グレート・デーン

グレート・デーンは、「ドイチェン・ドッゲ」と呼ばれるドイツの国犬です。体は非常に大きく、体高は人の腰の高さほどにもなります。その堂々とした威厳のある姿とは裏腹に、とてもフレンドリーで献身的な性格です。家族や子どもには特に優しく、家族以外の人に対しても攻撃的ではありませんが、しっかり訓練することで優秀な護衛犬になってくれます。体の大きさに見合った十分な飼育スペースが必要であることと、力強く体重があるので、関節に負担がかかりやすいため注意が必要です。
グレート・デーンの特徴
グレート・デーンの歴史
グレート・デーンはドイツの国犬です。400年以上前からイノシシ猟で活躍しており、その当時は「ボア・ハウンド」という名前で呼ばれていました。祖先犬にはブルドッグの一種であるブレンバイサー、チベタン・マスティフ、オールド・イングリッシュ・マスティフ、グレーハウンドなどの血が入っていると考えられています。1880年、ベルリンのショーで初めてスタンダードが定められました。グレート・デーンは、飛びぬけて大型ながらも品格を備え、利口で優しい性格であることから世界中に多くのファンがいて、特にアメリカでは家庭犬としても番犬としても人気の品種となっています。
グレート・デーンの容姿は?
人間の腰くらいまである体高が特徴の大型犬です。全体的に筋肉質で、引き締まった体つきです。頭の幅は狭く、首は長くすっきりしています。マズルは長方形で、耳は高い位置から自然に前に垂れ下がり、断耳する場合はピンと立っています。毛は短く光沢感があり、密生しています。毛色はブリンドル(フォーンの地にブラックの縞模様)、ハールクイン(ホワイトの地にブラックの斑)、ブラック、ブルーなどがあります。
グレート・デーンの飼育のポイント
迫力のある見た目ですが、大変忠実で温和な性格です。グレート・デーンを飼育する際には、くつろげるだけの十分なスペースと、安全に運動ができる環境を整えてあげる必要があります。子犬であっても体は大きくやんちゃで遊びもパワフルなので、家の中でも思わぬ事故が起きないように注意しましょう。また、成犬になってからもしっかりと飼い主さんが力をコントロールできるように、子犬の頃からトレーニングを行いましょう。覚えがよく忍耐強い性格なので、しつけはしやすいです。ブラッシングは、毛が短くても体が大きいので、定期的に時間をかけて行いましょう。その際、耳が垂れている子は中が汚れやすいので、合わせてチェックしてあげましょう。
グレート・デーンのかかりやすい病気・ケガ
子犬~成犬
股関節形成不全
ウォブラー症候群
皮膚炎
成犬~
胃捻転
拡張型心筋症
甲状腺機能低下症
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