犬のトイレのしつけ|トレーニングのSTEPと気を付けるポイント
新たな家族として犬を迎え入れたときには、生活をともにするためのしつけが必要です。
中でもトイレトレーニングは、重要なしつけの一つといえるでしょう。
犬にトイレを覚えさせるために大切なことは、トレーニングの基本をおさえ、手順を踏んで根気よく取り組むことです。
この記事では、うまくいかない原因にも触れながら、犬のトイレのしつけについて解説します。
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犬のトイレのしつけは重要!
トイレのしつけをしっかりしておかないと、室内・屋外に関係なく、所かまわず排泄するようになってしまいます。
屋内で排泄をされたら、そのたびに掃除をしなければなりません。
飼い主さまにとって負担となるだけでなく、衛生面も気になります。
また、旅行に連れて行くことも難しくなりますし、動物病院やトリミングサロンなどに連れていく際も粗相が心配になってしまいます。
散歩などの際に屋外で排泄できれば、上記の問題は解決できるかもしれません。
しかし、悪天候のときや飼い主さまの体調がよくないとき、深夜でも、排泄のために外に出る必要がでてきてしまいます。
さまざまな側面から考えると、トイレができるようにしつけることは重要です。
成犬もトイレのしつけは可能?
トイレのしつけは子犬のときに始めることが理想ですが、成犬でも可能です。
ただし、身につけた習慣を変えなければならないため、子犬よりも時間はかかると考えられます。
成犬の排泄は、1日に2~3回のペースです。
犬の様子を観察してタイミングをとらえ、トイレに誘導してみましょう。
トイレを覚えるまでは、一緒にいる時間を増やすと成功する確率が上がる可能性があります。
上手にできたときには、たくさん褒めてあげてください。
トイレのしつけに挑戦
それではさっそく「褒める」ことを意識して、トイレのしつけに挑戦してみましょう。
なるべく犬に失敗の体験をさせないこともポイントになるので、お迎えしたら早めに練習を始めましょう。
トイレを覚えるまではおうちの中での行動を制限し、サークルとクレートを使ってトレーニングをすると、失敗が少なくなります。
STEP①ペットシーツでの排泄を体験させる
まずは、サークルの中にペットシーツを敷き詰めて練習を始めましょう。
排泄しそうなタイミング(寝起き、食後、遊びの後など)を見計らって、サークル内を自由に歩かせます。
排泄時間をメモしておくと、タイミングが合わせやすくなります。
上手にペットシーツの上で排泄できたら、その場ですぐに褒めてごほうびをあげてください。
サークルの中をウロウロするばかりで排泄しない場合は、一度クレートに連れて行き、少し時間をおいて再挑戦しましょう。
ペットシーツで排泄ができたら、次は遊びの時間です。
サークルから出して、30分~1時間を目安に遊びましょう。
子犬は遊ぶことが大好きなので、排泄したらおいしいものがもらえるうえに楽しいこともあると、よいイメージを持ってくれます。
遊び疲れたらクレートで何時間か休憩させましょう。
休憩後は、再び排泄のチャンスです。
サークルに連れて行き、排泄を促します。
このときも、ペットシーツで排泄できたら褒めることを忘れないようにしましょう。
この練習をくり返すことで、犬は徐々に「ペットシーツで排泄をする=いいことがある」と覚えてくれます。
STEP②ペットシーツの面積を狭くしていく
ペットシーツでの排泄に慣れてきたら、サークルに敷いているペットシーツを1枚ずつ減らしながら、STEP①の練習をくり返し行いましょう。
ペットシーツを1枚にまで減らせたら、STEP②は達成です。
STEP③自分からペットシーツに行けるようにする
最終STEPでは、ついにサークルを出ます。
排泄の時間が近くなったら、サークルの扉を開けて近くで自由にさせましょう。
はじめのうちは、床のにおいを嗅ぎながらくるくる回るといった排泄サインが見られたら、犬を抱っこしてサークルの中に運んであげてください。
慣れてきたらおやつなどで誘導して、犬が自らサークルの中のペットシーツに歩いてたどり着けるようにサポートします。
サークルの中にいるときはできたけど、外に出たらできなくなってしまったということはよくあるのですが、STEP②までクリアできた犬は、ペットシーツの感触をしっかり覚えているはずです。
根気強く練習しましょう。
ここまでできるようになったら、ごほうびをあげる回数を徐々に減らしていきます。
また、完全にトイレを覚えて以降も、ときどきはごほうびをあげることで、犬も心を新たに頑張ってくれます。
犬のトイレのしつけで気を付けるポイント
①ごほうびの選び方
ごほうびにあげるおやつはカロリーが高すぎると肥満になってしまうので、細かくしてあげるか、普段食べているフードを使うようにしましょう。
②トイレを失敗してしまったとき
粗相をしたときに叱ると、犬は排泄したこと自体が悪かったのかもしれないと感じて、食糞などの行動につながることがあります。
失敗したときは、なるべくリアクションをせずに片付けましょう。
また、粗相をした直後に遊ぶと、ごほうびだと勘違いしてしまうので、少しの時間、犬と距離を置いて過ごしてください。
③トイレのサイズと設置場所
トイレのサイズが小さすぎると、うまく排泄できないことがあります。
トイレトレーを選ぶときは、犬の全身が入り、スムーズに向きが変えられるサイズを選びましょう。
トイレを静かな場所に設置することも大切です。頻繁に人が出入りするような場所、テレビの音などがうるさい場所では、犬も落ち着いて排泄できません。
また、寝床と近すぎるトイレも、犬は嫌がります。
自分の排泄物がにおうような場所では寝たくないのは、犬も人間も同じです。
犬のトイレのしつけに取り組みましょう
犬のトイレのしつけは、犬と飼い主さまが気持ちよく生活するために必要不可欠なことです。
お迎えしたらできるだけ早く、しつけをスタートさせましょう。
成犬のしつけは難しいというイメージがあるかもしれませんが、成犬でもトイレを覚えることはできます。
上手なしつけのコツは「褒めること」と、ステップを踏んで進めることです。
うまくいかない場合は、何か原因があるのかもしれません。
この記事を参考に、チェックしてみましょう。
最初はうまくいかずにストレスを感じることもあるかもしれませんが、1日2日で完ぺきにできるようになる子はいません。
犬とコミュニケーションを取りながら、気長に練習していきましょう。
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