マルチーズ

マルチーズ

マルチーズは、大きな黒い瞳と絹のような純白の毛並みで長い間人々を魅了してきた可憐な犬です。小さく愛らしい、生まれながらの愛玩犬で、家族の一員として人の心を癒してくれます。華奢な体のため、骨折などの事故には特に注意が必要です。また、心臓の病気にかかりやすい傾向があるため、体調の変化に気づけるように、普段から様子をよく観察して健康な状態を把握しておきましょう。

マルチーズのかかりやすい病気・ケガ

若齢~成犬

  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
    大腿骨の溝にはまっている膝蓋骨という膝の骨が、内側や外側に外れてしまった状態です。特に小型犬では、生まれつき溝が浅かったり、膝蓋骨を支える靭帯の力が弱くて発生することが多いです。膝を曲げ伸ばしする時に痛みが出て、歩きづらくなることもあります。
  • 皮膚炎
    細菌や真菌、ダニなどが皮膚に炎症を起こします。皮膚の弱い犬種だったり、免疫力の低下や外傷から皮膚のバリア機能が落ちてしまうと、炎症が起こりやすくなります。症状は湿疹、かゆみ、脱毛など様々です。
  • 骨折
    骨折の多くは、飼い主さんの不注意によって起こります。特に犬では段差や抱っこからの落下による前足の「橈尺骨(とうしゃっこつ)」の骨折が多く、猫では扉や窓に挟まれる事故の例が多く見られます。

成犬~

  • 僧帽弁閉鎖不全症
    心臓の左の部屋にある僧帽弁という扉が上手に閉じなくなって、血液が逆流してしまう病気です。主に遺伝や加齢によって起こります。軽度の場合は症状が出ないことも多いですが、進行すると運動するのを嫌がったり、咳が出たりします。
  • 白内障
    ものを見る時に焦点を合わせる役割をしている水晶体が白く濁って、視力が落ちてしまう病気です。加齢に伴って起こることが多いですが、遺伝や他の病気が原因で、若い子に起こる場合もあります。目が白く見えたり、ものにぶつかるようになるなどの症状がみられます。
  • 皮膚腫瘍
    皮膚にできる腫瘍には、良性のものから悪性のものまで様々あります。品種によってできやすい腫瘍もありますが、基本的にはどんな犬猫でも注意するべき病気です。
  • 犬種別病気ガイドには、アイペットのペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合がございます。
  • 補償開始日前から被っていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もございます。

マルチーズの保険金請求事例

皮膚炎の場合

体に赤い発疹があったので、病院に連れて行きました。「皮膚炎」と診断され、お薬を飲み始めることになりました。

年齢 4歳 内容 通院1日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 1,500
検査 3,000
お薬 2,500
合計 7,000
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
4,900円
手術が含まれていない
通院のため、補償対象外です
お客さま負担額
2,100円
お客さま負担額
7,000円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

骨折の場合

ソファーから飛び降りたところキャンと鳴いて、前足をかばうようになりました。病院で検査をしたところ、「骨折」と診断され、折れた骨をつなぐ手術を行いました。

年齢 0歳 内容 手術1回、入院5日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 800
入院(4泊5日) 10,000
検査 20,500
全身麻酔 32,500
手術 237,000
処置 3,400
注射 4,500
合計 308,700
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
216,090円
「うちの子ライト」補償額
277,830円
お客さま負担額
92,610円
お客さま負担額
30,870円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

アイペットのペット保険

マルチーズの特徴

歴史

紀元前1500年頃にマルタ島に移住したフェニキア人(現在のレバノンあたりに都市国家を築き、海洋貿易を得意とする民族)が持ち込んだ犬で、一説ではアジア方面からきたと考えられています。イソップ物語にもこの犬が書かれており、船員たちの愛玩犬であったことがわかります。やがてシチリア島を経てヨーロッパへ紹介され、フランスでは15世紀頃から婦人の愛玩犬となり、19世紀になるとイギリスへももたらされました。1813年以降にマルタ島がイギリスの属領となると、ビクトリア女王もこの犬を取り寄せて飼育し、それが一般市民に知れ渡ったことで、19世紀末には大流行し人気犬種となりました。日本では1968年から1984年まで登録犬種のトップとなりました。

容姿

ボディが短く背中は水平、頭部はやや丸みをもち、耳は垂れてふさふさした毛があります。目は暗色でブラックの縁取りがあり、両目の間隔は狭く、鼻はブラックです。長い飾り毛に覆われた尾は高い位置につき背に乗っています。 毛は真っ直ぐな絹状で地面に届くほど長く、アンダーコートはありません。毛色はピュアホワイト、淡いタン(黄褐色)、レモン色などがあります。

マルチーズの飼育のポイント

元気で明るい性格で家族と一緒に行動したがります。物事を強いられるのは嫌いますが、短気にはならず忍耐強いです。毛の手入れはかなり丹念にしなければいけません。とくに目と口の周りは涙やよだれで汚れやすく、そのままにしておくとかぶれて皮膚炎を起こすこともあります。普段からしっかりブラッシングやシャンプーなどのお手入れをして清潔に保ってあげましょう。また、マルチーズはとても小型で可愛らしい分、体つきが華奢で骨も大変細くなっています。そのため、少しの段差から飛び降りたり、滑りやすい床で転んだだけでも骨折の危険性があります。マルチーズのいるお家では、段差をなくしたりフローリングにカーペットを敷くなどの対策をして事故を予防しましょう。

犬種別病気ガイドトップへ戻る

[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)