はじめてのペット保険
ペット保険のよくあるトラブルとは?
ペット保険に加入すれば、万が一の事態が起きたとしても大丈夫だろうと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、実際にペットが病気やケガになった際に、「思ったよりも保険金が少なかった」「補償対象外だった」といったトラブルが発生することもあります。
そこで今回は、ペット保険のよくあるトラブル事例をはじめ、予防策や対処方法について詳しく解説します。
ペット保険のよくあるトラブル事例

ペット保険に関するトラブル事例としてよく見受けられるのが、次の3つです。
保険金が支払われない
保険金が想定より少ない
契約継続できない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
保険金が支払われない
ペットに病気やケガなどの万が一の事態が起きた際に、保険金が支払われないといったトラブルが発生することもあります。
その理由は主に以下のとおりです。
待機期間中である
ペット保険は申し込んだその日から、補償が適用となるわけではありません。
保険会社によって異なるものの、待機期間が定められていることが多いです。
待機期間とは、保険に加入した直後であっても、保険金が支払われない期間のことを指します。
そのため、保険料の支払は発生しているにも関わらず、その期間にペットが病気になったとしても診療費は補償されません。
なお、保険商品の中には待機期間がないものもあるため、加入時に確認しておくことが大切です。
補償対象外の病気もある
加入しているペット保険の条件に当てはまらない病気やケガは補償されません。
よって、”うちの子”がなりやすい病気やケガを把握したうえで、保険商品を選ぶようにしましょう。
たとえば小型犬は「椎間板ヘルニア」や「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」=通称「パテラ」になりやすいといわれています。
しかし、保険商品によっては補償されないものもあるため注意が必要です。
支払回数・金額に限度がある
保険商品によって異なるものの、通院・入院・手術といった診療形態ごとに支払回数・金額に限度を定めているケースは多いです。
そのため、支払回数・金額が限度を超えてしまうと、保険期間が更新されるまで保険金が支払われません。
また、高額な診療費がかかった場合でも、支払限度額を超えた費用に対しては補償されないので気を付けましょう。
保険金が想定より少ない
保険金を受け取った際、思ったよりも少なかったといったトラブルも見受けられます。
その理由として、補償割合を理解していないことが挙げられるでしょう。
ペット保険には補償割合があり、「70%プラン」「50%プラン」などの設定がされています。
補償割合に応じて自己負担額が決まります。
たとえば、診療費が10万円かかった場合、それぞれのプランでの自己負担額は以下のとおりです。
| 70% | 50% | |
|---|---|---|
| 自己負担額 | 30,000円 | 50,000円 |
契約継続できない
ペット保険の多くは、自動で契約継続が行われるしくみです。
とはいえ、中には継続時に健康状態の申請を行わなくてはならない保険会社もあります。
その際に病気やケガなどがあった場合は、条件付きの更新となり、保険料が上がったり、補償内容の制限が設けられたりする可能性もあります。
ペット保険でトラブルが起きる理由とは

ペット保険でトラブルに発展しやすい理由として、以下の2つが考えられます。
条件が複雑でわかりにくいから
ペット保険は、多種多様な商品・プランがあります。
補償内容を正しく理解し、納得したうえで契約することが重要になります。
手続きが手軽に行えるようになったから
従来は書面にて手続きを行うことが主流でしたが、昨今ではインターネットで申込みが完結できる保険会社も増えています。
手続きが手軽に行える一方で、補償内容をすべて理解せずに契約してしまうケースもあります。
トラブル予防のためにできること

補償内容をよく確認する
ペット保険を選ぶ際は、”うちの子”にとってどのような補償が必要なのかを考えることが大切です。
補償割合はどのくらいなのか、支払回数・金額の限度はどのくらいかなど、実際に保険金を受け取るシーンをイメージしながら選ぶのがポイントです。
窓口精算が利用できるかなど、利便性についても考慮するとよいでしょう。
保険金が支払われない事例を確認する
補償対象となる病気やケガは保険商品によって異なります。
重要事項説明書等、保険会社が提供している資料に目を通し、特に「補償対象外となるケース」などの内容を重点的に確認することが大切です。
加入時の告知は正確に行う
契約時に保険会社に対して告知するペットの生年月日や傷病歴は、正確に入力しましょう。
誤りがあった場合は、保険金が支払われないだけではなく、契約解除になるおそれもあります。
「なぜペット保険の加入時には告知が必要なの?」ではペット保険の告知に関してより詳しく解説しているので、こちらもぜひご確認ください。
ペット保険についてトラブルが発生した場合の対処法

どんなに予防策を講じていても、トラブルになるケースもあるでしょう。
トラブルが発生した場合には、以下の2つの対処方法があります。
クーリングオフ制度を利用する
契約をしたあとでも、一定の期間内であればクーリングオフ制度で解約をすることが可能です。
基本的に保険期間が1年以上の保険商品を契約した場合、クーリングオフの対象です。
また、保険会社によっては独自にクーリングオフ制度を設けているケースもあります。
利用する際は、一度確認することをおすすめします。
消費生活センターに相談する
ペット保険の契約や保険金の支払について、保険会社に問合せても解決できない場合は、最寄りの消費生活センターに相談するのも一つの手です。
また、保険会社のホームページや重要事項説明書に記載されている指定紛争解決機関に連絡するのもよいでしょう。
まとめ
ペット保険に加入する際は補償内容をしっかりと理解することが大切です。
補償内容を誤って認識していたことで、トラブルが起きることは珍しくありません。
また、加入時の告知は正しく行うように心がけるほか、ペットに万全の備えをしてあげられるよう、不明な点は事前に解消してから申し込むようにしましょう。