アメリカン・コッカー・スパニエル

アメリカン・コッカー・スパニエル

イングリッシュ・コッカーと同じ鳥狩猟犬のグループに属し、その中でも最も小型の犬種です。美しい絹状の茶色い毛をしたアメリカン・コッカーはアニメ映画の主人公にもなり、一躍有名になりました。狩猟犬としての大胆さや体の強さと、明るく友好的な性格を持ち合わせています。飼い主に深い愛情を抱き、子どもにも優しく良い遊び相手になってくれます。とても活発で元気な犬種ですが、目の病気になりやすい傾向があるので、普段からよく観察するようにしましょう。

アメリカン・コッカー・スパニエルのかかりやすい病気・ケガ

若齢~成犬

  • 白内障
    ものを見る時に焦点を合わせる役割をしている水晶体が白く濁って、視力が落ちてしまう病気です。加齢に伴って起こることが多いですが、遺伝や他の病気が原因で、若い子に起こる場合もあります。目が白く見えたり、ものにぶつかるようになるなどの症状がみられます。
  • チェリー・アイ
    通常は目の中にしまわれている第三眼瞼(瞬膜)という部分が、常に出てしまっている状態です。第三眼瞼を固定している線維が、遺伝的に欠損していたり、外傷によって損傷することで起こります。
  • 異物誤飲
    食べてはいけないものを飲み込んでしまうことです。異物には、中毒を起こす食べものや、胃や腸に刺さったり詰まったりしてしまうものが含まれます。嘔吐や下痢などの消化器症状がみられたり、命の危険に繋がることもあります。
  • 皮膚炎
    細菌や真菌、ダニなどが皮膚に炎症を起こします。皮膚の弱い犬種だったり、免疫力の低下や外傷から皮膚のバリア機能が落ちてしまうと、炎症が起こりやすくなります。症状は湿疹、かゆみ、脱毛など様々です。

成犬~

  • 緑内障
    目の中に入っている水が増えすぎて、眼球内の圧力が高くなってしまった状態です。主に遺伝や目の中の腫瘍、炎症などによって起こります。痛みにより瞬きや涙が増えたり、進行すると目が大きくなって牛のように突出したり、失明してしまうこともあります。
  • ドライアイ
    乾性角結膜炎とも呼ばれ、涙の量が減ることで目が乾き、角膜や結膜に炎症が起こる病気です。主な原因は免疫の異常、感染症、外傷などで、目が乾くことで傷がつきやすくなったり、目ヤニが多くなります。
  • 犬種別病気ガイドには、アイペットのペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合がございます。
  • 補償開始日前から被っていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もございます。

アメリカン・コッカー・スパニエルの保険金請求事例

皮膚炎の場合

体に赤い発疹があったので、病院に連れて行きました。「皮膚炎」と診断され、お薬を飲み始めることになりました。

年齢 4歳 内容 通院1日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 1,500
検査 3,000
お薬 2,500
合計 7,000
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
4,900円
手術が含まれていない
通院のため、補償対象外です
お客さま負担額
2,100円
お客さま負担額
7,000円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

異物誤飲の場合

おもちゃを飲み込んでしまったので、病院に連れて行きました。検査の結果、胃の中に見つかり、全身麻酔をかけて内視鏡で取り出しました。

年齢 0歳 内容 手術1回、入院2日

診療明細書

診療項目 金額(円)
診察 800
入院(1泊2日) 3,000
検査 15,000
全身麻酔 13,000
内視鏡 37,500
点滴 3,000
注射 4,000
お薬 1,460
合計 77,760
幅広い補償でいつでも安心 うちの子70%プラン 高額になりがちな手術補償に うちの子
ライト90%補償
「うちの子」補償額
54,432円
「うちの子ライト」補償額
69,984円
お客さま負担額
23,328円
お客さま負担額
7,776円
  • 上記の診療費等のデータは一例であり、一般的な平均・水準を示すものではありません。
  • 各診療項目の金額は、動物病院によって異なります。
  • お支払させていただく保険金は、各商品の支払限度額・支払限度日数(回数)等の補償範囲までとなります。

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アメリカン・コッカー・スパニエルの特徴

歴史

1620年、メイフラワー号が移民を乗せてアメリカにやってきた際に連れていた犬が、スパニエルであったとされています。その中には、狩猟犬のスパニエルとは少しタイプの違う、小柄で頭が丸くマズルの短い犬が含まれていました。そのスパニエルが愛玩犬として繁殖され、アメリカン・コッカーとして確立していったと考えられます。17世紀まで全てのスパニエルは一緒のグループとしてまとめられており、ドッグショーが始まった頃も「コッカー・スパニエル」として審査されていましたが、1945年にはアメリカンケネルクラブがイングリッシュ・コッカーを別犬種であると宣言し、それぞれの犬種が確立していきました。

容姿

鳥狩猟犬の中では最も小型でコンパクトですが、狩猟犬らしいしっかりとした体つきです。マズルはイングリッシュ・コッカーよりも短めで、丸みを帯びた優しい顔つきです。耳は長く垂れ下がっており、尾は断尾している場合があります。毛は絹状でまっすぐかややウェーブがかかっており、耳・胸・腹部・四肢にはふさふさした飾り毛があります。毛色は、ブラック、ブラック&タン(黒地に黄褐色の模様)、クリーム、レッド、ホワイトを含む2色以上のパーティカラーなどがあります。

アメリカン・コッカー・スパニエルの飼育のポイント

元々狩猟犬ではあったものの、愛玩犬として長く繁殖されてきたため、とても優しくて穏やかな性格です。飼い主さんの言うことをちゃんと聞く集中力も持っているので、自由でわがままになり過ぎないように、子犬の頃からしっかりとしつけを行いましょう。運動が大好きなので、一緒にドッグスポーツなどを楽しみたい飼い主さんにとっては良いパートナーになってくれます。運動量が足りないと肥満の原因にもなってしまうので、その場合はごはんの量を調節して体重をコントロールするようにしましょう。コッカーの特徴でもある美しい毛を維持するために、特に飾り毛の多い部分は念入りにブラッシングをして毛玉を防ぐ必要があります。また、耳が垂れていて炎症を起こしやすいので、定期的に状態をチェックしてあげましょう。ごはんの時に耳が汚れてしまう場合は、一時的にカバーを付けたり結んであげると清潔に保つことができます。

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[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)