プーリー
プーリーは、ドレッドヘアのような縄状の毛が特徴的な犬です。物覚えがよく知的な反面、ユーモラスな性格をしています。牧羊犬として活躍していたことから、とても活動的で動作も機敏です。その学習能力と運動能力の高さから、アジリティなどのドッグスポーツにも向いている犬種です。毛の性質上しっかりとしたお手入れが必要で、皮膚や耳の状態が悪くなりやすかったり、悪くなっていてもなかなか気付けないことがあるので、注意が必要です。
プーリーの特徴
プーリーの歴史
ハンガリーの牧羊犬で、アジアを起源とします。10世紀にハンガリーに侵略した遊牧民族マジャール人が連れてきた犬が祖先だといわれています。マジャール人は家畜を追って生活していましたが、プーリーはハンガリー語で「リーダー」という意味をもち、群れから離れた羊を追い駆けて背中に飛び乗り、群れに戻すという役割を果たしていました。プーリーの足は短いですが、走るのはとても速く持久力もあります。アメリカには、1930年代に渡ったとされています。
プーリーの容姿は?
全体的に筋肉質な体つきの中型犬です。頭はやや丸みを帯びたドーム型、耳は垂れたV字型です。鼻は小さめでブラック、目は大きなダークブラウンです。尾は先端が上側にカーブしていますが、警戒すると背の上のほうに巻き上がります。一番の特徴である毛はダブルコートで、子犬の頃はウェーブまたはカールしていますが、大人になるにつれてもつれて縄状になります。最終的には地面に届くほど長く伸びることもあります。毛色はブラックやフォーン(小鹿のような色)、パール・ホワイトなどがあります。
プーリーの飼育のポイント
プーリーは飼い主に忠実で、頭が良くとても働き者です。子どもが好きで優秀な番犬にもなるので、あらゆる家庭に馴染むことができます。牧羊犬としての性質から、とてもエネルギッシュで必要な運動量も多いので、毎日しっかりお散歩や遊びの時間を取るようにしましょう。また、一番の特徴である長い縄状の毛は、時間をかけて丁寧にブラッシングしてあげることが必要です。オーバーコートをめくってアンダーコートをブラッシングしてあげるのも良いですね。その時に皮膚の状態が悪くなっていないか、耳の中は汚れていないかなども合わせてチェックしてあげましょう。
プーリーのかかりやすい病気・ケガ
子犬~成犬
外耳炎
皮膚炎
成犬~
白内障
歯周病
肥満
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