ペット保険の必要性
ペット保険に加入年齢制限はあるの?
ペット保険は何歳までに加入すべき?
病気やケガのリスクは、ペットの種類や環境などさまざまな要因で変わります。
病気やケガの内容によっては、ペット保険に加入できないことがあります。
また、特定の病気や体の部位につきましては、補償しないといった条件での加入となる可能性もあります。
「何歳までに加入すべき」と一概にいえませんが、元気なうちに加入することをおすすめします。
ペット保険の新規加入・継続時の年齢制限は?
新規加入できるペットの年齢
一般的には0歳から加入できます。
ペット保険会社によって年齢制限の基準は異なりますが、8歳前後で加入できるペット保険が限られる傾向にあります。
ペット保険に新規加入の際、年齢の上限は8~12歳程度で設定されているケースが多いです。
アイペット損保のペット保険は、12歳11か月まで新規でご加入いただけます。
犬や猫の8歳~12歳は、人間に置き換えると40代後半~60代後半で、人間と同様に病気やケガのリスクが高まる年代です。
「いつかペット保険を」と考えている方は、ペットが8歳~12歳になるまでに保険の加入を検討しましょう。
継続(更新)可能なペットの年齢
終身で継続可能な場合と、何歳まで継続が可能といった年齢に上限が設けられている場合があります。
ペットの健康状態や傷病歴によって、継続できない場合もありますので注意しましょう。
ペット保険の継続年齢を確認する際は、継続時の条件をペット保険会社の商品パンフレットや、約款等で必ず確認しておきましょう。
保険金請求が多い傷病のランキング(年齢別)
実際のケースを例に、保険金請求の多い傷病を紹介します。
異物誤飲や骨折で手術が必要になると、何十万円もの診療費がかかることもあります。
診療費が気になる方は、ペット保険の加入を検討しましょう。
犬の場合:保険金請求が多い傷病のランキング(年齢別)
順位 | 0歳 | 1~6歳 | 7歳以上 |
---|---|---|---|
1位 | 異物誤飲 | 皮膚炎 | 腫瘍 |
2位 | 下痢 | 異物誤飲 | 皮膚炎 |
3位 | 外耳炎 | 外耳炎 | 心臓病 |
4位 | 骨折 | 下痢 | 歯周病 |
5位 | ケンネルコフ | かゆみ | 外耳炎 |
※2023年1月~12月のアイペット損保の保険金請求データを基にしたサンプル調査により算出
猫の場合:保険金請求が多い傷病のランキング(年齢別)
順位 | 0歳 | 1~6歳 | 7歳以上 |
---|---|---|---|
1位 | 下痢 | 下痢 | 腎臓病 |
2位 | 異物誤飲 | 膀胱炎 | 腫瘍 |
3位 | 猫カゼ | 異物誤飲 | 心臓病 |
4位 | 結膜炎 | 心臓病 | 歯周病 |
5位 | 外耳炎 | 嘔吐 | 糖尿病 |
※2023年1月~12月のアイペット損保の保険金請求データを基にしたサンプル調査により算出
0歳
犬猫ともに「下痢」が上位を占めています。
身体が未発達なため、環境や食事の変化などで影響を受けやすく、それが原因となって発生してしまうこともあります。
軽い下痢や嘔吐でも数日以上続くと、重篤になりやすい特徴があります。
また、おもちゃなどを誤飲することがあるため、ペットの行動範囲に誤って食べてしまう可能性のあるものがないか、確認しましょう。
1歳~6歳
犬は「皮膚炎」が1位です。
身体が毛に覆われている分、皮膚は人よりも薄くて繊細なので、皮膚のトラブルがとても多いです。
猫は0歳と同様に「下痢」が1位です。
普段と違う様子が見られた場合は、早めに動物病院で受診しましょう。
7歳以上
犬や猫の7歳は人間だと40代に該当するといわれています。
この時期になると「腫瘍」や「歯周病」といった病気にかかる傾向があります。
腫瘍はさまざまなケースがありますが、全身の皮膚をよくチェックして炎症やできものがないかを調べるようにしましょう。
また、定期検診で早期発見を心がけることも大切です。
年齢とともに発症しやすくなる口内の病気は、日頃から歯磨きを習慣にして予防しましょう。
寿命に影響するケースもあるため、口臭が気になる場合は動物病院で受診しましょう。
ペットの年齢で保険料や補償内容は変わる?
保険料について
一般的にペットの年齢が若いときは安く設定されており、年齢の上昇にしたがって金額が上昇していきます。
年齢が1歳ずつ上がるごと(1年契約の契約継続時)に、保険料が引き上げられていくよう設定されているケースが一般的です。
一定の年齢に達すると保険料が上昇していくケースや、アイペット損保のように一定の年齢に達すると保険料が一律で定額になるケースもあります。
ペット保険を選ぶ際には、新規加入時の保険料とあわせて、将来的にどのくらい保険料を負担することになるか確認しておきましょう。
補償内容について
一般的には、年齢が上がってもペット保険の補償内容が変わることはありません。
補償内容に影響があるのは、年齢ではなく個々の健康状態です。
たとえば、先天性の疾患や重い傷病歴があるペットの場合、年齢が若くても加入できない、あるいはその疾患に関わる部位だけ補償対象外になる可能性も考えられます。
年齢が若ければ必ずしも保険料が安く、補償内容も手厚い保険に加入できるとはいえません。
また、加入後の健康状態によっては更新ができなくなる商品もあります。
ペットの年齢がわからない!年齢不明時の対処法
ペット保険の加入確認に必要なペットの年齢は、血統書やワクチン接種証明書などの書類で確認できます。
保護犬や保護猫などをお迎えされている場合、ペットの年齢が不明なケースがあります。
血統書などの書類がなく、年齢が不明なときは、動物病院で獣医師にペットの推定年齢を相談しましょう。
まとめ
ペット保険に新規加入できる年齢の上限は8歳~12歳頃まで、継続(更新)時の年齢には制限がないケースが一般的です。
ペット保険の年齢制限と年齢別の健康リスクを把握することが大切です。
加入のタイミングに正解はありませんが、ペットがまだ若く健康なうちにペット保険を検討するとよいでしょう。