはいけないものを飲み込んでしまうことです。異物には、中毒を起こす食べものや、胃や腸に刺さったり詰まったりしてしまうものが含まれます。嘔吐や下痢などの消化器症状がみられたり、命の危険に繋がることもあります。

成猫~

肥大型心筋症

心筋が厚くなって心臓の部屋が狭くなり、全身に十分な血液を送り出すことができなくなる病気です。主に遺伝や加齢によって起こります。血流が悪くなることで血栓ができやすくなり、それが血管に詰まって後ろ足の麻痺が起こったり、突然死する危険性もあります。

慢性腎臓病

腎臓の働きが悪くなり、体内の毒素を尿として排出できなくなってしまう病気です。高齢の猫に非常に多く、徐々に進行していきます。水をたくさん飲む、おしっこが薄くなり量が増える、食欲不振、嘔吐などの症状がみられます。
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[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)