アメリカン・ショートヘア

アメリカン・ショートヘア

アメリカン・ショートヘアはアメリカ原産の短毛種で、穏やかな性格とあまり鳴かないという特徴から、飼いやすい品種の1つとされています。一人でいるのも好きですが、家族に対しては温厚に接してくれます。また、遊ぶことが大好きなので子どもの遊び相手になってくれる子もいます。身体が丈夫な品種として知られていますが、高齢期は腎臓病や心臓病にかかりやすいため注意が必要です。

  1. アメリカン・ショートヘアの特徴
  2. アメリカン・ショートヘアをお迎えする方法
  3. アメリカン・ショートヘアの飼育のポイント
  4. アメリカン・ショートヘアのかかりやすい病気・ケガ

アメリカン・ショートヘアの特徴

アメリカン・ショートヘアの歴史

アメリカン・ショートヘアの祖先は、ヨーロッパから北アメリカへ船で渡った移民によって、持ち込まれた猫であるとされています。最初の移民を運んだメイフラワー号にも、船のネズミを駆除するために何頭か猫が乗っていたとの記録があります。当時は、働く猫としての逞しさやハンター気質が評価されていましたが、次第にその賢さや見た目の美しさが人々の関心を集めていきました。そして、他の短毛種の猫との差別化を図るために、1966年にはアメリカン・ショートヘアという名前を与えられ、キャットショーでも上位を争う人気の品種になりました。

アメリカン・ショートヘアの容姿は?

中型で筋肉質の、がっしりとした体格です。顔は幅が広めで、愛嬌のある表情をしています。目じりから真っ直ぐに伸びた濃いライン(クレオパトラライン)も特徴的です。毛は短く光沢があり密生しています。
さまざまな柄がスタンダードとして認められますが、一般的なのは縞模様が特徴のクラシック・タビーです。毛色は、シルバー・タビー(シルバーの地に黒の縞模様)が最も有名ですが、ブラウン・タビーや柄のない単色など多様な色が認められています。

アメリカン・ショートヘアをお迎えする方法

ペットショップでアメリカン・ショートヘアを探す

ペットショップからアメリカン・ショートヘアをお迎えするメリットは、自分の好みの毛色を見つけやすいということです。王道のシルバー・タビー(シルバーの地に黒の縞模様)をはじめブラウン・タビーや、柄のないブラック、ホワイト、クリームといった単色の毛色と豊富なバリエーションがあります。ぜひ、好みの子を探してみてください。

ブリーダーからアメリカン・ショートヘアを紹介してもらう

ブリーダーからアメリカン・ショートヘアをお迎えするメリットは、血統がハッキリしているため、ある程度性格が予想できるということです。アメリカン・ショートヘアは基本的にのんびりしていて穏やかな性格であると言われていますが、ネコちゃんは本来警戒心の強い動物です。特にはじめてネコちゃんと一緒に生活する方は、穏やかな性格の子を紹介してもらうと良いかもしれません。

アメリカン・ショートヘアの里親になる

保護猫の中には、元の飼い主さんと別れてしまったり、親猫や人の愛情を注いでもらえないまま育ったりと、さまざまな事情を抱えている子がいます。警戒心の強い子であれば、新しい飼い主さんとの生活に慣れるまでには時間がかかるかもしれません。里親になる方は、その子がそれまで過ごしてきた時間や気持ちに寄り添い、ゆっくり信頼関係を築きましょう。

アメリカン・ショートヘアをお迎えするときの費用相場は?

アメリカン・ショートヘアをお迎えする際には、生体にかかる費用の他に、以下のような費用がかかります。

混合ワクチン(5,000~7,000円前後)
感染症を予防するための注射で、予防できる病気の数により費用が異なります。

最初に用意しておきたいグッズ(15,000円程度)
ネコちゃんをお迎えした時点で用意しておけると良いグッズは、ケージやサークル、トイレ、猫砂、食器、フード、爪とぎ、キャットタワー、おもちゃなどです。他のネコちゃんとトイレを共有するのを嫌がる子もいるため、多頭飼育の場合はネコちゃんの頭数+1個トイレを用意すると安心です。

アメリカン・ショートヘアをお迎えする方法には、それぞれにメリットがあるので、自分がネコちゃんをお迎えする際に何を重視したいのかを検討しましょう。ネコちゃんとの出会いは一期一会ですので、どこでお迎えするにしても、「この子を一生大切にしたい!」と思える子を選んでいただくのが一番かと思います。

アメリカン・ショートヘアの飼育のポイント

穏やかな性格で子どもに対しても忍耐強いです。一人の時間を楽しむのも得意ですが、基本的には人の側にいることを好み、ひざに乗ってくるような子もいます。ハンター気質で運動量が多く、遊ぶことが大好きなので、何かを追いかけるような遊びをしてあげましょう。

窓から外を眺めるのも大好きです。 頭が良く周りのあらゆるものに興味を示すので、危険なものは遠ざけておきましょう。

また、体質的に太りやすい傾向があるので、適度な運動と食事管理を心がけましょう。肥満になると心臓や関節にも負担がかかります。お手入れに関しては、抜け毛が多いため定期的にブラッシングをしてあげましょう。

アメリカン・ショートヘアのかかりやすい病気・ケガ

子猫~成猫

異物誤飲

食べてはいけないものを飲み込んでしまうことです。異物には、中毒を起こす食べものや、胃や腸に刺さったり詰まったりしてしまうものが含まれます。嘔吐や下痢などの消化器症状がみられたり、命の危険に繋がることもあります。

猫風邪

主にヘルペスやカリシといったウイルスが感染することで、くしゃみ、咳、鼻水、発熱などの風邪の症状がでます。また、目ヤニがみられることも多いです。特に免疫力の低い子猫や高齢の猫では重症化することもあります。

尿石症

体内のミネラル成分が集まって、結晶や結石をつくる病気です。細菌感染、体質、ミネラルの多い食べものなどが主な原因となります。結石は主に膀胱、尿道、腎臓に形成され、頻尿や血尿がみられるほか、尿道に詰まってしまうと尿が出なくなることもあります。

成猫~

肥大型心筋症

心筋が厚くなって心臓の部屋が狭くなり、全身に十分な血液を送り出すことができなくなる病気です。主に遺伝や加齢によって起こります。血流が悪くなることで血栓ができやすくなり、それが血管に詰まって後ろ足の麻痺が起こったり、突然死する危険性もあります。

多発性のう胞腎

腎臓にのう胞(内部に液体のたまった袋)ができて腎臓の組織を圧迫し、腎機能が低下していく病気です。猫では遺伝的にみられることが多く、水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、食欲不振、嘔吐などの腎不全の症状がみられるようになります。

慢性腎臓病

腎臓の働きが悪くなり、体内の毒素を尿として排出できなくなってしまう病気です。高齢の猫に非常に多く、徐々に進行していきます。水をたくさん飲む、おしっこが薄くなり量が増える、食欲不振、嘔吐などの症状がみられます。
  • 猫種別飼い方ガイドには、アイペット損保のペット保険の補償対象外の傷病も掲載されている場合があります。
  • 補償開始日前からかかっていた傷病など、ご請求の内容により、保険金をお支払いできない場合もあります。

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[参考文献]
TICA(The International Cat Association)
CFA(The Cat Fanciers' Association)