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犬にチョコレートを与えては危険!獣医師が解説

公開日:2024.02.19 最終更新日:2024.02.17

多くの人に愛されるチョコレートですが、ワンちゃんにとっては、絶対に与えてはいけない食べ物の一つです。
ここではチョコレートを与えてはいけない理由や、ワンちゃんが食べてしまったときの対処法を紹介します。

1.犬にとってチョコレートは危険。最悪の場合は死に至る

2.少量でも食べてしまったら、すぐに動物病院へ

3.良かれと思って与えたり、うっかり落とした食べ物が、愛犬の健康を脅かすことがある


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犬にとってチョコレートはなぜ危険?

犬にとってチョコレートはなぜ危険?

チョコレートの原料であるカカオに含まれる「テオブロミン」という成分が、中毒症状を引き起こします。

テオブロミンにはリラックス作用や血流を良くする効果がありますが、ワンちゃんには作用されません。

ワンちゃんは、テオブロミンを分解・排出する能力が低いため、成分が体内に長時間とどまります。

体内に蓄積されたテオブロミンは毒となり、さまざまな症状を引き起こします。

 

チョコレート以外のカカオ製品にも注意

お菓子やパンに使用されるココアパウダー、カカオニブを使った調味料などにも、テオブロミンが含まれています。

人の食材や味付けされた食べ物を与えないようにしましょう。

 

犬がチョコレートを食べたときに引き起こす症状

犬がチョコレートを食べときに引き起こす症状

中毒症状には神経症状をはじめ、以下のような病状があります。

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 落ち着きがなくなる
  • 失禁
  • 震え
  • 頻脈
  • 呼吸が速くなる
  • 痙攣
  •  

    軽度の場合は一時的な嘔吐や下痢などの症状でおさまることもありますが、重度になると震えや痙攣などの症状がみられます。

    チョコレートは中毒症状以外にも、チョコレートの包み紙が腸に詰まってしまうといったリスクも考えられます。

     

    症状が出るまでの時間

    ワンちゃんが食べてから数時間から半日ほどで症状が出ることが多いです。

    症状が出るまで早くても2時間程かかるため、ワンちゃんが食べていることに気が付いた時点で動物病院を受診しましょう。

     

    致死量はどのくらい?

    少量のチョコレートであってもワンちゃんによって個体差があり、症状の重さや身体にかかる負担は異なります。

    ワンちゃんの体重1kgあたり100~200mgが致死量の目安とされており、20mg程度の摂取で軽度の症状が出るといわれています。

    チョコレートのタイプによってもカカオの含有量や、テオブロミンの含有量が異なります。

    ダークチョコレートなどカカオの含有量が多いチョコレートは、ごく少量でも中毒を引き起こす可能性があります。

     

    犬がチョコレートを食べてしまったときの対処法

    犬がチョコレートを食べてしまったときの対処法

    ワンちゃんがチョコレートを食べてしまったときは、すぐに動物病院に連絡し受診しましょう。

    以下のような情報を獣医師に伝えるため、チョコレートのパッケージは捨てずに持参すると安心です。

  • チョコレートの種類やカカオ含有量
  • いつ、どのくらい食べたか
  • ワンちゃんの犬種や体重、現在の様子
  •  

    病院での対処法

    テオブロミンを解毒する薬はないため、体外に排出させる必要があります。

    チョコレートが胃の中にあると考えられる場合は、薬を使用し吐かせる処置を行います。

    大量のチョコレートを食べている場合は、全身麻酔をかけて胃洗浄を行うこともあります。

    ほかにもテオブロミンの排出を促進するために点滴や、吸着剤である活性炭を投与して吸収を抑える処置をすることもあります。

     

    家庭内での対策

    食べないようにする対策

    異物誤飲は防ぐことのできる事故のため、「危険な食べ物を与えない」という意識を持つことが大切です。

     

    食べ物の保管場所

    高さのある場所でも、ワンちゃんは思わぬジャンプ力を発揮したり、家具を踏み台にしてたどり着いてしまう可能性があります。

    食べ物は扉がついている場所に保管するのが安心です。

    ワンちゃん用の柵を設置してキッチンに入れないようにする、フタ付きのゴミ箱を使用するのも一案です。

     

    犬用のチョコレートは与えて良いの?

    ワンちゃんも食べられるチョコレートには、ココアに近い味の「キャロブ」が使用されることが多いです。

    キャロブは「イナゴ豆」というマメ科の植物で、テオブロミンやカフェインを含まないため、ワンちゃんが食べても安全です。

    カロリーが低く健康食品としても注目されています。

     

    まとめ

    人の食べ物をワンちゃんになるべく与えないようにしましょう。

    ワンちゃんのなかには暇つぶしや、欲求不満から物を口に入れてしまう子もいます。

    毎日一緒に遊ぶ時間をつくり、噛んでも安全なおもちゃを与えるなど、ストレスを発散させてあげましょう。

    一瞬の油断がワンちゃんを危険にさらしてしまうかもしれない、という意識を常に持つことが大切ですね。

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