メイン・クーン
アメリカ原産の長毛種であるメイン・クーンは、厳しい寒さを乗り切るためのふさふさの毛と、大きくて頑丈な体が特徴です。そしてその大柄な見た目とは裏腹に、いくつになっても子猫のような愛らしさと、子どもや他のペットとも仲良くする穏やかな優しさを持っています。厳しい気候に適応してきた丈夫な猫ではありますが、心臓病や腎臓病になるリスクがある品種でもあるので、日ごろから体調の変化には十分に気を付けましょう。
メイン・クーンの特徴
メイン・クーンの歴史
メイン・クーンは北アメリカ原産の古い品種の一つであり、メイン州の猫として公式に認められています。その起源には数々のユニークな説があり、猫とアライグマの交配からうまれたという、生物学的には不可能な話もあります。これは、メイン・クーンの特徴でもあるアライグマのようなふさふさの尾と毛色、またその名前(アライグマは英語でラクーンと言います)からうまれた伝説であると考えられています。もう一つの有名な説は、フランス革命時、マリー・アントワネットがアメリカに亡命を計画していた際に飼っていた猫が起源であるとするものです。そして、現在最も有力とされているのは、元々アメリカに存在していた短毛の猫と、バイキング達によって持ち込まれた長毛の猫との交配によってうまれたという説です。メイン・クーンはボストンやニューヨークなどのキャットショーで初期の頃から人気を博しており、1895年のマディソン・スクエア・ガーデン・ショーでは最高賞を受賞しました。
メイン・クーンの容姿は?
大きくがっしりした体、分厚い光沢のある毛、大きな目、長く立派な尾が特徴です。また、前足よりも後ろ足の方がやや長いです。毛は密ではなく、首周りと腹部は長めになっています。毛色は多様ですが、最も一般的なのはブラウンタビー(茶色の縞模様)で、他にも単色、三毛、シルバーパターン(毛先が銀色)などがあります。雪の上でもしっかり歩けるように足は大きくて毛深く、暖かさを保持するために耳にもふさふさの毛が生えています。
メイン・クーンをお迎えする方法
ペットショップでメイン・クーンを探す
ペットショップからメイン・クーンをお迎えするメリットは、自分の好みの毛色や顔立ちのメイン・クーンが見つけやすいということです。メイン・クーンの最大の特徴はふさふさの立派な被毛なので、特に毛色はお気に入りの子を見つけたいですよね。最も一般的なのはブラウンの縞模様ですが、他にもシルバーの縞模様、三毛、バイカラーなど様々な毛色があるので、好みの子を探してみてください。
ブリーダーからメイン・クーンを紹介してもらう
ブリーダーからメイン・クーンをお迎えするメリットは、血統がハッキリしているため、ある程度性格が予想できるということです。メイン・クーンは基本的に穏やかで優しい性格の子が多いと言われていますが、本来ネコちゃんは警戒心の強い動物です。はじめてネコちゃんと一緒に生活する方は、神経質すぎない子を紹介してもらうと良いかもしれません。
メイン・クーンの里親になる
保護猫の中には、元の飼い主さまと別れてしまったり、親猫や人の愛情を注いでもらえないまま育ったりと、さまざまな事情を抱えている子がいます。警戒心の強い子であればなおさら、新しい飼い主さまとの生活に慣れるまでには時間がかかるかもしれません。里親になる方は、その子がそれまで過ごしてきた時間や気持ちに寄り添い、ゆっくり信頼関係を築いていっていただきたいと思います。
メイン・クーンをお迎えするときの費用相場は?
メイン・クーンをお迎えする際には、生体にかかる費用の他に、以下のような費用がかかります。
・混合ワクチン(5,000~7,000円前後)
感染症を予防するための注射で、予防できる病気の数により費用が異なります。
・最初に用意しておきたいグッズ(15,000円程度)
ネコちゃんをお迎えした時点で用意しておけると良いグッズは、ケージやサークル、トイレ、猫砂、食器、フード、爪とぎ、キャットタワー、おもちゃなどです。他のネコちゃんとトイレを共有するのを嫌がる子もいるため、多頭飼育の場合はネコちゃんの頭数+1個トイレを用意すると安心です。
メイン・クーンをお迎えする方法には、それぞれにメリットがあるので、自分がネコちゃんをお迎えする際に何を重視したいのかを検討しましょう。ネコちゃんとの出会いは一期一会ですので、どこでお迎えするにしても、「この子を一生大切にしたい!」と思える子を選んでいただくのが一番かと思います。
メイン・クーンの飼育のポイント
メイン・クーンは注意を引こうとせがむタイプではありませんが、飼い主さんの行くところやしていることには興味津々です。家の中をついて回ったり、ドアの前で飼い主さんが出てくるのをじっと待っていたりする可愛い一面もあります。また、頭が良いので、訓練次第では犬のように投げたおもちゃを取ってくる子もいるようです。毛は厚いですが密ではないので定期的なブラッシングで毛質を保つことができますし、鳴き声が大きくないのも飼いやすいポイントです。ただし体が大きくなるので、広めの飼育スペース、成長に合わせた十分な運動、適切な食事管理などが必要になります。
メイン・クーンのかかりやすい病気・ケガ
子猫~成猫
股関節形成不全
ピルビン酸キナーゼ欠損症
尿石症
成猫~
肥大型心筋症
慢性腎臓病
- ※猫種別飼い方ガイドには、アイペット損保のペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合があります。
- ※補償開始日前からかかっていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もあります。
ペット保険に加入すると、いざというときも安心!
今は元気なうちの子も、突然病気やケガをすることがあります。
ペット保険に加入することで、動物病院に行くハードルが下がり
小さな異変でも早めに受診することができるため、病気やケガの早期発見につながることがあります。
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メイン・クーンの保険金請求事例
慢性腎臓病の場合
毛並みが悪くなり、病院に連れて行くと、「慢性腎臓病」と診断されました。現在、点滴治療のため週に1回通院し、血液検査も定期的に行っています。
年齢 | 8歳 | 内容 | 通院1日 |
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診療明細書
診療項目 | 金額(円) |
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診察 | 800 |
検査 | 4,500 |
点滴 | 2,000 |
お薬 | 4,700 |
合計 | 12,000 |
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン | 高額になりがちな手術費用に うちの子ライト90%補償 |
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「うちの子」補償額 8,400円 | 手術が含まれていない 通院のため、補償対象外です |
お客さま負担額 3,600円 | お客さま負担額 12,000円 |
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- ※上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
- ※各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
- ※お支払いさせていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲内となります。
尿石症の場合
血尿が出たため、気になって病院に連れて行きました。検査の結果、膀胱に結石が見つかり、お腹を切って結石を取り出す手術を行いました。
年齢 | 4歳 | 内容 | 手術1回、入院3日 |
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診療明細書
診療項目 | 金額(円) |
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診察 | 800 |
入院(2泊3日) | 9,000 |
検査 | 25,000 |
全身麻酔 | 17,500 |
手術 | 45,000 |
結石分析 | 4,500 |
点滴 | 12,600 |
処置 | 6,000 |
注射 | 5,400 |
お薬 | 2,000 |
合計 | 127,800 |
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン | 高額になりがちな手術費用に うちの子ライト90%補償 |
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「うちの子」補償額 89,460円 | 「うちの子ライト」補償額 115,020円 |
お客さま負担額 38,340円 | お客さま負担額 12,780円 |
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- ※上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
- ※各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
- ※お支払いさせていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲内となります。
メイン・クーンの保険料例
うちの子 | |
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70%プラン | 50%プラン |
月払2,990円 | 月払2,400円 |
年払34,840円 | 年払27,930円 |
うちの子ライト |
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月払830円 |
年払9,660円 |
見積り条件(うちの子・うちの子ライト共通)
年齢:1歳 お支払い方法:クレジットカード支払
※新規でご契約いただいた場合の保険料例となります。上記は一例となりますので、実際の保険料はお見積りよりご確認ください。