ハリア

ハリア

ハリアは見た目は少し体の大きなビーグルで、キツネやウサギ狩りで活躍してきた獣猟犬です。でも争いは好まない平和主義者でどんな犬とも仲良くなれます。家族愛も強く、子ども達ともよく遊び、家庭犬としても適する優れた犬種です。嗅覚ハウンド(獣猟犬)に区分されているため、嗅覚は特に優れています。その自慢の鼻で、いろいろなものを探し出し、時には食べてはいけないものも発見して食べてしまうことがありますので注意が必要です。

  1. ハリアの特徴
  2. ハリアの飼育のポイント
  3. ハリアのかかりやすい病気・ケガ

ハリアの特徴

ハリアの歴史

ハリアはビーグルより大きくフォックスハウンドより小さい獣猟犬で、これらの犬種の近縁とされています。古代ギリシア人の歴史家による有名な随筆にハリアに似た犬のウサギ狩りに関する記述があるものの、はっきりとした起源はわかっておらず、17世紀ごろにウサギやキツネ狩りを目的として、イギリスで作出されたと考えられています。フォックスハウンドほどの速さはないものの持久力には富んでおり、キツネを3時間以上も追い続けたという記録が残っています。

ハリアの容姿は?

筋肉質で丈夫な体つきをしており、背は水平で胸は深く、腰も頑丈で力強さがあります。頭部は平らで、マズルはやや長く、先は尖っています。耳は三角形で垂れ下がっており、つけ根は高くつきます。鼻はブラックです。コートは短毛でよく密生し、滑らかです。毛色はホワイトの地にブラックからオレンジまでの様々な色が入ります。

ハリアの飼育のポイント

快活で穏やかで落ち着きがあります。狩猟で活躍していたことから、決断力や自発性がありお利口です。飼い主に対し従順で、子どもともよく遊んでくれます。他の犬とも仲良くなれ、とても友好的です。被毛は時々ブラッシングをしてお手入れしてあげましょう。とてもエネルギッシュなので、運動はたっぷり、大型犬並みの運動量が必要です。毎日の十分なお散歩に加え、時にはドッグランで走らせてあげるとよいでしょう。

ハリアのかかりやすい病気・ケガ

子犬~成犬

異物誤飲

食べてはいけないものを飲み込んでしまうことです。異物には、中毒を起こす食べものや、胃や腸に刺さったり詰まったりしてしまうものが含まれます。嘔吐や下痢などの消化器症状がみられたり、命の危険に繋がることもあります。

皮膚炎

細菌や真菌、ダニなどが皮膚に炎症を起こします。皮膚の弱い犬種だったり、免疫力の低下や外傷から皮膚のバリア機能が落ちてしまうと、炎症が起こりやすくなります。症状は湿疹、かゆみ、脱毛など様々です。

外耳炎

耳の穴から鼓膜までの外耳に炎症が起こります。原因は細菌、真菌、寄生虫、アレルギーなど様々で、耳が垂れている子や耳が蒸れやすい夏場に多くみられます。耳をかゆがったり、頭を振ったり、においが出てきたりします。

成犬~

皮膚腫瘍

皮膚にできる腫瘍には、良性のものから悪性のものまで様々あります。品種によってできやすい腫瘍もありますが、基本的にはどんな犬猫でも注意するべき病気です。

白内障

ものを見る時に焦点を合わせる役割をしている水晶体が白く濁って、視力が落ちてしまう病気です。加齢に伴って起こることが多いですが、遺伝や他の病気が原因で、若い子に起こる場合もあります。目が白く見えたり、ものにぶつかるようになるなどの症状がみられます。
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[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)