イタリアン・グレーハウンド

イタリアン・グレーハウンド

「サイトハウンド」という、視覚を活かした俊足の獣猟犬グループに属し、グループの中では最も小さい品種です。そのスレンダーで優雅な容姿から、ヨーロッパ各国の王侯貴族の間で愛され、とても貴重な存在とされてきました。家族に対してはとても愛情豊かで、遊び好きな性格です。比較的若いうちから、目の病気には注意が必要です。

イタリアン・グレーハウンドのかかりやすい病気・ケガ

若齢~成犬

  • 白内障
    ものを見る時に焦点を合わせる役割をしている水晶体が白く濁って、視力が落ちてしまう病気です。加齢に伴って起こることが多いですが、遺伝や他の病気が原因で、若い子に起こる場合もあります。目が白く見えたり、ものにぶつかるようになるなどの症状がみられます。
  • 緑内障
    目の中に入っている水が増えすぎて、眼球内の圧力が高くなってしまった状態です。主に遺伝や目の中の腫瘍、炎症などによって起こります。痛みにより瞬きや涙が増えたり、進行すると目が大きくなって牛のように突出したり、失明してしまうこともあります。
  • 皮膚炎
    細菌や真菌、ダニなどが皮膚に炎症を起こします。皮膚の弱い犬種だったり、免疫力の低下や外傷から皮膚のバリア機能が落ちてしまうと、炎症が起こりやすくなります。症状は湿疹、かゆみ、脱毛など様々です。
  • 骨折
    骨折の多くは、飼い主さんの不注意によって起こります。特に犬では段差や抱っこからの落下による前足の「橈尺骨(とうしゃっこつ)」の骨折が多く、猫では扉や窓に挟まれる事故の例が多く見られます。

成犬~

  • 歯周病
    歯垢に含まれる歯周病菌が、歯と歯肉の間に入って炎症を起こします。歯垢は放っておくとザラザラした歯石になり、さらに歯垢が付きやすくなってしまいます。進行すると歯が抜けたり皮膚に穴が開いたり、菌が血液にのって心臓や腎臓に運ばれて炎症を起こすことがあります。
  • 皮膚腫瘍
    皮膚にできる腫瘍には、良性のものから悪性のものまで様々あります。品種によってできやすい腫瘍もありますが、基本的にはどんな犬猫でも注意するべき病気です。
  • 犬種別病気ガイドには、アイペットのペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合がございます。
  • 補償開始日前から被っていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もございます。

イタリアン・グレーハウンドの保険金請求事例

皮膚炎の場合

体に赤い発疹があったので、病院に連れて行きました。「皮膚炎」と診断され、お薬を飲み始めることになりました。

年齢 4歳 内容 通院1日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 1,500
検査 3,000
お薬 2,500
合計 7,000
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
4,900円
手術が含まれていない
通院のため、補償対象外です
お客さま負担額
2,100円
お客さま負担額
7,000円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

骨折の場合

ソファーから飛び降りたところキャンと鳴いて、前足をかばうようになりました。病院で検査をしたところ、「骨折」と診断され、折れた骨をつなぐ手術を行いました。

年齢 0歳 内容 手術1回、入院5日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 800
入院(4泊5日) 10,000
検査 20,500
全身麻酔 32,500
手術 237,000
処置 3,400
注射 4,500
合計 308,700
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
216,090円
「うちの子ライト」補償額
277,830円
お客さま負担額
92,610円
お客さま負担額
30,870円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

アイペットのペット保険

イタリアン・グレーハウンドの特徴

歴史

イタリアン・グレーハウンドは、紀元前数千年前に古代エジプトでファラオの宮廷に存在していたことがわかっているグレーハウンドの子孫です。古代エジプト以外にも、ギリシャやローマで貴族たちがペットとして愛好していたとされ、花瓶や器に絵が残っていたり、イタリアのポンペイ市では鎖につながれた遺骨が見つかったりしています。最も寵愛されていたのはルネッサンス時代のイタリアで、当時の名高い芸術家たちが描いた貴族の肖像画の中に、イタリアン・グレーハウンドが主人と共に登場することも珍しくありません。

容姿

元となったグレーハウンドよりもスレンダーでほっそりしており、ハウンドの中では最小の犬種です。背中は腰に向かってカーブしており、まっすぐな長い足と細い尾が特徴的です。マズルは細長く、耳はやや折りこまれており、目は大きくて丸いです。毛は全体的に短く滑らかで光沢感があり、飾り毛はありません。毛色はグレー、ベージュ、ブラック、ブルー(青灰色)など様々です。

イタリアン・グレーハウンドの飼育のポイント

穏やかで優しい性格なので、子どもや他のペットとも仲良くできる子が多いです。ただし、内気で繊細な一面もあるので、知らないうちにストレスをためてしまわないように気を付けてあげましょう。非常に活発な性格で走るのが大好きですが、狩猟犬の性質から動くものを見ると追いかけてしまう傾向があるので、散歩の時などは飼い主様がリードをしっかりと持ってコントロールする必要があります。また、イタリアン・グレーハウンドは骨が細いので、肥満になると関節への負担が大きくなったり、骨折などの事故に繋がる危険性があります。毎日一緒に遊んであげることで、ストレスや肥満を防ぎつつ、十分なコミュニケーションをとるようにしましょう。毛は短くて薄いのでお手入れは簡単ですが、寒さはとても苦手なので、冬場は暖かい洋服を着せてあげるといいですね。

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[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)