ボーダー・コリー

ボーダー・コリー

牧羊犬といえば、この犬を真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ボーダー・コリーはその優れた作業能力と一日中走っても疲れを知らないスタミナで、牧羊犬としてこの犬に勝る犬はいないといわれるほどの高い評価を得ています。俊敏で持久力もあり、アジリティ犬としても活躍しています。必要な運動量が多いため、足や関節を痛めることがあり、注意が必要です。

ボーダー・コリーのかかりやすい病気・ケガ

若齢~成犬

  • 股関節形成不全
    股関節を形成している骨盤の骨と大腿骨がかみ合わなくなり、関節に炎症が起こって痛みが出ます。犬では大型犬に多く、遺伝や成長期に骨の発育がうまくいかないことが主な原因です。歩く時に腰が左右に振れたり、階段の上り下りを嫌がったりします。
  • 異物誤飲
    食べてはいけないものを飲み込んでしまうことです。異物には、中毒を起こす食べものや、胃や腸に刺さったり詰まったりしてしまうものが含まれます。嘔吐や下痢などの消化器症状がみられたり、命の危険に繋がることもあります。
  • コリー眼異常
    網膜に栄養を届ける血管が細いまま成長しない病気で、コリー系の犬種に遺伝的にみられます。視覚に障害がでると、ものにぶつかったり、運動を嫌がったりするようになります。
  • 皮膚炎
    細菌や真菌、ダニなどが皮膚に炎症を起こします。皮膚の弱い犬種だったり、免疫力の低下や外傷から皮膚のバリア機能が落ちてしまうと、炎症が起こりやすくなります。症状は湿疹、かゆみ、脱毛など様々です。

成犬~

  • 歯周病
    歯垢に含まれる歯周病菌が、歯と歯肉の間に入って炎症を起こします。歯垢は放っておくとザラザラした歯石になり、さらに歯垢が付きやすくなってしまいます。進行すると歯が抜けたり皮膚に穴が開いたり、菌が血液にのって心臓や腎臓に運ばれて炎症を起こすことがあります。
  • 皮膚腫瘍
    皮膚にできる腫瘍には、良性のものから悪性のものまで様々あります。品種によってできやすい腫瘍もありますが、基本的にはどんな犬猫でも注意するべき病気です。
  • 犬種別病気ガイドには、アイペットのペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合がございます。
  • 補償開始日前から被っていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もございます。

ボーダー・コリーの保険金請求事例

皮膚炎の場合

体に赤い発疹があったので、病院に連れて行きました。「皮膚炎」と診断され、お薬を飲み始めることになりました。

年齢 4歳 内容 通院1日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 1,500
検査 3,000
お薬 2,500
合計 7,000
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
4,900円
手術が含まれていない
通院のため、補償対象外です
お客さま負担額
2,100円
お客さま負担額
7,000円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

異物誤飲の場合

おもちゃを飲み込んでしまったので、病院に連れて行きました。検査の結果、胃の中に見つかり、全身麻酔をかけて内視鏡で取り出しました。

年齢 0歳 内容 手術1回、入院2日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 800
入院(1泊2日) 3,000
検査 15,000
全身麻酔 13,000
内視鏡 37,500
点滴 3,000
注射 4,000
お薬 1,460
合計 77,760
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
54,432円
「うちの子ライト」補償額
69,984円
お客さま負担額
23,328円
お客さま負担額
7,776円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

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ボーダー・コリーの特徴

歴史

8世紀から11世紀にかけて、バイキングによってスコットランドに持ち込まれたトナカイ用の牧羊犬が先祖とされています。その後、その地に元からいた牧羊犬やラフ・コリーの祖先などとの交配を経て、19世紀末ごろに現在の姿となりました。近縁のラフ・コリーがショードッグとして世界に知られたのに対し、ボーダー・コリーは牧羊犬としての作業能力が重視され、もっぱらイギリス国内の牧場で活躍していたため、国外に知られる機会があまりありませんでした。ドッグショーで作業能力などを競う競技が行われるようになってからは、ボーダー・コリーの賢さや俊敏性が認められ、晴れて公認犬種となりました。ボーダーは”国境”という意味で、その名はイングランドから見たときにスコットランドが遠く離れた国ざかいの地であったことに由来しています。

容姿

体高より体長がやや長めの均整が取れたスタイルで、骨格がしっかりしています。耳は立ち耳か半立ち耳で、広めの頭部と離れた目が聡明な愛らしい表情を作り出しています。 毛は、直毛で硬く長い毛と、滑らかで短い毛の2種類があります。毛色はブラック&ホワイト、ホワイト&タン(褐色)、グレー&ブラック、セーブル(黄褐色)&ホワイト、ブルーマール(ブラックとブルーとグレーの混じった大理石色)などがあります。

ボーダー・コリーの飼育のポイント

ボーダー・コリーは頭がよく、与えられた作業をとても熱心に行います。動作が俊敏で注意深く、粘り強いうえ責任感が強いため、家庭犬や番犬にも適しています。神経質な面はありますが、攻撃性はなく、従順でしつけがしやすいのが特徴です。豊かな被毛は毎日ブラッシングを行う必要があります。特に脱毛の多い初春~夏は無駄毛をよく取り除かないと、湿気が溜まって皮膚炎になることもあるため、注意が必要です。また、持久力に優れているため、毎日十分な運動が必要です。平地でのお散歩に加え、広場でリードをつけたまま遊ばせたり、ドッグランで思いっきり走りこみをさせると喜びます。ただし、牧羊犬の性質から、他の犬を羊のように追いかけて追い込んでしまうことがあります。しっかりとトレーニングをし、飼い主がうまくコントロールできるようにして楽しく遊ばせてあげましょう。

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[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)