パピヨン
パピヨンの一番の魅力は耳の形ではないでしょうか。蝶が羽を広げたような優美さは見る人を魅了します。その耳の様子からパピヨン(フランス語で蝶の意味)と名付けられ、別名をバタフライ・スパニエルとも呼ばれています。繊細なところもありつつ、甘え上手で、どんな環境にも上手にとけ込める順応性があります。体つきは大変華奢なため、骨折などの事故には特に注意が必要です。また、関節の病気などになりやすい傾向があるといわれており、異常に早く気づいてあげるためにも普段から観察することが大切です。
パピヨンの特徴
パピヨンの歴史
パピヨンの祖先はスペインにいた小さな犬で、一寸法師のスパニエルと呼ばれた犬といわれており、古い絵画やタペストリーにしばしばその姿が描かれています。 この犬は16世紀にイタリア経由でフランスに入り、上流階級でもてはやされ、かなりの高額で取引されていたとされています。 中世の貴婦人たちはこの優雅な犬と一緒に肖像画に描かれることを好んで、誇りにする風潮があり、マリー・アントワネットもこの犬をこよなく可愛がっていたと伝えられています。
パピヨンの容姿は?
骨格がほっそりしていて小型、繊細で優雅な雰囲気が漂います。体長は体高よりやや長め、背は水平で、四肢はまっすぐでスマートに伸びます。頭部は小さく丸みがあり、目はやや大きいアーモンド型、色は暗色でブラックの縁取りをしています。鼻は尖端がやや平らで丸く、色はブラックです。マズルは尖り、頭部よりかなり細い感じがします。尾は高い位置につき、飾り毛が豊かで背中にアーチを描いて、リスの尾のように背負っています。耳は垂れ耳と立ち耳があり、日本では立ち耳が多くなっています。光沢のある絹状の毛は特に胸、前足の後ろ側、尾の部分が長くなっています。毛はオーバーコートが豊富な代わりにアンダーコートが少ないのもこの犬種の特徴です。毛色は、全身がホワイト一色な子もいますが、全身にホワイトが全く入っていない子もいます。
パピヨンをお迎えする方法
ペットショップでパピヨンを探す
ペットショップからパピヨンをお迎えするメリットは、自分の好みの毛色や顔立ちの子が見つけやすいということです。パピヨンの被毛は白地にブラックやブラウン、セーブルや、トライカラーやブラック&タンといった毛色もあります。顔立ちもあどけない顔から凛々しい顔まで個性があるので、好みの子を探してみてください。
ブリーダーからパピヨンを紹介してもらう
ブリーダーからパピヨンをお迎えするメリットは、血統がハッキリしているため、ある程度性格が予想できるということです。パピヨンは明るくて順応性のある子が多いですが、自己主張が強く出てしまう一面もあります。はじめてワンちゃんと一緒に生活する方は気が強すぎない子を紹介してもらうことで、トレーニングがしやすくなるかもしれません。
パピヨンの里親になる
保護犬の中には、元の飼い主さまと別れてしまう、人から愛情を注いでもらえないまま育つなど、さまざまな事情を抱えている子がいます。パピヨンは人が大好きな犬種ですが、新しい飼い主さまとの生活に慣れるまでには、ある程度時間がかかるかもしれません。里親になる方は、その子がそれまで過ごしてきた時間や気持ちに寄り添い、ゆっくり信頼関係を築いていきましょう。
パピヨンをお迎えするときの費用相場は?
パピヨンをお迎えする際には、生体にかかる費用のほかに、以下のような費用がかかります。
・畜犬登録(3,000円前後)
ワンちゃんをお迎えしたら、お住いの市区町村に登録をする必要があります。
・狂犬病の予防接種(3,500円前後)
ワンちゃんには年に1回の狂犬病予防接種が義務付けられています。
・混合ワクチン(5,000~8,000円前後)
感染症を予防するための注射で、予防できる病気の数によって費用は変わってきます。
これらに、最初に用意するべきサークルやクレート、トイレ、食器、日用品などのグッズをあわせると、初期費用としてはワンちゃんの生体価格+50,000~60,000円ほどが目安となるかと思います。
パピヨンをお迎えする方法には、それぞれにメリットがあるので、自分がワンちゃんをお迎えする際に何を重視したいのかを検討しましょう。ワンちゃんとの出会いは一期一会ですので、どこでお迎えするにしても、「この子を一生大切にしたい!」と思える子を選んでいただくのが一番かと思います。
パピヨンの飼育のポイント
パピヨンの性格は明るく快活で、動作は俊敏です。まわりの物事にいつも好奇心を示し、小さいながらどんな場面でも自己主張が強く、勇敢で頼もしくあります。毛が長く絡みやすいため、毛玉ができやすく、毛玉の下で皮膚炎を引き起こすこともあります。普段から優しくブラッシングをして毛玉を防いであげましょう。また、とても遊び好きなため、一緒になって遊んであげると大変喜んでくれます。だたし、体つきが華奢で足の骨も大変細いため、はしゃいでソファなどから飛び降りた際に、骨折してしまうこともあります。室内で遊ぶ際には段差をなくし、フローリングにカーペットを敷くなどの対策を行い、事故の危険性を取り除いてから遊んであげましょう。
パピヨンのかかりやすい病気・ケガ
子犬~成犬
膝蓋骨脱臼(パテラ)
皮膚炎
骨折
成犬~
てんかん
尿石症
乳腺腫瘍
- ※犬種別飼い方ガイドには、アイペット損保のペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合があります。
- ※補償開始日前からかかっていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もあります。
- ※当社のペット保険「うちの子」の保険料は、年齢と犬種によって決まります。犬種ごとに犬A・犬B・犬Cに分類されており、本ページに記載の一般的な犬のサイズとは異なりますので、ご注意ください。
詳細は以下の犬種分類表にてご確認ください。
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パピヨンの保険金請求事例
皮膚炎の場合
体に赤い発疹があったので、病院に連れて行きました。「皮膚炎」と診断され、お薬を飲み始めることになりました。
年齢 | 4歳 | 内容 | 通院1日 |
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診療明細書
診療項目 | 金額(円) |
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診察 | 1,500 |
検査 | 3,000 |
お薬 | 2,500 |
合計 | 7,000 |
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン | 高額になりがちな手術費用に うちの子ライト90%補償 |
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「うちの子」補償額 4,900円 | 手術が含まれていない 通院のため、補償対象外です |
お客さま負担額 2,100円 | お客さま負担額 7,000円 |
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- ※上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
- ※各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
- ※お支払いさせていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲内となります。
膝蓋骨脱臼の場合
お散歩中に、後ろ足をスキップするように歩いていることに気づき、病院に連れて行きました。検査の結果「膝蓋骨脱臼」と診断され、膝蓋骨を正常な位置に治す手術を行いました。
年齢 | 2歳 | 内容 | 手術1回、入院6日 |
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診療明細書
診療項目 | 金額(円) |
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診察 | 800 |
入院(5泊6日) | 15,000 |
検査 | 25,000 |
全身麻酔 | 15,000 |
手術 | 165,000 |
点滴 | 14,400 |
処置 | 10,500 |
注射 | 6,000 |
お薬 | 2,300 |
合計 | 254,000 |
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン | 高額になりがちな手術費用に うちの子ライト90%補償 |
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「うちの子」補償額 177,800円 | 「うちの子ライト」補償額 228,600円 |
お客さま負担額 76,200円 | お客さま負担額 25,400円 |
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- ※上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
- ※各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
- ※お支払いさせていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲内となります。